ポルトガル旅行記の第8回です。
2日目の9月16日はシントラ観光です。
シントラ駅前から路線バスに乗って、ユーラシア大陸最西端のロカ岬に向かいました。
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■ 2日目 2012年9月16日
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シントラ駅発15:25発のバスに乗ってロカ岬に向かいます。ロカ岬はポルトガルでは数少ない知名度のある観光地の一つで、ユーラシア大陸の最西端にあたります。
しかし、世界的に有名な観光地でありながら、ロカ岬に向かうバスの本数は非常に少なく、1日8便しかありません。日中は1時間に1本あるかないか。1本乗り過ごすと大変なことになります。
なお時刻表はバス会社のホームページから見ることができます。
Scotturb社のホームページ
ロカ岬行きバスの時刻表(冬バージョン)
乗り込んだバスは満員になりましたが、早めに並んだおかげで一番前の席をゲットできました。
シントラ駅前を発車したバスはシントラの住宅地を走ります。ロカ岬までは約35分ほどかかります。
シントラ駅の一つ手前にあるシントラ・ポルテラ駅を経由しましたが、乗り降りはありませんでした。
バスは午前中に乗ったシントラ市営軌道の観光用トラムの線路に沿って進みます。レトロなトラムとすれ違いました。
午後になっても晴れています。この天気ならいい景色が拝めそうです。せっかくユーラシア最西端まで行っても霧で何も見えないのでは意味がありませんからね。
バスはポルトガルの田舎道を走ります。ところどころに小さな集落があり、ここではバザーが開かれていました。
白い壁とオレンジの屋根が眩しいです。ポルトガルの田舎は雰囲気がいいですね。
カラフルな家が並んでいます。南国ムードです。
狭い道の向こうからシントラ行のバスがやってきました。
ロカ岬という世界的な観光地に向かうバスなのですが、途中の道は狭くてカーブが多く、よく揺れます。
狭い道愛好者にはたまりませんが、かなり運転が荒いのでバスに弱い人は酔ってしまうかもしれません。
家と一体化したバス停でバスを待つ女性。風情のある光景です。
地元の人たちを乗せたミニバスとすれ違いました。
木々が無くなり、茫洋とした景色になってきました。ロカ岬が近いのでしょう。
なにやら灯台のような建物が建っています。
いよいよロカ岬です
16:05にロカ岬着。5分ほど早着。多くの客が降りましたが、このバスの終点カスカイスに向かう客がそれ以上に乗り込みました。カスカイスからもリスボンに向かう電車が頻発しています。
ロカ岬の突端まで歩きます。風が強く、木々はほとんど生えていません。
岬は断崖絶壁です。大西洋の荒波が押し寄せていますね。
まさに最果ての地。海がきれいです。
遊歩道には柵がありますが、柵を乗り越えて絶壁に近づいている観光客がいます。
柵を乗り越えているのは中国人観光客が多いです。
落ちたら自己責任ですね。
ロカ岬のモニュメントが見えてきました。午後は逆光になってしまうようです。
ついにユーラシア大陸の東の果て日本から、ユーラシア大陸の西の果て、ロカ岬にたどり着きました。
感慨深いです。
この先には大西洋があり、さらに行けばアメリカ大陸です。
このモニュメントは背が高く、至近距離から写真に収めるのはなかなか大変です。
モニュメントの石碑にはポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの叙事詩「ウズ・ルジアダス」第3詩20節の一節「ここに地終わり海始まる」という文字が刻まれています。
モニュメントの周りに集まっている人たち。皆写真を撮ったり海を眺めたり、思い思いに過ごしています。
ロカ岬のモニュメントから東方向を眺めます。雄大な景色が広がっていました。
モニュメントの南側にも遊歩道がありました。崖に沿って歩きます。
断崖絶壁が見えてきました。そして柵もなくなってしまいました。
風が強いので結構危ないです。
海に突き出た岩の上に人がいます。落ちたら一巻の終わりですね。
モニュメントに人だかりができています。団体が到着したのでしょう。
もう一つ小さなモニュメントがありました。
ロカ岬にある小さな灯台。中には入れません。
ロカ岬を眺めた後はバス停の近くにあるインフォメーションセンターに行きました。
インフォメーションセンターでは「最西端到達証明書」を発行してもらえます。証明書は2種類あり、小が5ユーロ大が10ユーロです。受付に申込用紙があり、名前と国籍を係員に渡し、名前を書いてもらいます。
これが「最西端到達証明書」です。裏面には日本語もあり、「ポルトガル国シントラにあるロカ岬に到達されたことを証明します。ここは、ヨーロッパ大陸の最西端に位置し、『陸尽き、海始まる』と詠われ、新世界を求め、未知の海へとカラベラ船を繰り出した航海者たちの信仰心と冒険魂が、今に尚、脈打つところです。」と書かれていました。
まだ時間があるのでレストランを併設したレストランに行ってみました。
売店にはお土産の他飲み物やアイスクリームも売られていました。
少しお腹が空いているのでアイスクリームを頼みます。コーンにチョコミントとティラミスを乗せて3ユーロ。
結構大きいです。以前同じ大きさのアイスをフィレンツェで頼んだら10ユーロも取られました。
あれはボッタクリだったなぁ・・・、と思いながらアイスをかじりました。
ロカ岬の散策を終えてバス停に戻ってきました。日本人が何人かいます。中年夫婦や一人旅の女の子などです。
