清水直行に残留を迫るミラー



マニー・ラミレスかパスクチか。
マリーンズファンの間で新外国人の補強を渇望する声が高まっています。
おまけに2軍で調整中のホワイトセルが痛めている右手首の検査を受けるためアメリカに帰ってしまいました。
再来日は未定です。

こうなるといよいよ新外国人の獲得が現実味を帯びてきます。
ただ、現場サイドとしては投手の補強を求める声があるようですね。

西武のカーターのように今のブームは「再獲得」ですから、マリーンズにかつて在籍したピッチャーで、よさそうな選手を探すのもありです。

まず真っ先に思い浮かべたのはジャスティン・ミラー。
全身刺青男。最凶の炎上王。2006年に在籍した中継ぎピッチャーです。
もう7年もたっていますから、知らない方もいるでしょう。ミラーについて簡単に説明します。
まずデビュー戦ではいきなりヤクルトのリグスに決勝ホームランを打たれます。その後2者連続三振でチェンジ。
一体ヤツはなんなんだ!
あまりにも鮮烈なデビューに「見てはいけないものを見てしまった」とつぶやいたファンが多数いたとか。

その後の試合でも炎上し防御率29.45で屈辱の二軍落ち。しかしその後浦和で練習を重ねて9月に再昇格すると、今度はセットアッパーとして謎の快投を続けます。
防御率もぐんぐん良くなり、もう一息で一ケタというところで西武のリーファーにホームランを打たれて負け投手になってしまいました。
結局防御率10.80でシーズンを終え、その年限りで解雇されてしまいました。

詳しい数字は以前のエントリー「さようならジャスティン・ミラー」にまとめましたのでご覧下さい。


つまり、数字じゃないんです。あそこまでファンに強烈な印象を与えたピッチャーはなかなかいません。ジャスティニズムという言葉すら生まれたほどです。
案の定、ミラーは翌年以降メジャーリーグに定着し、中継ぎとして馬車馬のように投げまくりました。逃した魚は大きかったのです。

今ジャスティン・ミラーは何をしているのでしょうか。
彼は2012年の途中までマイナーリーグでプレーしていましたが、解雇されてからの足取りは今まで分かっていませんでした。
それもそのはず。実は引退して、ベースボールスクールを開校していたのです。

Miller’s Legacy Baseball

ミラーズ・レガシーベースボール!
ここに行けば、あのミラーから野球を教わることができるのですよ。
いつの日かミラー門下生がマリーンズに加入する日がやってくるかもしれませんね。
武蔵浦和への行き方もばっちりのはずですから。ムサシウラワ!


ところで、ベースボールスクールといえば、2008年まで在籍したフリオ・ズレータもバッティングセンターを経営する傍ら野球を教えていたのですが、最近ホームページを見たら名前が変わっていました。

Peak Performance SportsZone

調べたところ、ズレータは2012年に彼のバッティングセンターを売却し、今はフロリダで家族とともに悠々自適の生活をしているとか。もう復帰はないのでしょう。バーナムjrも引退したようです。


引退した選手を調べても余り意味がありません。
今でも現役を続けている選手を探してみましょう。


まずは2008年に在籍したウィンストン・アブレイユです。
2009年以降はマイナーリーグの3Aやメキシカンリーグでプレーしていましたが、2013年途中でメキシカンリーグのベラクルーズを解雇され、現在は独立リーグであるアトランティックリーグのブリッジポート・ブルーフィッシュに所属しています。19試合に登板、19と2/3イニングを投げて防御率2.28。まあまあですね。

アブレイユの名鑑  ベースボールリファレンス


ちなみに同じチームには2012年まで在籍したヘイデン・ペンもいます。
2010年にはマリーンズの躍進に貢献してくれたペンですが、いかんせんケガによる離脱が多すぎました。
2013年も成績は振るわず、8試合に登板、9と2/3イニングに登板して防御率7.44だそうです。ちょっと厳しいですね。

ペンの名鑑  ベースボールリファレンス


また独立リーグのほかのチームにも元マリーンズ戦士がいました。
2009年の躍進を支えたビル・マーフィーです。

同じアトランティックリーグのロングアイランド・ダックスというチームに所属していますが、9試合に登板、37と1/3イニングを投げて防御率8.19。
マーフィーも不振にあえいでいます。再獲得は厳しいでしょう。

マーフィーの名鑑  ベースボールリファレンス


一方野手ではランビンが現役を続けていました。
2013年は独立リーグでプレーしていましたが、最近になってカンザスシティの3Aオマハに加入し、3割を打っています。
ただ、長打力の無い選手を獲得してもしかたありません。

ランビンの名鑑  ベースボールリファレンス



残念ながら、元マリーンズのピッチャーでめぼしい選手はいないようです。
やはり獲得すべきは大砲ですね。球団もきっと動いていることでしょう。
もし皆さんが成田や羽田でドレッドヘアのラテン系や、2メートル100キロのスキンヘッドの巨漢を目撃した場合はぜひご一報ください。
至急調査に入ります。

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