イタリア・スイス旅行記の第17回です。
4日目はローマに向け移動します。
ローマの夜景を見るため、ローマの街をひたすら歩きました。
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■ 4日目 2012年5月1日 火曜日
無事ローマに到着しました。時刻は20時半、夜です。
これからレストランに行って夕食にしてもいいのですが、そんなことよりローマの夜景をこの目で見たいです。明日は21時からサッカー観戦で遅くなりますし、明後日は夕方フィレンツェに移動しますから、夜景を見るチャンスは今夜しかありません。
夜の独り歩きは危ないという情報もありますが、大金を持たなければ大丈夫でしょう。
まずは地下鉄でコロッセオへ。ローマパスがあるので地下鉄乗り放題です。
先ほどティブルティーナ液からテルミニ駅まで乗った落書きだらけの車両とは違い、この車両は新しく落書きもありません。なるほど、この新車を順次導入して古い車両は廃車にするつもりだから、落書きを消さずに放置しているのでしょうか。
ローマ時代の巨大な闘技場、コロッセオ。
地下鉄駅の目の前に建つ巨大な歴史的建造物は、黄色い照明でライトアップされています。
不思議な光景です。皆写真を撮っていました。
夜なのでコロッセオの中に入ることはできません。私はコロッセオの周りをうろうろと歩きながら写真を撮りました。
コロッセオの近くにあるコンスタンティヌスの凱旋門もライトアップされていました。
コンスタンティヌスがミルヴィオ橋の戦いでマクセンティウスを破ったことを記念し、315年に建造されました。1700年も前に造られたものですが、とても美しいですね。
再び地下鉄に乗り次の目的地、チルコ・マッシモに移動です。
今度は落書きだらけの旧型車。車内も薄暗くてちょっと怖いです。
チルコマッシモ駅に到着。やっぱりこの落書き消した方がいいですよ。怖いです。
チルコマッシモはローマ時代の大競技場跡で、映画『ベンハー』でもおなじみの戦車レースなどが行われました。当時は10万人を収容できたそうです。今は細長い広場となっています。夜に見学する場所ではありません。
わざわざ夜にやってきた理由は、「地球の歩き方」に「チルコマッシモに面した丘の上からライトアップされたフォロ・ロマーノ(ローマ時代の古代遺跡)がよく見える」と書いてあったからです。
しかし実際はライトアップなどされていません。真っ暗です。
チクショウ!地球の歩き方に騙されました。だから「地球の迷い方」なんて揶揄されるんです。
幸い怪しい人はおらず、速足でチルコマッシモ通りを歩きました。
チルコ・マッシモの脇を歩き、真実の口で有名な教会の前に出ました。
真実の口は海神トリトンの顔をした大きな円盤です。映画「ローマの休日」にも出てきた非常に有名な観光スポットで、うそつきが口に手を入れるとかまれてしまうという言い伝えがあります。
もちろん夜なので見学することはできません。
教会から道路を挟んで向かい側に神殿があり、怪しくライトアップされています。
この円形の神殿はヴェスタの神殿という古代ローマの神殿です。
ここから有名なトレヴィの泉を目指して歩きます。
しばらく歩くとまたしても遺跡がありました。フォロ・トライアーノと呼ばれています。
正面に見えてきた建物はエマニュエーレ2世記念堂です。テラスから見るローマの景色がすばらしいのだそうです。
階段を登ります。
カンピドーリオ広場に出ました。エマニュエーレ2世記念堂の脇にあり、ローマ市庁舎とカピトリーニ美術館に囲まれています。
広場から階段に降りるとまた遺跡がありました。ローマはどこにいっても遺跡に出くわしますね。
美しくライトアップされています。とても幻想的です。
トラヤスヌ1世の記念柱が建っています。ここのライトアップはちょっと怪しい雰囲気です。古代史へのロマンがあふれていますね。
トレヴィの泉への道を進みます。時間は限られていますから、速足でガンガン歩きました。
この美しい建物はなんでしょう。イタリア国旗がはためいていました。
この建物もいいです。すごい。ローマは見どころばかりじゃありませんか。
そしてトレヴィの泉に到着。時刻は22時を過ぎています。
これがあの、有名な・・・。息をのみつつ、写真を撮りました。
