イタリア・スイス旅行記の第40回です。
イタリア旅行も後半となりました。9日目の夜はサッカー観戦。
ミラノに本拠を置くインテル・ミラノとACミランが対戦するミラノダービーは街を挙げてのお祭り騒ぎになります。
長友も出場したこの試合を現地観戦しました。まずは前編です。
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■ 9日目 2012年5月6日 日曜日
19:15ごろにホテルを出てミラノダービーを観に出かけました。ミラノに本拠を置くインテル・ミラノとACミランが激突するダービーマッチです。スタジアムはミラノ中心部からやや外れた場所にあるサン・シーロ。正式名称はスタディオ・ジュセッペ・メアッツァ。世界的に有名なスタジアムの一つです。なんと80010人もの大観衆を収容することができます。
サン・シーロへの行き方は2通りあります。
1つ目は16番のトラムに乗り、終点で下車で下車する方法。
16番はドゥオーモや『最後の晩餐』の教会を通ってサンシーロまで行くトラムです。しかし、調べてみたところ、2012年5月現在16番トラムはサンシーロの近くまで行っておらず、トラムの終点からバスに乗らなければならないようです。これだと時間がかかってしまいます。
2つ目の方法は地下鉄で近くの駅まで行って歩く方法。
ミラノ中央駅から地下鉄2号線に乗り、ミラノカルドナ駅で1号線に乗り換えてロット駅下車、そこから徒歩20分です。歩く距離が長いですが、トラムと違って時間が読めるので今回は地下鉄にしました。
ミラノ中央駅からカルドナ駅へ。ミラノ・カルドナ駅の1号線のホームはこれからサッカーを見に行く客で混み合っていました。
注意しなければならないのは、1号線は途中から二手に分かれており、片方はサンシーロに行かないことです。間違えないようにしなければなりません。
私はホームに入ってきた列車に何も考えず乗ってしまったのですが、行先が違うことに気づいてあわてて降りました。するとおばさんから声をかけられました。
「サッカーを見に来たの?今の電車はサンシーロ行かないから降りて正解よ。次の電車にのりなさい」
「ありがとうございます」
「どちらを応援するの?」
「インテルです」
「インテル?私もインテリスタなのよ?楽しんでね」
インテルを応援するサポーターをインテリスタ、ACミランを応援するサポーターをミラニスタと言います。今日は私もにわかインテリスタです。それにしてもミラノはなかなか親切な人が多いようです。
サンシーロに行く電車はすぐにやってきました。車内は満員です。
ミラニスタもインテリスタも混じっていますが、特にトラブルはないようです。
そして地下鉄の車内で男女問わず瓶ビールをラッパ飲みしています。サンシーロは飲み物の持ち込みができず、内部でお酒が売られていないので、スタジアムに着くまでに酒を飲み、酔っぱらった状態でスタジアムに入るようです。
カルドナ駅から20分ほどでロット駅に到着しました。ここから住宅地の中の道を20分ほど歩きます。
一本道なので迷うことはありません。歩道の脇にはグッズや食べ物を売る店が出ていました。
巨大なサッカースタジアム、サンシーロが見えてきました。
スタジアム周辺は熱気に包まれています。まずはチケットを受け取らなければなりません。
チケット代行屋の現地スタッフがスタジアムの15番ゲート前にいるというのですが、15番ゲートはスタジアムの反対側、人込みをかき分けて10分ほど歩き、なんとか集合時間ぎりぎりに現地スタッフを見つけました。
現地スタッフからはチケット、チケットの名義変更したことを示す証明書類を渡されました。もらったチケットには他人の名前が書いてあります。要は他人の年間チケットを買い、名義変更した形になっているのです。イタリアではダフ屋対策のためチケットが記名式になっており、現地スタッフからも「入場ゲートでチケットの名義の確認がありますから、名義変更の書類とパスポートを見せてください」と言われました。
大混雑する15番ゲートから入場。確認されたのはチケットだけで、書類もパスポートも要求されませんでした。日本人だからでしょうか。
通路を歩いて自分の席を歩きます。サンシーロ内部の通路は薄暗く、殺風景です。トイレも少なく、規模の割には充実していない印象を受けました。
通路はものすごい人。スリに会わないように気を付けなければなりません。
思ったよりも日本人が少ないようです。長友が出るミラノダービーですから日本人だらけかと思ったのですが。
サンシーロに入りました。それにしても広い。スタジアムの迫力と熱気に早くも圧倒されました。
私の席はホームであるインテル側のバックスタンドで、ゴール裏の近くです。ちょっとポールが邪魔で見にくいですね。
すでに同じチケット代行屋からチケットを買ったらしい日本人が6人ほど固まって座っており、試合前に少し話をしました。カップルや夫婦、友人同士など様々です。
