
ポルトガル旅行記の第45回です。
10日目の9月24日はポルトガルからパリへ。
夜行列車とTGVを乗り継いでパリに到着した後は、凱旋門へと向かいました。
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■ 10日目 2012年9月24日 月曜日

ポルトガルのコインブラを前日の18:50に出発し、夜行列車とTGVに乗り継いでパリにやってきました。
時刻は15:30、本当なら1時間早く着くはずだったのですが、TGVが1時間遅れてしまったのです。
まだ日暮れまでには時間がありますから、ホテルに荷物を置いて観光に繰り出しました。
まずは先ほどTGVで到着した国鉄モンパルナス駅に隣接した地下鉄駅のモンパルナス・ビャンヴニュ駅へ向かいます。
地下鉄の切符売場は窓口に長蛇の列ができており、自動券売機で切符を買いました。ボタンがないので戸惑いましたが、近くの兄ちゃんが「地下鉄の切符?こうやって操作するんですよ」と英語で教えてくれました。ボタンではなく画面の下のローラーを回してカーソルを動かすタイプです。お金も要求されず、意外と親切です。
ただ、地球の歩き方には自動券売機で1日券が買えるとあったのですが、券売機を英語表示にしても該当する切符がでてこないので、しかたなく1回券を買いました。

モンパルナス・ビャンヴニュ駅の改札を通ってホームへ。通路がやたら長く、動く歩道がどこまでも続いています。改札から15分近く歩いたでしょうか。この遠さは京葉線東京駅レベルですね。
そして駅構内では驚くべきことに日本語による案内放送がありました。
「スリに注意してください。リュックは前に抱え、バッグから手を離さないでください」
行先ではなく、スリへの注意喚起でした。パリの地下鉄はスリ被害が多いのだそうです。

モンパルナス・ビャンヴニュ駅から4線に乗ってシャトレ駅へ、さらに14線に乗り換えてピラミッド駅へ向かいます。
パリの地下鉄は4両ほどで、車両も短いです。新しい車両は自動ドアですが、古い車両は手動でドアを開けなければなりません。レバーをひねると勢いよく開く爆弾ドアでした。閉まる時は自動で、勢いよく閉まります。挟まれたら痛そうです。

地下鉄ピラミッド駅にやってきました。ルーブル美術館に近く、観光案内所もあります。
まずは観光案内所でミュージアムパスを買わなければなりません。ルーブル美術館やオルセー美術館、凱旋門、サント・シャペル、ベルサイユ宮殿などパリとその近郊の主要観光スポットの入場が無料になるチケットで、いちいち並ぶ手間が省ける優れものです。お値段は2日券で39ユーロ。4か所回れば元が取れるでしょう。観光案内所では英語が通じ、クレジットカードも使えました。

パリの街並みを歩きます。重厚で歴史ある建物が並び、リスボンとはまた違った良さがあります。
正面には素晴らしく華麗なオペラ座が見えます。明日行こうと思います。
今日はルーブル美術館に行こうと思っていましたが、到着が遅れたのでもう時間がありません。残念ながら明日は休館日でお休みです。
明日は印象派で有名なオルセー美術館などを回ることにして、今日はベタに凱旋門とエッフェル塔に行ってみましょう。

時刻は17:30を過ぎようとしています。私はパリの中心部を歩き、チェルイリー公園に向かいました。

見事に整備された公園の一角にはカルーゼル凱旋門が建っています。
ナポレオンが造らせた門ですが、あまりの小ささに本人がびっくりしたという逸話があります。

噴水の周りに集まる人たち。備え付けの緑の椅子に座ってリラックスしています。

チェルイリー公園は細長い公園です。周りにはルーブル美術館など観光スポットが集まっています。
綺麗に整備された観光内は観光客が多く、特にアジア系が目立ちます。日本人もいますが、圧倒的に多いのは中国人でした。声が大きいうえに傍若無人に記念撮影をしますからすぐわかります。

コンコルド広場に向けて歩きます。遠くには凱旋門が見えてきました。花の都パリにやってきたという実感がわいてきます。

広い広場の噴水。

噴水の椅子に座って本を読むおっさん。優雅です。

コンコルド広場です。オベリスクがそそり立っています。

宮殿のような建物が取り囲んでいます。

これは何の彫刻でしょうか。

コンコルド広場は車の交通量が多く、信号を渡るのに骨が折れます。

コンコルド広場を通り過ぎるとあの有名なシャンゼリゼ通りです。

背の高い街路樹が整然と並んでいます。みんな記念撮影をしていました。

時刻は18時。徐々に日が落ちてきています。

シャンゼリゼ通りはパリ北西部にあり、全長約3キロ。道幅は70メートルもあります。
途中までは公園の中を行きますが、やがて高級ブティックや飲食店が並ぶにぎやかな界隈に出ました。