泉はもちろん、彫刻の装飾も美しいですね。
夜も遅いというのにトレヴィ泉の周りは観光客であふれており、とても賑やかです。
スリには注意しましょう。
次はパンテオンに行ってみましょう。この通りはレストランやお土産を売る露店が並び、かなりにぎやかでした。
ヨーロッパの人たちは外で食事をするのが大好きなようです。
パンテオンの前に出ました。
パンテオンとは「あらゆる神を祭った神殿」という意味です。2000年前に建てられた神殿が完全な形で残っていおり、大変貴重な歴史的建造物なのだそうです。
ミケランジェロが「天使の設計」と賞賛したほど美しい建物で、その美しさゆえローマ人の信仰がキリスト教に変わっても取り壊されずに済んだと言われています。
確かに美しいですね。ライトアップされて非常に幻想的な姿を見せています。
そして人がやたら多いです。スリに気をつけねば。
次はナヴォナ広場にやってきました。
ナヴォナはお菓子のホームラン王。ナヴォナ広場はローマ観光のホームラン王です。
ナヴォナ広場は今から2000年以上前に古代ローマのドミティアヌス帝が造らせた競技場跡で、ローマで最も美しい広場と言われています。実際その通りだと思いました。
縦に細長い広場の中心にあるのはベルニーニ作の「四大河の噴水」です。
「四大河の噴水」はベルニーニの最高傑作の一つと言われているそうです。
四大河とはナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川のことで、噴水の中心にはそれぞれを擬人化した4体の男性像とオベリスクがあります。広場にドーンと鎮座するその噴水は迫力十分。すばらしい芸術です。
絵をかく人、楽器を弾く人、ナヴォナ広場は夜でもにぎやかです。
ナヴォナ広場から北に歩くとサンタンジェロ城が見えてきました。
サンタンジェロ城は139年にローマ皇帝ハドリアヌスの霊廟として完成し、中世以降は要塞になったり牢獄になったり、教皇の居所になったりした城です。
サンタンジェロ橋は美しくライトアップされています。遠くに見えるヴァチカンのサンピエトロ大聖堂と相まってとても幻想的です。
私は橋の欄干にカメラを置き、魅入られたかのように写真を撮りました。
すばらしい写真が撮れた、と思います。
サンタンジェロ橋を渡ってテヴェレ川の対岸にあるサンタンジェロ城の前まで行ってみました。
サンタンジェロ橋には天使の彫像がずらりと並んでいます。
ヴァチカンのサンピエトロ大聖堂に至るヴィットリオ・エマニュエーレ2世橋です。
ライトアップされてとても美しいです。
ヴァチカンに来てしまいました。
向う側にはサンピエトロ大聖堂が見えています。
サンピエトロ大聖堂。とても大きな建物です。時刻は23時。聖堂前の広場が柵で閉鎖され、聖堂に近づくことはできません。
昼間は人で埋まるであろうサンピエトロ寺院周辺ですが、深夜はあまり人がいません。
ヴァチカン美術館に脇の通りを歩き、地下鉄駅に向かいます。
ローマの夜景は素晴らしいですよ。思わず夕飯を食べるのも忘れて3時間ぶっ通しで歩いてしまいました。
さすがにお腹が空いたので途中の店でテイクアウトのピザを買い、歩きながら食べました。
オッタビアーノ駅から地下鉄に乗り、ホテルに帰ります。時刻は23時30分です。
車両は新しくて清潔で、夜遅いにもかかわらず座席がふさがるほどの混み具合でした。
テルミニ駅の一つ手前のレップブリカ駅で下車。ここからの方がホテルに近いのです。
地上に上がるとレップブリカ広場があり、広場に面して教会もありました。
岩石をくりぬいて作られたかのような、不思議な形の教会です。
そし共和国広場(レップブリカ広場)。噴水を取り巻く光の輪。すばらしい!なんて美しい造形美なんでしょう。
イタリアの夜景は素晴らしいですね。これを見るなら夕食よりも夜景優先でいいと思いました。
そろそろ日付が変わります。私はしばらく広場に立ち尽くして夜景を堪能した後、ホテルまで歩いて帰りました。
途中の飲み屋では酔客同士が喧嘩して大騒ぎになっていましたが、速足で現場を横切りホテル到着。1時過ぎに就寝しました。
明日はコロッセオ、フォロロマーノなどを見学し、夜はスタディオ・オリンピコでサッカー観戦です。