「どうも、よろしくお願いします」
「こちらこそよろしく」「
「いよいよ始まりますね」
「ずっとミラノダービーを観たかったんですよ。今日は夢がかないました」
「ところで、思ったより日本人を見かけませんね」
「今日は日曜日ですからね。真面目な日本人は昨日の飛行機に乗って、日曜に帰国して、月曜から出勤するんじゃないですか?」
「ならば、今ここにいる我々は不真面目な日本人ですね」
「ははは、そうですね」
「いいじゃないですか不真面目でも。ミラノダービーを観られるなら会社だって休みますよ」
月曜どころか水曜日までお休みする私はちょっと肩身が狭いです。でも夢を実現するためには会社を休むことも、たまにはあっていいと思います。
選手が出てきました。
今日は13シーズンもの間インテルでプレーしたコロンビア代表DFイバン・コルドバの引退試合ということで、みんな彼の背番号2をつけています。コルドバはインテルで13シーズンもプレーした35歳のヴェテランです。
インテルのゴール裏です。
イバン・コルドバに声援を送るインテリスタ達。
引退セレモニーが行われています。
サポーターに手を振るイバン・コルドバ。
こちらはアウェーのACミラン側です。ゴール裏1階席は両チームのサポーターが混在し、2階席はミラニスタがぎっしりです。
ビッグフラッグが掲げられました。
スターティングイレブンの発表です。まずはACミランから。
システムは4−4−2。
GK アッビアーティ(35’アメリア)
DF ボネーラ(21’デ・シーリョ) ・ジェベス・ネスタ・アバーテ
MF ファン・ボメル・ムンタリ(78’カッサーノ)・ノチェリーノ・ボアテリング
FW ロビーニョ・イブラヒモビッチ
続いてインテルです。システムは4−3−3。
GK ジュリオ・セーザル
DF マイコン・ルシオ・サムエル・長友
MF カンビアッソ・グアリン(62’オビ)・サネッティ
FW スナイデル(84’コルドバ)・アルヴァレス(75’パッツィーニ)・ミリート
長友が先発です。実は4月の時点では長友がベンチスタートになったり欠場したりすることがあり、ちゃんと出場するか心配していたのです。とりあえずはほっとしました。
なお、このフォーメーションは試合開始後に変更され、スナイデルとアルヴァレスが2列目に下がり、ミリートがワントップになっています。
今日で引退のコルドバはベンチです。
バックスタンド前方で旗を振るインテルサポーター。
ACミランのゴール裏。見事なコレオグラフィーです。
何か出てきました。
今日はシーズンの大詰め。ACミランは勝ち点差3で2位につけています。今日のミラノダービーでインテルが勝つか引き分け、別会場で行われている試合でユベントスが勝つとユベントスの優勝が決まります。ACミランにとっては勝たないと優勝の目が消えるので絶対に勝たなければならない試合です。一方インテルはヨーロッパチャンピオンズリーグの出場権を得るためには3位に入らなければならず、3位と勝ち点差3の6位のインテルも負けられません。
選手たちがピッチに現れました。いよいよ試合開始。ミラノダービーが始まります。
意地と意地のぶつかり合い、大変な試合になりそうです。
今日の長友はサイドから積極的に攻め上がっていました。
攻守どの場面にも長友が顔を出しています。
ゴール近くで倒される長友。
息詰まる熱戦です。
私は飲み物を売る兄ちゃんから4ユーロでコーラのペットボトルを買い、事前にスーパーで買ったお菓子をかじりながら観戦しました。
スタジアムの熱狂と声援の大きさがものすごいです。これが現場ならではの迫力でしょう。圧倒されました。
味方ゴール付近でライン際を走る長友。
そうかと思えばもう敵ゴール近くに攻め上がっています。長友の運動量は底なしです。
この直後の前半11分。ゴール前に詰めていた長友がこぼれ球を拾ってシュートしますが惜しくも阻まれました。
インテルのゴールに攻め込むACミラン。
インテル守ります。
ACミランのイブラヒモビッチが追う長友を振り切ってシュートを打つもインテルのキーパーが阻みました。
盛り上がるゴール裏。
長友がまた攻め上がります。
前半14分。インテルのスナイデルのフリーキックにサムエルが反応してシュート。
キーパーがはじいたこぼれ球を中央でフリーになっていたミリートがごっつぁんゴールを決めて1−0。前半14分、インテルが先制しました。
試合の流れはインテルに。また長友が切り込みます。
前半19分、スナイデルのシュートのこぼれ球をルシオが押し込みましたが、判定はオフサイド。2点目が取り消されます。
ACミランも果敢に攻めます。
しかし前半21分。ACミランのDFボネーラが負傷し、デ・シリオに交代します。
今日の長友は動きが切れています。強引に止めに行くACミランのDFアバーテ。
タックルを受けて転倒した長友。カードはありませんでした。
縦横無尽に動く長友。
前半32分。インテルはスナイデルのコーナーキックからカンビアッソが頭で合わせてゴール!
