
ポルトガル旅行記の第27回です。
6日目の9月20日はリスボンを観光します。
消臭力のCMで有名なサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台からの景色を眺めた後、反対側のグラサ展望台へ。
さらにアルファマ地区を観光しました。
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■ 6日目 2012年9月20日 木曜日

リスボンの西側にあるベレン地区でベレンの塔、発見のモニュメント、ジェロニモス修道院を見学しました。
次はリスボンを代表する展望台であるサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台に行ってみましょう。
ジェロニモス修道院の近くの停留所から15番トラムに乗り、カイス・ド・ソドレ駅に戻りました。
リスボンのトラムと言えばレトロな車両が有名ですが、川沿いを走る15番系統のトラムは長編成の新しい車両で統一されています。

サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台へはカイス・ド・ソドレの近くから丘の上に登るケーブルカーのビッカ線に乗り、バイロ・アルト地区を歩くのが最も早いです。

途中落書きの多い場所を歩きました。あまり雰囲気がよくありません。
同行している女の子は「一人ならこんなところ歩けなかった」と言っていました。
二人旅のメリットですね。

丘の上へと続く階段。

坂を登ってケーブルカーの乗り場にやってきました。普通の建物の1階に出入口があり、民家の玄関のような雰囲気です。

乗り場の壁面はアズレージョで装飾されています。前のケーブルカーが出発したばかりで、次は10分後とのこと。

13:40、ビッカ線のケーブルカーは数人の客を乗せて出発しました。
ビッカ線の車両はリスボンの他のケーブルカーよりも車両が小さく、車内が階段状になっています。そのため車両の前後と真ん中から乗ることができます。他の車両は車内が水平に保たれている代わりに坂の上と下で車高が異なるため、坂の上側からしか乗り降りできません。

途中ですれ違います。レトロな車両がいい雰囲気です。

テージョ川を望みながら下っていくケーブルカー。ビッカ線はもっともリスボンらしい光景が楽しめると言われています。

縦にしてみました。いいですね、この景色。

5分ほどで終点に到着。ケーブルカーから降りた乗客や観光客が競って写真を撮っています。
車体の落書きがひどいですね。

リスボンの古めかしいケーブルカー、街並み、はるか向こうにテージョ川。
絵になります。

サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台に向けてバイロ・アルト地区を歩きます。狭い道をトラムが走り抜けていきました。

ちょっとした広場に出ました。ここを左に曲がれば展望台まですぐです。

昨日夕飯を食べたバイロ・アルト地区です。レストランが集まる地区ですが、夜ほどには活気がありません。

14:00ごろにサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台に着きました。昨日の夜も訪れましたが、昼間の景色も見たかったのです。

リスボンの街並みを見下ろします。

サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台は消臭力のCMでミゲル君がこの景色をバックに歌ったことで知られています。

小高い山の上にそびえるサン・ジョルジェ城が見えています。

海側の景色。大聖堂の向こうにテージョ川の河口が見えています。
白い壁とオレンジの屋根、丘、城壁。海。リスボンの景色をしばし堪能しました。

今日の朝からここまで同行してきた女の子は撮影用に消臭力の本体を持ってきていました。用意がいいですね。
彼女は夕方の便で帰国するとのことで、ここでお別れとなりました。
ロカ岬で偶然出会い、オビドス行きのバス乗り場でもう一度であり、こうしてオビドス、ナザレ、リスボンで一緒に観光することになりました。一人旅には何度か行っていますが、旅先で日本人と出会って行動を共にしたのは初めてです。おかげで楽しい旅行になりました。不思議な出会いに感謝です。
別れ際に「消臭力はかさばるのでもらってくれませんか」と、消臭力を差し出されました。
せっかくなのでありがたく頂戴し、記念撮影をしました。

山側の景色、正面の教会の建物の前にグラサ展望台があります。あちらからは逆サイドの景色を見ることができます。逆光になる前に行ってみましょう。

女の子と別れた私は展望台からロシオ広場に降り、さらにマルティン・モニスまで歩いて12番系統のトラムに乗りました。グラサ展望台は丘の上ですから、途中までトラムに乗ったほうが速いのです。

