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2013年の4月末に三陸地方に行ってきました。
東日本大震災から2年。復興はどこまで進んでいるのでしょう。
2回目は気仙沼から盛へ。大船渡線BRTに乗車します。


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2013年4月27日。11:44に気仙沼線の柳津駅からBRTのバスに乗って気仙沼駅にやってきました。
一関と大船渡、盛を結ぶ大船渡線との乗換駅ですが、現在鉄道として運行しているのは気仙沼から一関まで。気仙沼から終点の盛までは気仙沼線と同じようにBRTによるバス運行となります。
駅ではバスの切符も買うことができ、バスの運行状況を示す画面もありました。

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盛行きのバスは10分も待たずに乗れるのですが、せっかくですので気仙沼で昼ごはんにしましょう。
駅前には良さそうな店がなかったので、港まで歩いて行くことにしました。
駅周辺は高台なので地震や津波の痕跡はほとんどありませんが、坂を下りて港に近づくと、損傷したままの建物が増えてきます。

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港の近く。津波の影響でしょう。1階部分がめちゃめちゃになっています。

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かつてにぎわいを見せていたであろう港周辺。津波が建物を根こそぎ押し流してしまったのです。

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高台では桜が咲いていました。

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港には観光船や離島へのフェリーが停泊しています。

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津波の恐ろしさがわかります。

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港の一角に「復興屋台村 気仙沼横丁」がありました。ここならおいしい御飯が食べられそうです。

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復興ツアーや観光バスがやってくるのでしょう。屋台村は観光客でにぎわっていました。

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男子厨房海の家という店に入ってみました。1,200円と言う破格の安さの海鮮丼に惹かれたからです。
限定30食!まだあるでしょうか。

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これが海鮮丼です。幸い私の次で30食目でした。ボリュームたっぷりの海鮮丼に味噌汁もついて1200円。超お得ですね。もちろんとてもおいしいです。このお店は震災前に民宿などをやっていた方々が再起を賭けて立ち上げたお店なのだそうです。

お店のホームページ

お店を出ると急に雨が降ってきました。今日の気仙沼は天気が安定しません。お土産屋でふかひれスープを試食したりして時間をつぶしました。

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晴れてきたので歩いて駅まで戻ります。

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気仙沼市役所の建物。港から徒歩10分程度離れていますが、津波が1メートル以上の高さまで来たのですね。恐ろしいです。

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盛方面に向かう大船渡線の踏切。再び列車が走る時が速く来てほしいです。

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すさまじい光景です。犠牲になった方のご冥福を祈り、気仙沼が再びにぎわいを取り戻すことを願います。

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盛駅に戻り、13:52発の大船渡線BRTのバスに乗って盛に向かいます。乗客は10人程度でした。

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しばらく進むと衝撃の光景が目に飛び込んできました。道路わきに船が!しかも地面の上に!
この船は津波で流されてきたのです。

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津波の恐ろしさを伝えるためにこうして残しているのでしょうか。

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バスは国道を走ります。国道にはこのように津波の浸水区間がその都度示されています。

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海が見えてきました。

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これは学校です。3階部分まで津波が押し寄せたのでしょう。

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津波浸水区間が4.5キロも続いているようです。これでは・・・。

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荒地にぽつんと立った建物。

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かつてはさまざまな建物が建っていたのでしょう。今はなにもありません。

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プレハブの仮設の建物は陸前高田市役所です。このあたりも津波の被害がひどかった場所です。

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病院も高台に移転しているようです。

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気仙沼行きのバスとすれ違いました。

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広場では子供たちが野球をしています。

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東北から震災後2度目の春がやってきました。

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このあたりは景色がいいです。

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バスは入り江に沿って走ります。

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まもなく大船渡です。

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下船渡駅。

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大船渡駅。津波の直撃を受けて駅舎が流出してしまいました。今は簡易な待合室だけが建っています。

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バスはここから専用道に入ります。

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線路跡を舗装した専用道。

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このあたりも津波の被害がひどかった場所です。

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2階部分までめちゃくちゃです。

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信号。すれ違いできるスペースがあります。

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三陸鉄道南リアス線の線路が近づいてきました。
三陸鉄道は死に物狂いで鉄道を復旧させ、JRの大船渡線はあっさりBRTによるバス転換。どうなんでしょうね。

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終点の盛駅が見えてきました。

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15:07に盛駅に到着。かつて線路があった部分は舗装されてしまっています。

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ここで三陸鉄道南リアス線に乗り換えです。南リアス線はここ盛から釜石までの路線ですが、現在は途中の吉浜駅まで復旧しています。

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大船渡駅の自動券売機。ここにJRの列車は来ず、来るのはバスなのですが、鉄道と同じような扱いとなるため、切符を売っているのです。

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運賃表。グレーの部分がBRTのバスによる運行です。

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駅の待合室。

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真新しい盛駅。次は三陸鉄道南リアス線です。