と思いきや、ゴールラインを割っていないとのことでノーゴールになってしまいました。
これはどうなんでしょう。客席から見れば完全にゴールですよ。
インテルサポーターは大荒れ。ゴール裏2階席がヒートアップしてきました。半裸の男が吠えています。
長友のスローイン。
前半32分には長友のクロスからスナイデルがシュートを放ちますが惜しくもキーパーのアッビアーティに阻まれゴールなりません。
しかしこのプレーでアッビアーティは脚を負傷。控えキーパーのアメーリアと交代しました。
ACミランは前半で2人負傷交代とやや苦しい展開です。
ボールをキープする長友に襲い掛かるロビーニョ。しかし各国の代表クラスと対等に渡り合う日本人がいるなんて、昔を思えば胸が熱くなります。
世界の最高峰で堂々とプレーする長友は本当に素晴らしいですね。
インテル優勢かと思われた前半44分。インテルゴールに攻め込んだACミランのボアテリングがキーパーのジュリオ・セザールに止められたところで、なんと審判がキーパーにイエローカードを提示。ペナルティキックが宣告されてしまいました。
なぜPKなんだ!インテルの選手たちが審判に詰め寄ります。
怒り狂うインテルサポーター。この判定には各方面から疑問の声が上がり、試合後のガゼッタ紙によると審判の評価は最低評価の3.0となっていました。
イブラヒモビッチが冷静に決めて1−1。同点になってしまいました。
同点を喜ぶミランサポーター。ゴール裏からは発煙筒が焚かれました。
後半終了間際。ミラノ選手が倒されてもめています。どうも試合がきな臭くなりました。
結局1−1で前半が終了。後半はどうなるのでしょうか。
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19:15ごろにホテルを出てミラノダービーを観に出かけました。ミラノに本拠を置くインテル・ミラノとACミランが激突するダービーマッチです。スタジアムはミラノ中心部からやや外れた場所にあるサン・シーロ。正式名称はスタディオ・ジュセッペ・メアッツァ。世界的に有名なスタジアムの一つです。なんと80010人もの大観衆を収容することができます。
サン・シーロへの行き方は2通りあります。
1つ目は16番のトラムに乗り、終点で下車で下車する方法。
16番はドゥオーモや『最後の晩餐』の教会を通ってサンシーロまで行くトラムです。しかし、調べてみたところ、2012年5月現在16番トラムはサンシーロの近くまで行っておらず、トラムの終点からバスに乗らなければならないようです。これだと時間がかかってしまいます。
2つ目の方法は地下鉄で近くの駅まで行って歩く方法。
ミラノ中央駅から地下鉄2号線に乗り、ミラノカルドナ駅で1号線に乗り換えてロット駅下車、そこから徒歩20分です。歩く距離が長いですが、トラムと違って時間が読めるので今回は地下鉄にしました。
ミラノ中央駅からカルドナ駅へ。ミラノ・カルドナ駅の1号線のホームはこれからサッカーを見に行く客で混み合っていました。
注意しなければならないのは、1号線は途中から二手に分かれており、片方はサンシーロに行かないことです。間違えないようにしなければなりません。
私はホームに入ってきた列車に何も考えず乗ってしまったのですが、行先が違うことに気づいてあわてて降りました。するとおばさんから声をかけられました。
「サッカーを見に来たの?今の電車はサンシーロ行かないから降りて正解よ。次の電車にのりなさい」
「ありがとうございます」
「どちらを応援するの?」
「インテルです」
「インテル?私もインテリスタなのよ?楽しんでね」
インテルを応援するサポーターをインテリスタ、ACミランを応援するサポーターをミラニスタと言います。今日は私もにわかインテリスタです。それにしてもミラノはなかなか親切な人が多いようです。
サンシーロに行く電車はすぐにやってきました。車内は満員です。
ミラニスタもインテリスタも混じっていますが、特にトラブルはないようです。
そして地下鉄の車内で男女問わず瓶ビールをラッパ飲みしています。サンシーロは飲み物の持ち込みができず、内部でお酒が売られていないので、スタジアムに着くまでに酒を飲み、酔っぱらった状態でスタジアムに入るようです。
カルドナ駅から20分ほどでロット駅に到着しました。ここから住宅地の中の道を20分ほど歩きます。