なるほど。これが世界で最も美しい言われるシャンゼリゼ通りですか。

世界中から観光客が集まってくる通りですね。飲食店だけではなく映画館もありました。

高級ホテルやブティックが並んでいます。

広い通りには車がひっきりなしに行きかっています。

歩道にはごみが落ちておらずきれいです。

ルイ・ヴィトンのお店があります。

ハンバーガーショップ。大きめのバーガーが7ユーロ以上と高いですね。一番安いハンバーガーも2ユーロします。日本の100円バーガーの倍以上です。

やがてシャンゼリゼ通りの終点、シャルル・ドゴール広場にある凱旋門が見えてきました。
凱旋門前の横断歩道を途中まで渡り、中央分離帯の空間を利用して写真を撮りました。

凱旋門は広場のロータリー内にあり、地上から行くことができません。
一度階段を下りて地下通路を歩き、地下の入口から入場する必要があります。

パリ・ミュージアムパスを買ってあるので入場は無料です。

凱旋門の下に出ると何やら人だかりができています。
凱旋門はアウステルリッツの戦いに勝利したことを記念してナポレオンが造らせたもので、1836年に完成しました。

凱旋門の上まで登りましょう。

狭い階段をひたすら上ると売店と展示スペースがあり、狭いながらもトイレがありました。パリ市内での無料のトイレは貴重ですから、ここで済ませておきましょう。

兵士の像。

さらに階段を上がって凱旋門の最上部に出ました。

これはいい景色だ!
凱旋門から放射状に道路が延びています。正面左がシャンゼリゼ通りです。並木道が美しいですね。

モンマルトルの丘が見えています。丘の上にはサクレ・クール寺院が誇らしげに建っています。

それにしてもシャンゼリゼ通りの並木道はとても美しいですね。

そして見えました。パリと言えばエッフェル塔です。美しい塔です。

コンコルド広場方向。いやぁパリですね。実にいい景色です。

高層ビルが並ぶ一角が見えます。

あの一角だけ時代が違います。

再び階段をぐるぐる降りて凱旋門の下に降りました。先ほどの人だかりは実はこれを囲んでいたのです。
凱旋門の下には第一次世界大戦の無名戦士の墓があり、ちょうど兵士の格好をしたおじいさんたちが追悼の火に点火していたのでした。

凱旋門の堂々たる威容。両側のレリーフも美しいですね。
時刻は間もなく19時。日が暮れる前に次の目的地であるエッフェル塔に向かいましょう。
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ポルトガルのコインブラを前日の18:50に出発し、夜行列車とTGVに乗り継いでパリにやってきました。
時刻は15:30、本当なら1時間早く着くはずだったのですが、TGVが1時間遅れてしまったのです。
まだ日暮れまでには時間がありますから、ホテルに荷物を置いて観光に繰り出しました。
まずは先ほどTGVで到着した国鉄モンパルナス駅に隣接した地下鉄駅のモンパルナス・ビャンヴニュ駅へ向かいます。
地下鉄の切符売場は窓口に長蛇の列ができており、自動券売機で切符を買いました。ボタンがないので戸惑いましたが、近くの兄ちゃんが「地下鉄の切符?こうやって操作するんですよ」と英語で教えてくれました。ボタンではなく画面の下のローラーを回してカーソルを動かすタイプです。お金も要求されず、意外と親切です。
ただ、地球の歩き方には自動券売機で1日券が買えるとあったのですが、券売機を英語表示にしても該当する切符がでてこないので、しかたなく1回券を買いました。

モンパルナス・ビャンヴニュ駅の改札を通ってホームへ。通路がやたら長く、動く歩道がどこまでも続いています。改札から15分近く歩いたでしょうか。この遠さは京葉線東京駅レベルですね。
そして駅構内では驚くべきことに日本語による案内放送がありました。
「スリに注意してください。リュックは前に抱え、バッグから手を離さないでください」
行先ではなく、スリへの注意喚起でした。パリの地下鉄はスリ被害が多いのだそうです。

モンパルナス・ビャンヴニュ駅から4線に乗ってシャトレ駅へ、さらに14線に乗り換えてピラミッド駅へ向かいます。
パリの地下鉄は4両ほどで、車両も短いです。新しい車両は自動ドアですが、古い車両は手動でドアを開けなければなりません。レバーをひねると勢いよく開く爆弾ドアでした。閉まる時は自動で、勢いよく閉まります。挟まれたら痛そうです。

地下鉄ピラミッド駅にやってきました。ルーブル美術館に近く、観光案内所もあります。
まずは観光案内所でミュージアムパスを買わなければなりません。ルーブル美術館やオルセー美術館、凱旋門、サント・シャペル、ベルサイユ宮殿などパリとその近郊の主要観光スポットの入場が無料になるチケットで、いちいち並ぶ手間が省ける優れものです。お値段は2日券で39ユーロ。4か所回れば元が取れるでしょう。観光案内所では英語が通じ、クレジットカードも使えました。

