
ポルトガル旅行記の第20回です。
5日目の9月19日はエヴォラ、リスボンを観光します。
午前中はポルトガル南西部にあるエヴォラへ。
ローマ時代の神殿跡を眺め、ぶらぶらと街歩きを楽しみました。
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■ 5日目 2012年9月19日 水曜日
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前回に引き続いて世界遺産のエヴォラ歴史地区を散策し、昼のバスに乗ってリスボンに戻ります。

時刻は10:30。大聖堂を出て、1世紀ごろにローマ人の手によって造られたディアナ神殿を見に行きました。

保存状態はかなりいいようですが、旧市街にポツンと建っており、唐突感は否めません。

ディアナ神殿のある広場には北川晶邦という日本人の芸術家が造った「波立つ海の中に光る満月」という妙なモニュメントもありました。

広場からはエヴォラ郊外に向かって伸びる水道橋が見えます。あれもローマ時代に造られたものです。

広場の正面には国営ホテルであるポサーダと、ロイオス教会、カタヴァル公爵邸などがあります。
私はロイオス教会に入り、隣のカタバル侯爵邸との共通見学券を買いました。お値段は5ユーロです。

ロイオス教会は15世紀に造られ、1755年の大地震の後、ポーチの部分以外を作り直したのだそうです。
教会の壁面は美しいアズレージョの装飾で覆われています。アズレージョとはポルトガル独特のタイル装飾で、とても美しいです。

アズレージョで描かれている絵。聖ローレンスの生涯を表しているそうです。

主祭壇。

ロイオス教会を出て、カタヴァル公爵邸への通路を歩きます。中庭はレストランになっているようですが、まだ時間が早いので開いていません。

カタヴァル公爵邸の2階にお土産屋兼受付がありました。
チケットを見せて入ろうとすると、プラス1ユーロで屋上の塔に行けるとのこと。
せっかくなので1ユーロ払うと、受付のおばさんはおもむろに立ち上がり、レジの脇にある鍵のかかった白いドアを開けて入るように言いました。

中に入り階段を上がると白い壁の部屋がありました。塔というには低いです。
ただ、静かで涼しいので、椅子に座ってちょっと一休みしました。

塔の上からディアナ神殿を眺めます。いいアングルですね。

エヴォラ郊外。

中庭を見下ろします。

塔の見学はすぐ終わりました。続いてカタヴァル公爵邸内を見学します。

カタヴァル公爵邸は14世紀末の貴族の屋敷です。ジョアン1世がエヴォラ市長のマルティン・アフォンソ・デ・メロのために建てたもので、ジョアン3世やジョアン5世と言った王族が住んでいたこともあるそうです。
建物の2階にはカタヴァル公爵家ゆかりの品や年代者の調度品などが展示されており、いくつかの部屋を見学することができます。

あまり派手な装飾はありませんが、白い壁が上品です。

陶器が飾られています。中国趣味ですね。
昔の貴族の暮らしがわかって面白かったです。

時刻は11時。事前にバスの時刻表を調べたところ、リスボン行のバスは12:30なのでまだ時間があります。
主だった観光スポットは観ましたので、バスの時間までエヴォラの旧市街をぶらぶら歩くことにしました。

白と黄色に塗られた家が、明るい陽光を受けてとてもまぶしいです。南国ムードで良いですね。

ぶらぶら歩いていたら橋のようなものが見えてきました。アグア・デ・プラタ送水路といい、16世紀に造られた水道橋です。

水道橋のアーチの下には住宅がきっちり埋め込まれています。

水道橋は街の外へと続いています。

城壁をくぐって街の外に出ました。水道橋は郊外に向かって9キロも伸びているのだそうです。

再びエヴォラ旧市街へ。家並みと石畳が本当にいい雰囲気ですね。

水道橋は街の中心部のジラルド広場付近が起点なっているようです。

広場に向けて歩きます。牛?

この牛はブティックの看板らしいです。

ジラルド広場に戻ってきました。時刻は11時半です。
リスボン行のバスが出るバスターミナルは町はずれにあり、ジラルド広場から歩いて20分ほどかかるようです。
ちょっと早いですが、切符売場が混んでいる可能性もありますので、早めに行くことにしました。

エヴォラのバスターミナルはコンクリート製の新しい建物でした。
窓口は1つしか空いておらず、10分ほど並んでリスボン行の切符を買います。
料金は12.5ユーロ。窓口のお姉さんは英語が通じるものの無愛想で、クレジットカードも使えません。
今度のバスは12:30発で、リスボンのセッテ・リオスターミナルには14:15に到着予定です。
まだ時間があるのでトイレに行ったら、有料らしく0.2ユーロ取られました。

12:25ごろにリスボン行きのバスが到着。指定された席に座ったのですが、窓がない席だったので、空いているのをいいことに別の席に移ってしまいました。

エヴォラを時間通り出発。変わり映えのしない茫漠とした景色が広がっています。

丘の上に城が見えますね。

リスボンが近づいてきました。大きな橋を渡ります。

リスボンの有名観光スポットのひとつ、発見のモニュメントが見えます。

14:15にリスボン北部にあるセッテ・リオスバスターミナルに到着しました。
ほぼ定刻です。ポルトガルの交通機関は意外と時間に正確なのでしょうか。
私は無料のトイレで用を足し、地下鉄に乗ってリスボン中心部に向かいました。
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前回に引き続いて世界遺産のエヴォラ歴史地区を散策し、昼のバスに乗ってリスボンに戻ります。