一本道なので迷うことはありません。歩道の脇にはグッズや食べ物を売る店が出ていました。
巨大なサッカースタジアム、サンシーロが見えてきました。
スタジアム周辺は熱気に包まれています。まずはチケットを受け取らなければなりません。
チケット代行屋の現地スタッフがスタジアムの15番ゲート前にいるというのですが、15番ゲートはスタジアムの反対側、人込みをかき分けて10分ほど歩き、なんとか集合時間ぎりぎりに現地スタッフを見つけました。
現地スタッフからはチケット、チケットの名義変更したことを示す証明書類を渡されました。もらったチケットには他人の名前が書いてあります。要は他人の年間チケットを買い、名義変更した形になっているのです。イタリアではダフ屋対策のためチケットが記名式になっており、現地スタッフからも「入場ゲートでチケットの名義の確認がありますから、名義変更の書類とパスポートを見せてください」と言われました。
大混雑する15番ゲートから入場。確認されたのはチケットだけで、書類もパスポートも要求されませんでした。日本人だからでしょうか。
通路を歩いて自分の席を歩きます。サンシーロ内部の通路は薄暗く、殺風景です。トイレも少なく、規模の割には充実していない印象を受けました。
通路はものすごい人。スリに会わないように気を付けなければなりません。
思ったよりも日本人が少ないようです。長友が出るミラノダービーですから日本人だらけかと思ったのですが。
サンシーロに入りました。それにしても広い。スタジアムの迫力と熱気に早くも圧倒されました。
私の席はホームであるインテル側のバックスタンドで、ゴール裏の近くです。ちょっとポールが邪魔で見にくいですね。
すでに同じチケット代行屋からチケットを買ったらしい日本人が6人ほど固まって座っており、試合前に少し話をしました。カップルや夫婦、友人同士など様々です。
「どうも、よろしくお願いします」
「こちらこそよろしく」「
「いよいよ始まりますね」
「ずっとミラノダービーを観たかったんですよ。今日は夢がかないました」
「ところで、思ったより日本人を見かけませんね」
「今日は日曜日ですからね。真面目な日本人は昨日の飛行機に乗って、日曜に帰国して、月曜から出勤するんじゃないですか?」
「ならば、今ここにいる我々は不真面目な日本人ですね」
「ははは、そうですね」
「いいじゃないですか不真面目でも。ミラノダービーを観られるなら会社だって休みますよ」
月曜どころか水曜日までお休みする私はちょっと肩身が狭いです。でも夢を実現するためには会社を休むことも、たまにはあっていいと思います。
選手が出てきました。
今日は13シーズンもの間インテルでプレーしたコロンビア代表DFイバン・コルドバの引退試合ということで、みんな彼の背番号2をつけています。コルドバはインテルで13シーズンもプレーした35歳のヴェテランです。
インテルのゴール裏です。
イバン・コルドバに声援を送るインテリスタ達。
引退セレモニーが行われています。
サポーターに手を振るイバン・コルドバ。
こちらはアウェーのACミラン側です。ゴール裏1階席は両チームのサポーターが混在し、2階席はミラニスタがぎっしりです。
ビッグフラッグが掲げられました。
スターティングイレブンの発表です。まずはACミランから。
システムは4−4−2。
GK アッビアーティ(35’アメリア)
DF ボネーラ(21’デ・シーリョ) ・ジェベス・ネスタ・アバーテ
MF ファン・ボメル・ムンタリ(78’カッサーノ)・ノチェリーノ・ボアテリング
FW ロビーニョ・イブラヒモビッチ
続いてインテルです。システムは4−3−3。
GK ジュリオ・セーザル
DF マイコン・ルシオ・サムエル・長友
MF カンビアッソ・グアリン(62’オビ)・サネッティ
FW スナイデル(84’コルドバ)・アルヴァレス(75’パッツィーニ)・ミリート
長友が先発です。実は4月の時点では長友がベンチスタートになったり欠場したりすることがあり、ちゃんと出場するか心配していたのです。とりあえずはほっとしました。
なお、このフォーメーションは試合開始後に変更され、スナイデルとアルヴァレスが2列目に下がり、ミリートがワントップになっています。
今日で引退のコルドバはベンチです。
バックスタンド前方で旗を振るインテルサポーター。