12番系統はアルファマ地区を1周してマルティンモニスまで戻る循環系統で、28番系統の路線の南側の坂を登り、途中で28番と合流します。トラムは狭い急坂を一気に登っていきました。

途中停留所の案内が一切ないのですが、グラサ展望台という文字が見えたのでボタンを押してあわてて降りました。

グラサ展望台はこの先にあるようです。真夏の暑さの中、汗だくになって坂を登りました。

やがて教会が見えてきました。

教会の前にあるグラサ展望台からの景色です。先ほどのサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台からバイシャ地区を挟んで反対側にあり、同じサイドのサンジョルジェ城の北側にあります。
昨日登ったサンジョルジェ城からは若干異なった角度から景色を見ることができ、何よりも無料です。

左手にサンジョルジェ城が見えています。

リスボンのけだるい午後の光景です。

高いビルがなく、まるで時間が止まってしまっているかのようです。
懐かしいような物悲しいような、不思議な光景。サウダージを感じました。

グラサ展望台からの景色を堪能し、28番のトラム乗り場まで歩きます。

公園を突っ切り、下り坂を降りました。

厚いのでアイスを食べようとカフェをのぞいたら犬に吠えられました。

28番のトラムが通る道まで降りてきました。
海沿いの道を赤いトラム。おもわず写真を撮りました。

いい。実にいい。来てよかった。

しばらく歩くと装飾芸術美術館があったので入ってみました。入場料はリスボンカードで2割引となり、4ユーロが3.2ユーロです。

入口にはきれいに装飾された馬車が展示されています。

ここ装飾芸術美術館はかつての貴族の館を保存したもので、美しい家具や銀食器が展示されています。
大航海時代の優雅な暮らしを垣間見ることができるのですが、我々観光客は常に係員によって監視されており、係員の指示によって見学し、部屋から観光客が全員出たら電気を消してしまいます。節電なのでしょうか。

どうも落ち着きませんが、写真撮影可なのはありがたいです。私は中世の貴族の生活に思いを馳せつつ、写真を撮りました。
時刻は15:20、次は南蛮屏風が展示されている国立古美術館に行ってみましょう。
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リスボンの西側にあるベレン地区でベレンの塔、発見のモニュメント、ジェロニモス修道院を見学しました。
次はリスボンを代表する展望台であるサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台に行ってみましょう。
ジェロニモス修道院の近くの停留所から15番トラムに乗り、カイス・ド・ソドレ駅に戻りました。
リスボンのトラムと言えばレトロな車両が有名ですが、川沿いを走る15番系統のトラムは長編成の新しい車両で統一されています。

サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台へはカイス・ド・ソドレの近くから丘の上に登るケーブルカーのビッカ線に乗り、バイロ・アルト地区を歩くのが最も早いです。

途中落書きの多い場所を歩きました。あまり雰囲気がよくありません。
同行している女の子は「一人ならこんなところ歩けなかった」と言っていました。
二人旅のメリットですね。

丘の上へと続く階段。

坂を登ってケーブルカーの乗り場にやってきました。普通の建物の1階に出入口があり、民家の玄関のような雰囲気です。

乗り場の壁面はアズレージョで装飾されています。前のケーブルカーが出発したばかりで、次は10分後とのこと。

13:40、ビッカ線のケーブルカーは数人の客を乗せて出発しました。
ビッカ線の車両はリスボンの他のケーブルカーよりも車両が小さく、車内が階段状になっています。そのため車両の前後と真ん中から乗ることができます。他の車両は車内が水平に保たれている代わりに坂の上と下で車高が異なるため、坂の上側からしか乗り降りできません。

途中ですれ違います。レトロな車両がいい雰囲気です。

テージョ川を望みながら下っていくケーブルカー。ビッカ線はもっともリスボンらしい光景が楽しめると言われています。

縦にしてみました。いいですね、この景色。

5分ほどで終点に到着。ケーブルカーから降りた乗客や観光客が競って写真を撮っています。
車体の落書きがひどいですね。

リスボンの古めかしいケーブルカー、街並み、はるか向こうにテージョ川。
絵になります。

サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台に向けてバイロ・アルト地区を歩きます。狭い道をトラムが走り抜けていきました。