アイスを食べながら10分ほどバスを待ち、17:25発のカスカイス行のバスに乗りました。
次回はカスカイスを散策し、リスボンに戻ります。
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シントラ駅発15:25発のバスに乗ってロカ岬に向かいます。ロカ岬はポルトガルでは数少ない知名度のある観光地の一つで、ユーラシア大陸の最西端にあたります。
しかし、世界的に有名な観光地でありながら、ロカ岬に向かうバスの本数は非常に少なく、1日8便しかありません。日中は1時間に1本あるかないか。1本乗り過ごすと大変なことになります。
なお時刻表はバス会社のホームページから見ることができます。
Scotturb社のホームページ
ロカ岬行きバスの時刻表(冬バージョン)
乗り込んだバスは満員になりましたが、早めに並んだおかげで一番前の席をゲットできました。
シントラ駅前を発車したバスはシントラの住宅地を走ります。ロカ岬までは約35分ほどかかります。
シントラ駅の一つ手前にあるシントラ・ポルテラ駅を経由しましたが、乗り降りはありませんでした。
バスは午前中に乗ったシントラ市営軌道の観光用トラムの線路に沿って進みます。レトロなトラムとすれ違いました。
午後になっても晴れています。この天気ならいい景色が拝めそうです。せっかくユーラシア最西端まで行っても霧で何も見えないのでは意味がありませんからね。
バスはポルトガルの田舎道を走ります。ところどころに小さな集落があり、ここではバザーが開かれていました。
白い壁とオレンジの屋根が眩しいです。ポルトガルの田舎は雰囲気がいいですね。
カラフルな家が並んでいます。南国ムードです。
狭い道の向こうからシントラ行のバスがやってきました。
ロカ岬という世界的な観光地に向かうバスなのですが、途中の道は狭くてカーブが多く、よく揺れます。
狭い道愛好者にはたまりませんが、かなり運転が荒いのでバスに弱い人は酔ってしまうかもしれません。
家と一体化したバス停でバスを待つ女性。風情のある光景です。
地元の人たちを乗せたミニバスとすれ違いました。
木々が無くなり、茫洋とした景色になってきました。ロカ岬が近いのでしょう。
なにやら灯台のような建物が建っています。
いよいよロカ岬です
16:05にロカ岬着。5分ほど早着。多くの客が降りましたが、このバスの終点カスカイスに向かう客がそれ以上に乗り込みました。カスカイスからもリスボンに向かう電車が頻発しています。
ロカ岬の突端まで歩きます。風が強く、木々はほとんど生えていません。
岬は断崖絶壁です。大西洋の荒波が押し寄せていますね。
まさに最果ての地。海がきれいです。
遊歩道には柵がありますが、柵を乗り越えて絶壁に近づいている観光客がいます。
柵を乗り越えているのは中国人観光客が多いです。
落ちたら自己責任ですね。
ロカ岬のモニュメントが見えてきました。午後は逆光になってしまうようです。
ついにユーラシア大陸の東の果て日本から、ユーラシア大陸の西の果て、ロカ岬にたどり着きました。
感慨深いです。
この先には大西洋があり、さらに行けばアメリカ大陸です。
このモニュメントは背が高く、至近距離から写真に収めるのはなかなか大変です。
モニュメントの石碑にはポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの叙事詩「ウズ・ルジアダス」第3詩20節の一節「ここに地終わり海始まる」という文字が刻まれています。
モニュメントの周りに集まっている人たち。皆写真を撮ったり海を眺めたり、思い思いに過ごしています。
ロカ岬のモニュメントから東方向を眺めます。雄大な景色が広がっていました。
モニュメントの南側にも遊歩道がありました。崖に沿って歩きます。
断崖絶壁が見えてきました。そして柵もなくなってしまいました。
風が強いので結構危ないです。
海に突き出た岩の上に人がいます。落ちたら一巻の終わりですね。
モニュメントに人だかりができています。団体が到着したのでしょう。
もう一つ小さなモニュメントがありました。
ロカ岬にある小さな灯台。中には入れません。
ロカ岬を眺めた後はバス停の近くにあるインフォメーションセンターに行きました。
インフォメーションセンターでは「最西端到達証明書」を発行してもらえます。証明書は2種類あり、小が5ユーロ大が10ユーロです。受付に申込用紙があり、名前と国籍を係員に渡し、名前を書いてもらいます。
これが「最西端到達証明書」です。裏面には日本語もあり、「ポルトガル国シントラにあるロカ岬に到達されたことを証明します。ここは、ヨーロッパ大陸の最西端に位置し、『陸尽き、海始まる』と詠われ、新世界を求め、未知の海へとカラベラ船を繰り出した航海者たちの信仰心と冒険魂が、今に尚、脈打つところです。」と書かれていました。
まだ時間があるのでレストランを併設したレストランに行ってみました。
売店にはお土産の他飲み物やアイスクリームも売られていました。
少しお腹が空いているのでアイスクリームを頼みます。コーンにチョコミントとティラミスを乗せて3ユーロ。
結構大きいです。以前同じ大きさのアイスをフィレンツェで頼んだら10ユーロも取られました。
あれはボッタクリだったなぁ・・・、と思いながらアイスをかじりました。
ロカ岬の散策を終えてバス停に戻ってきました。日本人が何人かいます。中年夫婦や一人旅の女の子などです。
アイスを食べながら10分ほどバスを待ち、17:25発のカスカイス行のバスに乗りました。
次回はカスカイスを散策し、リスボンに戻ります。
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