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無事ローマに到着しました。時刻は20時半、夜です。
これからレストランに行って夕食にしてもいいのですが、そんなことよりローマの夜景をこの目で見たいです。明日は21時からサッカー観戦で遅くなりますし、明後日は夕方フィレンツェに移動しますから、夜景を見るチャンスは今夜しかありません。
夜の独り歩きは危ないという情報もありますが、大金を持たなければ大丈夫でしょう。
まずは地下鉄でコロッセオへ。ローマパスがあるので地下鉄乗り放題です。
先ほどティブルティーナ液からテルミニ駅まで乗った落書きだらけの車両とは違い、この車両は新しく落書きもありません。なるほど、この新車を順次導入して古い車両は廃車にするつもりだから、落書きを消さずに放置しているのでしょうか。
ローマ時代の巨大な闘技場、コロッセオ。
地下鉄駅の目の前に建つ巨大な歴史的建造物は、黄色い照明でライトアップされています。
不思議な光景です。皆写真を撮っていました。
夜なのでコロッセオの中に入ることはできません。私はコロッセオの周りをうろうろと歩きながら写真を撮りました。
コロッセオの近くにあるコンスタンティヌスの凱旋門もライトアップされていました。
コンスタンティヌスがミルヴィオ橋の戦いでマクセンティウスを破ったことを記念し、315年に建造されました。1700年も前に造られたものですが、とても美しいですね。
再び地下鉄に乗り次の目的地、チルコ・マッシモに移動です。
今度は落書きだらけの旧型車。車内も薄暗くてちょっと怖いです。
チルコマッシモ駅に到着。やっぱりこの落書き消した方がいいですよ。怖いです。
チルコマッシモはローマ時代の大競技場跡で、映画『ベンハー』でもおなじみの戦車レースなどが行われました。当時は10万人を収容できたそうです。今は細長い広場となっています。夜に見学する場所ではありません。
わざわざ夜にやってきた理由は、「地球の歩き方」に「チルコマッシモに面した丘の上からライトアップされたフォロ・ロマーノ(ローマ時代の古代遺跡)がよく見える」と書いてあったからです。
しかし実際はライトアップなどされていません。真っ暗です。
チクショウ!地球の歩き方に騙されました。だから「地球の迷い方」なんて揶揄されるんです。
幸い怪しい人はおらず、速足でチルコマッシモ通りを歩きました。
チルコ・マッシモの脇を歩き、真実の口で有名な教会の前に出ました。
真実の口は海神トリトンの顔をした大きな円盤です。映画「ローマの休日」にも出てきた非常に有名な観光スポットで、うそつきが口に手を入れるとかまれてしまうという言い伝えがあります。
もちろん夜なので見学することはできません。
教会から道路を挟んで向かい側に神殿があり、怪しくライトアップされています。
この円形の神殿はヴェスタの神殿という古代ローマの神殿です。
ここから有名なトレヴィの泉を目指して歩きます。
しばらく歩くとまたしても遺跡がありました。フォロ・トライアーノと呼ばれています。
正面に見えてきた建物はエマニュエーレ2世記念堂です。テラスから見るローマの景色がすばらしいのだそうです。
階段を登ります。
カンピドーリオ広場に出ました。エマニュエーレ2世記念堂の脇にあり、ローマ市庁舎とカピトリーニ美術館に囲まれています。
広場から階段に降りるとまた遺跡がありました。ローマはどこにいっても遺跡に出くわしますね。
美しくライトアップされています。とても幻想的です。
トラヤスヌ1世の記念柱が建っています。ここのライトアップはちょっと怪しい雰囲気です。古代史へのロマンがあふれていますね。
トレヴィの泉への道を進みます。時間は限られていますから、速足でガンガン歩きました。
この美しい建物はなんでしょう。イタリア国旗がはためいていました。
この建物もいいです。すごい。ローマは見どころばかりじゃありませんか。
そしてトレヴィの泉に到着。時刻は22時を過ぎています。
これがあの、有名な・・・。息をのみつつ、写真を撮りました。
泉はもちろん、彫刻の装飾も美しいですね。
夜も遅いというのにトレヴィ泉の周りは観光客であふれており、とても賑やかです。
スリには注意しましょう。
次はパンテオンに行ってみましょう。この通りはレストランやお土産を売る露店が並び、かなりにぎやかでした。