時刻は10:30。大聖堂を出て、1世紀ごろにローマ人の手によって造られたディアナ神殿を見に行きました。

保存状態はかなりいいようですが、旧市街にポツンと建っており、唐突感は否めません。

ディアナ神殿のある広場には北川晶邦という日本人の芸術家が造った「波立つ海の中に光る満月」という妙なモニュメントもありました。

広場からはエヴォラ郊外に向かって伸びる水道橋が見えます。あれもローマ時代に造られたものです。

広場の正面には国営ホテルであるポサーダと、ロイオス教会、カタヴァル公爵邸などがあります。
私はロイオス教会に入り、隣のカタバル侯爵邸との共通見学券を買いました。お値段は5ユーロです。

ロイオス教会は15世紀に造られ、1755年の大地震の後、ポーチの部分以外を作り直したのだそうです。
教会の壁面は美しいアズレージョの装飾で覆われています。アズレージョとはポルトガル独特のタイル装飾で、とても美しいです。

アズレージョで描かれている絵。聖ローレンスの生涯を表しているそうです。

主祭壇。

ロイオス教会を出て、カタヴァル公爵邸への通路を歩きます。中庭はレストランになっているようですが、まだ時間が早いので開いていません。

カタヴァル公爵邸の2階にお土産屋兼受付がありました。
チケットを見せて入ろうとすると、プラス1ユーロで屋上の塔に行けるとのこと。
せっかくなので1ユーロ払うと、受付のおばさんはおもむろに立ち上がり、レジの脇にある鍵のかかった白いドアを開けて入るように言いました。

中に入り階段を上がると白い壁の部屋がありました。塔というには低いです。
ただ、静かで涼しいので、椅子に座ってちょっと一休みしました。

塔の上からディアナ神殿を眺めます。いいアングルですね。

エヴォラ郊外。

中庭を見下ろします。

塔の見学はすぐ終わりました。続いてカタヴァル公爵邸内を見学します。

カタヴァル公爵邸は14世紀末の貴族の屋敷です。ジョアン1世がエヴォラ市長のマルティン・アフォンソ・デ・メロのために建てたもので、ジョアン3世やジョアン5世と言った王族が住んでいたこともあるそうです。
建物の2階にはカタヴァル公爵家ゆかりの品や年代者の調度品などが展示されており、いくつかの部屋を見学することができます。

あまり派手な装飾はありませんが、白い壁が上品です。

陶器が飾られています。中国趣味ですね。
昔の貴族の暮らしがわかって面白かったです。

時刻は11時。事前にバスの時刻表を調べたところ、リスボン行のバスは12:30なのでまだ時間があります。
主だった観光スポットは観ましたので、バスの時間までエヴォラの旧市街をぶらぶら歩くことにしました。

白と黄色に塗られた家が、明るい陽光を受けてとてもまぶしいです。南国ムードで良いですね。

ぶらぶら歩いていたら橋のようなものが見えてきました。アグア・デ・プラタ送水路といい、16世紀に造られた水道橋です。

水道橋のアーチの下には住宅がきっちり埋め込まれています。

水道橋は街の外へと続いています。

城壁をくぐって街の外に出ました。水道橋は郊外に向かって9キロも伸びているのだそうです。

再びエヴォラ旧市街へ。家並みと石畳が本当にいい雰囲気ですね。

水道橋は街の中心部のジラルド広場付近が起点なっているようです。

広場に向けて歩きます。牛?

この牛はブティックの看板らしいです。

ジラルド広場に戻ってきました。時刻は11時半です。
リスボン行のバスが出るバスターミナルは町はずれにあり、ジラルド広場から歩いて20分ほどかかるようです。
ちょっと早いですが、切符売場が混んでいる可能性もありますので、早めに行くことにしました。

エヴォラのバスターミナルはコンクリート製の新しい建物でした。
窓口は1つしか空いておらず、10分ほど並んでリスボン行の切符を買います。
料金は12.5ユーロ。窓口のお姉さんは英語が通じるものの無愛想で、クレジットカードも使えません。
今度のバスは12:30発で、リスボンのセッテ・リオスターミナルには14:15に到着予定です。
まだ時間があるのでトイレに行ったら、有料らしく0.2ユーロ取られました。

12:25ごろにリスボン行きのバスが到着。指定された席に座ったのですが、窓がない席だったので、空いているのをいいことに別の席に移ってしまいました。

エヴォラを時間通り出発。変わり映えのしない茫漠とした景色が広がっています。

丘の上に城が見えますね。

リスボンが近づいてきました。大きな橋を渡ります。

リスボンの有名観光スポットのひとつ、発見のモニュメントが見えます。

14:15にリスボン北部にあるセッテ・リオスバスターミナルに到着しました。
ほぼ定刻です。ポルトガルの交通機関は意外と時間に正確なのでしょうか。
私は無料のトイレで用を足し、地下鉄に乗ってリスボン中心部に向かいました。
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