パリの街並みを歩きます。重厚で歴史ある建物が並び、リスボンとはまた違った良さがあります。
正面には素晴らしく華麗なオペラ座が見えます。明日行こうと思います。
今日はルーブル美術館に行こうと思っていましたが、到着が遅れたのでもう時間がありません。残念ながら明日は休館日でお休みです。
明日は印象派で有名なオルセー美術館などを回ることにして、今日はベタに凱旋門とエッフェル塔に行ってみましょう。

時刻は17:30を過ぎようとしています。私はパリの中心部を歩き、チェルイリー公園に向かいました。

見事に整備された公園の一角にはカルーゼル凱旋門が建っています。
ナポレオンが造らせた門ですが、あまりの小ささに本人がびっくりしたという逸話があります。

噴水の周りに集まる人たち。備え付けの緑の椅子に座ってリラックスしています。

チェルイリー公園は細長い公園です。周りにはルーブル美術館など観光スポットが集まっています。
綺麗に整備された観光内は観光客が多く、特にアジア系が目立ちます。日本人もいますが、圧倒的に多いのは中国人でした。声が大きいうえに傍若無人に記念撮影をしますからすぐわかります。

コンコルド広場に向けて歩きます。遠くには凱旋門が見えてきました。花の都パリにやってきたという実感がわいてきます。

広い広場の噴水。

噴水の椅子に座って本を読むおっさん。優雅です。

コンコルド広場です。オベリスクがそそり立っています。

宮殿のような建物が取り囲んでいます。

これは何の彫刻でしょうか。

コンコルド広場は車の交通量が多く、信号を渡るのに骨が折れます。

コンコルド広場を通り過ぎるとあの有名なシャンゼリゼ通りです。

背の高い街路樹が整然と並んでいます。みんな記念撮影をしていました。

時刻は18時。徐々に日が落ちてきています。

シャンゼリゼ通りはパリ北西部にあり、全長約3キロ。道幅は70メートルもあります。
途中までは公園の中を行きますが、やがて高級ブティックや飲食店が並ぶにぎやかな界隈に出ました。

なるほど。これが世界で最も美しい言われるシャンゼリゼ通りですか。

世界中から観光客が集まってくる通りですね。飲食店だけではなく映画館もありました。

高級ホテルやブティックが並んでいます。

広い通りには車がひっきりなしに行きかっています。

歩道にはごみが落ちておらずきれいです。

ルイ・ヴィトンのお店があります。

ハンバーガーショップ。大きめのバーガーが7ユーロ以上と高いですね。一番安いハンバーガーも2ユーロします。日本の100円バーガーの倍以上です。

やがてシャンゼリゼ通りの終点、シャルル・ドゴール広場にある凱旋門が見えてきました。
凱旋門前の横断歩道を途中まで渡り、中央分離帯の空間を利用して写真を撮りました。

凱旋門は広場のロータリー内にあり、地上から行くことができません。
一度階段を下りて地下通路を歩き、地下の入口から入場する必要があります。

パリ・ミュージアムパスを買ってあるので入場は無料です。

凱旋門の下に出ると何やら人だかりができています。
凱旋門はアウステルリッツの戦いに勝利したことを記念してナポレオンが造らせたもので、1836年に完成しました。

凱旋門の上まで登りましょう。

狭い階段をひたすら上ると売店と展示スペースがあり、狭いながらもトイレがありました。パリ市内での無料のトイレは貴重ですから、ここで済ませておきましょう。

兵士の像。

さらに階段を上がって凱旋門の最上部に出ました。

これはいい景色だ!
凱旋門から放射状に道路が延びています。正面左がシャンゼリゼ通りです。並木道が美しいですね。

モンマルトルの丘が見えています。丘の上にはサクレ・クール寺院が誇らしげに建っています。

それにしてもシャンゼリゼ通りの並木道はとても美しいですね。

そして見えました。パリと言えばエッフェル塔です。美しい塔です。

コンコルド広場方向。いやぁパリですね。実にいい景色です。

高層ビルが並ぶ一角が見えます。

あの一角だけ時代が違います。

再び階段をぐるぐる降りて凱旋門の下に降りました。先ほどの人だかりは実はこれを囲んでいたのです。
凱旋門の下には第一次世界大戦の無名戦士の墓があり、ちょうど兵士の格好をしたおじいさんたちが追悼の火に点火していたのでした。

凱旋門の堂々たる威容。両側のレリーフも美しいですね。
時刻は間もなく19時。日が暮れる前に次の目的地であるエッフェル塔に向かいましょう。
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