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ポルトガル旅行記の第10回です。
3日目の9月17日はオビドス、ナザレを観光します。
リスボンからバスに乗ってオビドスを目指しました。

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■ 3日目 2012年9月17日


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朝7時に起床。今日はリスボンから「谷間の真珠」と呼ばれる美しい村オビドスに向かい、その後海辺のリゾート地ナザレで1泊します。明日はナザレからリスボンに引き返し、リスボンに2泊する予定となっています。

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当初オビドスまで鉄道を利用する予定でしたから、ホテルを6時過ぎに出て、7時前の列車に乗るはずでした。しかしオビドスに向かう鉄道はストライキのため運休するらしいので、泣く泣く高速バス移動に変更したのです。
高速バスはリスボン北部にあるカンポ・グランデのバスターミナルから9:30に出発し、まあそのおかげで睡眠時間を延ばせたのですが・・・。

そんなわけで、朝食を済ませて7:55にチェックアウトしたのち、荷物を持ってロシオ広場のホテル・ガット・ロシオに向かいました。


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今日は曇っています。ポンバル侯爵広場からロシオ広場までは地下鉄で2駅ですが、街歩きをしたかったので20分ほど歩くことにしました。ロシオ広場までは徒歩20分ほどです。

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リスボンのシャンゼリゼ通りと言われるリベルダーデ大通りを下っていきます。洒落た建物が多いです。

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今日は平日なので通勤する車で道が混んでいます。

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広々とした道で街路樹が美しいです。

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ロシオ広場の隣にあるレスタウラドーレス広場に着きました。明日泊まるホテル・ガット・ロシオはこの近くのはずです。

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広場から発着するケーブルカーが見えてきます。坂の街リスボンでは丘の上と下を結ぶケーブルカーが市民の足として活躍しています。あとでぜひ乗りたいですね。

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広場の周りには高級そうなお店が集まっています。

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レスタウラドーレス広場は地下鉄駅の他にバスターミナルもあります。

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ホテル・ガット・ロシオは広場から少しわき道に入ったところにありました。小さなホテルです。
フロントにいた若い女性に荷物を預かってもらえないか尋ねたところ快諾してもらい、身軽になったところでオビドスに出発です。オビドスへのバスはリスボン中心部の北にあるカンポ・グランデ・バスターミナルから出発します。現在地からは地下鉄で20分ほどかかるようです。

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8:20、ホテル・ガット・ロシオに近いレスタウラドーレス広場から地下鉄に乗り、途中マルケス・デ・ポンバル駅で乗り換えて、8:45にカンポ・グランデ駅に到着しました。2路線が集まる高架駅でカフェや飲食店が駅構内にありました。

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駅を出ると目の前にバスターミナルがあります。乗り場の案内などは一切なく、バス停の行先表示を頼りに目当ての乗り場を探さなければなりません。

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ところが、地球の歩き方の乗り場案内が不十分で、オビドス行きの乗り場を見つけられません。出発45分前にバスターミナルに到着したので余裕かと思っていたら、どんどん時間が過ぎていきます。

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バスターミナルを歩き回って案内所を探し、係員に英語で聞いてみました。
「すみません。オビドスに行きたいのですが、乗り場はどこですか?」
「駅の高架線の反対側に緑色のビルがあるでしょう。あの下ですよ」

なんと駅の反対側にもバス乗り場があったとは!盲点でした。地球の歩き方の書き方がまずいですよ。「改札を出て左、道路を渡れ」としか書いていないんですから。これでは地球の迷い方です。
実際は改札を左に曲がって駅を出た後、駅を背にして右に行き、広い道路を渡ってから地下鉄の高架線をくぐります。すると高架線の下にバス乗り場がありました。向かい側には目印となる緑色のビルが建っています。

なんとか目当ての乗り場を見つけたところでトイレに行きたくなりました。
カンポ・グランデ駅にはトイレがなく、バスターミナルにも見当たりません。しかしこれだけ大きなバスターミナルなのですからどこかに必ずトイレがあるはずです。怪しいのはバスターミナルに面して建っているサッカースタジアム。さっそくスタジアムの中に入ってみるとちょっとしたショッピングモールとフードコートがあり、その一角に清潔なトイレがありました。ちゃんと便座もあります。イタリア同様ポルトガルも公衆トイレに便座が無い場合が多いのです。

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オビドス行きのバス乗り場には若い日本人の女の子がいました。見覚えがあると思ったら昨日ロカ岬にいた子です。

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やがてバスが到着。オビドスを経由してカルダス・ダ・ライーニャというリスボン中部の都市に向かう高速バスで、テージョ社が運行しています。
7.5ユーロを運転手に払って乗車し、9:30に発車しました。座席は半分ほどふさがっていました。

テージョ社ホームページ
リスボン〜オビドス〜カルダス・ダ・ライーニャ線の時刻表


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バスは朝のリスボンの街を走ります。

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斜面に張り付くようにマンション群が建っています。こうしてみるとリスボンは起伏にとんだ街ということがわかります。

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やがて高速に入りました。人家が少なくなり、丘の上に風力発電の風車が回っています。

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オビドス方面に向かう線路が見えています。単線非電化、乗りたかった・・・。

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ポルトガルの田舎の景色が広がっています。

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高速を降り、街中に入りました。

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小さな街のバスターミナルで5分ほど停車します。

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再び高速に入りました。

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しばらくすると立派な城壁と城とオレンジの家並みが見えてきました。あれが「谷間の真珠」オビドスです。

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10:45、10分ほど遅れてにオビドスのバス停に到着しました。次に乗るバスも同じ乗り場から出るようです。例の日本人の女の子もここで降りました。

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聞けば彼女も私と同様にオビドスからナザレに向かうとのこと。偶然ってあるんですね。
一人旅で、しかもポルトガルを選ぶとはなかなか通な女の子です。
「乗り換えが不安なのでもしよかったら一緒に移動しませんか?」
との申し出があり、私は二つ返事でOKしました。
私とて自信があるわけではありませんが、鉄オタ兼バスオタの勘という常人には無いモノがあるのです。
ただ、彼女はオビドス観光は一人で行きたいところを回りたいそうです。そこでオビドス内は別行動にし、再度バス停に集合し13:05発のバスに乗って次の目的地に向かうことにしました。

次回はオビドス観光です。


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