ヨーロッパの人たちは外で食事をするのが大好きなようです。
パンテオンの前に出ました。
パンテオンとは「あらゆる神を祭った神殿」という意味です。2000年前に建てられた神殿が完全な形で残っていおり、大変貴重な歴史的建造物なのだそうです。
ミケランジェロが「天使の設計」と賞賛したほど美しい建物で、その美しさゆえローマ人の信仰がキリスト教に変わっても取り壊されずに済んだと言われています。
確かに美しいですね。ライトアップされて非常に幻想的な姿を見せています。
そして人がやたら多いです。スリに気をつけねば。
次はナヴォナ広場にやってきました。
ナヴォナはお菓子のホームラン王。ナヴォナ広場はローマ観光のホームラン王です。
ナヴォナ広場は今から2000年以上前に古代ローマのドミティアヌス帝が造らせた競技場跡で、ローマで最も美しい広場と言われています。実際その通りだと思いました。
縦に細長い広場の中心にあるのはベルニーニ作の「四大河の噴水」です。
「四大河の噴水」はベルニーニの最高傑作の一つと言われているそうです。
四大河とはナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川のことで、噴水の中心にはそれぞれを擬人化した4体の男性像とオベリスクがあります。広場にドーンと鎮座するその噴水は迫力十分。すばらしい芸術です。
絵をかく人、楽器を弾く人、ナヴォナ広場は夜でもにぎやかです。
ナヴォナ広場から北に歩くとサンタンジェロ城が見えてきました。
サンタンジェロ城は139年にローマ皇帝ハドリアヌスの霊廟として完成し、中世以降は要塞になったり牢獄になったり、教皇の居所になったりした城です。
サンタンジェロ橋は美しくライトアップされています。遠くに見えるヴァチカンのサンピエトロ大聖堂と相まってとても幻想的です。
私は橋の欄干にカメラを置き、魅入られたかのように写真を撮りました。
すばらしい写真が撮れた、と思います。
サンタンジェロ橋を渡ってテヴェレ川の対岸にあるサンタンジェロ城の前まで行ってみました。
サンタンジェロ橋には天使の彫像がずらりと並んでいます。
ヴァチカンのサンピエトロ大聖堂に至るヴィットリオ・エマニュエーレ2世橋です。
ライトアップされてとても美しいです。
ヴァチカンに来てしまいました。
向う側にはサンピエトロ大聖堂が見えています。
サンピエトロ大聖堂。とても大きな建物です。時刻は23時。聖堂前の広場が柵で閉鎖され、聖堂に近づくことはできません。
昼間は人で埋まるであろうサンピエトロ寺院周辺ですが、深夜はあまり人がいません。
ヴァチカン美術館に脇の通りを歩き、地下鉄駅に向かいます。
ローマの夜景は素晴らしいですよ。思わず夕飯を食べるのも忘れて3時間ぶっ通しで歩いてしまいました。
さすがにお腹が空いたので途中の店でテイクアウトのピザを買い、歩きながら食べました。
オッタビアーノ駅から地下鉄に乗り、ホテルに帰ります。時刻は23時30分です。
車両は新しくて清潔で、夜遅いにもかかわらず座席がふさがるほどの混み具合でした。
テルミニ駅の一つ手前のレップブリカ駅で下車。ここからの方がホテルに近いのです。
地上に上がるとレップブリカ広場があり、広場に面して教会もありました。
岩石をくりぬいて作られたかのような、不思議な形の教会です。
そし共和国広場(レップブリカ広場)。噴水を取り巻く光の輪。すばらしい!なんて美しい造形美なんでしょう。
イタリアの夜景は素晴らしいですね。これを見るなら夕食よりも夜景優先でいいと思いました。
そろそろ日付が変わります。私はしばらく広場に立ち尽くして夜景を堪能した後、ホテルまで歩いて帰りました。
途中の飲み屋では酔客同士が喧嘩して大騒ぎになっていましたが、速足で現場を横切りホテル到着。1時過ぎに就寝しました。
明日はコロッセオ、フォロロマーノなどを見学し、夜はスタディオ・オリンピコでサッカー観戦です。
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めちゃくちゃ歩きましたねー!
私もほぼ同じ場所を巡りましたが…^^;
しかし、私はほとんど日中でしたので夜景の写真には感動です。
夜はお酒を飲んでました。
料理も美味しいですよね。