ACミランのゴール裏。見事なコレオグラフィーです。
何か出てきました。
今日はシーズンの大詰め。ACミランは勝ち点差3で2位につけています。今日のミラノダービーでインテルが勝つか引き分け、別会場で行われている試合でユベントスが勝つとユベントスの優勝が決まります。ACミランにとっては勝たないと優勝の目が消えるので絶対に勝たなければならない試合です。一方インテルはヨーロッパチャンピオンズリーグの出場権を得るためには3位に入らなければならず、3位と勝ち点差3の6位のインテルも負けられません。
選手たちがピッチに現れました。いよいよ試合開始。ミラノダービーが始まります。
意地と意地のぶつかり合い、大変な試合になりそうです。
今日の長友はサイドから積極的に攻め上がっていました。
攻守どの場面にも長友が顔を出しています。
ゴール近くで倒される長友。
息詰まる熱戦です。
私は飲み物を売る兄ちゃんから4ユーロでコーラのペットボトルを買い、事前にスーパーで買ったお菓子をかじりながら観戦しました。
スタジアムの熱狂と声援の大きさがものすごいです。これが現場ならではの迫力でしょう。圧倒されました。
味方ゴール付近でライン際を走る長友。
そうかと思えばもう敵ゴール近くに攻め上がっています。長友の運動量は底なしです。
この直後の前半11分。ゴール前に詰めていた長友がこぼれ球を拾ってシュートしますが惜しくも阻まれました。
インテルのゴールに攻め込むACミラン。
インテル守ります。
ACミランのイブラヒモビッチが追う長友を振り切ってシュートを打つもインテルのキーパーが阻みました。
盛り上がるゴール裏。
長友がまた攻め上がります。
前半14分。インテルのスナイデルのフリーキックにサムエルが反応してシュート。
キーパーがはじいたこぼれ球を中央でフリーになっていたミリートがごっつぁんゴールを決めて1−0。前半14分、インテルが先制しました。
試合の流れはインテルに。また長友が切り込みます。
前半19分、スナイデルのシュートのこぼれ球をルシオが押し込みましたが、判定はオフサイド。2点目が取り消されます。
ACミランも果敢に攻めます。
しかし前半21分。ACミランのDFボネーラが負傷し、デ・シリオに交代します。
今日の長友は動きが切れています。強引に止めに行くACミランのDFアバーテ。
タックルを受けて転倒した長友。カードはありませんでした。
縦横無尽に動く長友。
前半32分。インテルはスナイデルのコーナーキックからカンビアッソが頭で合わせてゴール!
と思いきや、ゴールラインを割っていないとのことでノーゴールになってしまいました。
これはどうなんでしょう。客席から見れば完全にゴールですよ。
インテルサポーターは大荒れ。ゴール裏2階席がヒートアップしてきました。半裸の男が吠えています。
長友のスローイン。
前半32分には長友のクロスからスナイデルがシュートを放ちますが惜しくもキーパーのアッビアーティに阻まれゴールなりません。
しかしこのプレーでアッビアーティは脚を負傷。控えキーパーのアメーリアと交代しました。
ACミランは前半で2人負傷交代とやや苦しい展開です。
ボールをキープする長友に襲い掛かるロビーニョ。しかし各国の代表クラスと対等に渡り合う日本人がいるなんて、昔を思えば胸が熱くなります。
世界の最高峰で堂々とプレーする長友は本当に素晴らしいですね。
インテル優勢かと思われた前半44分。インテルゴールに攻め込んだACミランのボアテリングがキーパーのジュリオ・セザールに止められたところで、なんと審判がキーパーにイエローカードを提示。ペナルティキックが宣告されてしまいました。
なぜPKなんだ!インテルの選手たちが審判に詰め寄ります。
怒り狂うインテルサポーター。この判定には各方面から疑問の声が上がり、試合後のガゼッタ紙によると審判の評価は最低評価の3.0となっていました。
イブラヒモビッチが冷静に決めて1−1。同点になってしまいました。
同点を喜ぶミランサポーター。ゴール裏からは発煙筒が焚かれました。
後半終了間際。ミラノ選手が倒されてもめています。どうも試合がきな臭くなりました。
結局1−1で前半が終了。後半はどうなるのでしょうか。
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