ちょっとした広場に出ました。ここを左に曲がれば展望台まですぐです。

昨日夕飯を食べたバイロ・アルト地区です。レストランが集まる地区ですが、夜ほどには活気がありません。

14:00ごろにサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台に着きました。昨日の夜も訪れましたが、昼間の景色も見たかったのです。

リスボンの街並みを見下ろします。

サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台は消臭力のCMでミゲル君がこの景色をバックに歌ったことで知られています。

小高い山の上にそびえるサン・ジョルジェ城が見えています。

海側の景色。大聖堂の向こうにテージョ川の河口が見えています。
白い壁とオレンジの屋根、丘、城壁。海。リスボンの景色をしばし堪能しました。

今日の朝からここまで同行してきた女の子は撮影用に消臭力の本体を持ってきていました。用意がいいですね。
彼女は夕方の便で帰国するとのことで、ここでお別れとなりました。
ロカ岬で偶然出会い、オビドス行きのバス乗り場でもう一度であり、こうしてオビドス、ナザレ、リスボンで一緒に観光することになりました。一人旅には何度か行っていますが、旅先で日本人と出会って行動を共にしたのは初めてです。おかげで楽しい旅行になりました。不思議な出会いに感謝です。
別れ際に「消臭力はかさばるのでもらってくれませんか」と、消臭力を差し出されました。
せっかくなのでありがたく頂戴し、記念撮影をしました。

山側の景色、正面の教会の建物の前にグラサ展望台があります。あちらからは逆サイドの景色を見ることができます。逆光になる前に行ってみましょう。

女の子と別れた私は展望台からロシオ広場に降り、さらにマルティン・モニスまで歩いて12番系統のトラムに乗りました。グラサ展望台は丘の上ですから、途中までトラムに乗ったほうが速いのです。

12番系統はアルファマ地区を1周してマルティンモニスまで戻る循環系統で、28番系統の路線の南側の坂を登り、途中で28番と合流します。トラムは狭い急坂を一気に登っていきました。

途中停留所の案内が一切ないのですが、グラサ展望台という文字が見えたのでボタンを押してあわてて降りました。

グラサ展望台はこの先にあるようです。真夏の暑さの中、汗だくになって坂を登りました。

やがて教会が見えてきました。

教会の前にあるグラサ展望台からの景色です。先ほどのサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台からバイシャ地区を挟んで反対側にあり、同じサイドのサンジョルジェ城の北側にあります。
昨日登ったサンジョルジェ城からは若干異なった角度から景色を見ることができ、何よりも無料です。

左手にサンジョルジェ城が見えています。

リスボンのけだるい午後の光景です。

高いビルがなく、まるで時間が止まってしまっているかのようです。
懐かしいような物悲しいような、不思議な光景。サウダージを感じました。

グラサ展望台からの景色を堪能し、28番のトラム乗り場まで歩きます。

公園を突っ切り、下り坂を降りました。

厚いのでアイスを食べようとカフェをのぞいたら犬に吠えられました。

28番のトラムが通る道まで降りてきました。
海沿いの道を赤いトラム。おもわず写真を撮りました。

いい。実にいい。来てよかった。

しばらく歩くと装飾芸術美術館があったので入ってみました。入場料はリスボンカードで2割引となり、4ユーロが3.2ユーロです。

入口にはきれいに装飾された馬車が展示されています。

ここ装飾芸術美術館はかつての貴族の館を保存したもので、美しい家具や銀食器が展示されています。
大航海時代の優雅な暮らしを垣間見ることができるのですが、我々観光客は常に係員によって監視されており、係員の指示によって見学し、部屋から観光客が全員出たら電気を消してしまいます。節電なのでしょうか。

どうも落ち着きませんが、写真撮影可なのはありがたいです。私は中世の貴族の生活に思いを馳せつつ、写真を撮りました。
時刻は15:20、次は南蛮屏風が展示されている国立古美術館に行ってみましょう。
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