
台湾プロ野球の観戦記です。
4回目は6月15日土曜日は桃園野球場で義大ライノス対Lamigoモンキーズのナイターを観戦しますが、その前に台湾屈指の観光地である九フンに向かいました。
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■ 2日目 2013年6月15日 土曜日

台湾旅行の2日目は17時からナイター観戦。桃園国際野球場で行われる義大ライノス対Lamigoモンキーズの試合です。義大ライノスにはあの大物メジャーリーガーであるマニー・ラミレスが在籍していることで知られています。とても楽しみな試合ですね。
そして午前中は台湾屈指の観光地である九フンに行くことにしました。
九フンは台北の北にあり、特急自強号に乗って45分の瑞芳駅からバスに乗り換えて行くことができます。台北からも九フンに行くバスが出ているのですが、時間が読めないので列車にしました。
土曜日の午前中ということもあって特急は大混雑。8時過ぎに台北を発車した時点で満席、駅に止まるごとに客が増え、座れないどころか通路までいっぱいです。
9:30に瑞芳駅に到着。若者がぞろぞろと列車をおり、改札へと向かいます。みんな九フンに向かうのでしょう。
台北駅から瑞芳駅へは悠遊カードが使えるので、特急料金を払わずに済みました。

朝9:35瑞芳の駅前に出ました。ガイドブックにはここからバスに乗れば九フンに行けるようです。
さっそく駅前のバス乗り場に行ってみました。

バスを待っているおばあさんに「九フン」と書いた紙を見せると、「ここじゃない、あっちだよ!」と言わんばかりに、駅を背にして左の方向を指さしています。ここは乗り場じゃないのでしょうか。

首をかしげながらおばあさんが指さした方向に進みます。

5分ほど歩くと行列ができているバス停がみえてきました。なるほど、先ほどのバス停は逆方向に向かうバス停だったのです。そのような案内は一切ありませんでした。ちょっと不親切です。
バスはかなりの頻度で出ているようですが、次いつ来るかわからないので、このバスに乗りました。

9:43に出発。バスは川沿いを走り、やがて山を越えて海沿いに出ました。カーブがきつく、立っているのは大変です。

瑞芳駅のバス停から10分ほどで九フンの「旧道」バス停に到着。運賃は15元でした。時刻は間もなく10時です。

さすが台湾を代表する観光地。バスが次々と山道を登ってきます。

バス停から下を見下ろすと立派な寺院が建っていました。

バス停の近くに展望台があり、山と海の景色を見下ろすことができます。

山に張り付く田舎町と言った雰囲気です。九フンはかつて金の採掘で栄えた町でした。
鉱山の閉山後は町は衰退の一途をたどりますが、1990年ごろに大ヒット映画のロケ地となったことで再び注目を浴び、いまではノスタルジックな風景を求めて国内外から観光客が押し寄せるようになりました。

展望台は若者でにぎわっていました。

九フンのメインストリートである基山街を歩きます。道の両側にはお菓子を売る店やお土産屋が並び、とても賑やかです。

ここは黒砂糖のお菓子を売っています。

こんにゃくの店。まるで縁日のような雰囲気です。

ここもお菓子の店。

飲食店の床で子犬が戯れています。

下に降りる階段がありました。赤い提灯が映えるノスタルジックな雰囲気です。

阿妹茶樓という茶芸館です。台湾のヒット映画「非情城市」の舞台になったことで台湾中に知られている有名スポットなのだそうです。
映画「千と千尋の神隠し」に出てくる湯婆婆の屋敷「油屋」のモデルであるという説もありますが、事実なのかそうでないのかははっきりわかりません。。
ただ、確かにレトロで不思議な雰囲気ですね。夜に見てみたいです。

階段の真ん中付近。喫茶店などが集まっており、小休止にもってこいの場所です。

階段の下に降りてきました。ちょっとした広場になっており、観光客がたくさんいます。

この建物も木造の趣ある建物です。

広場に面した喫茶店の看板。よく読むと日本語が変です。
「コーヒ」、「ウーロニ茶」、「ジゃスミンちゃ」、「クピオカ」
色々と間違えています。しかし、あえて間違えることによって日本人に注目してもらい集客を図るという高等戦術かもしれません。

階段を上がりましょう。

さきほどの阿妹茶樓の横を通ります。
「湯婆婆」の屋敷とあり、その横に小さい字で「千と千尋の神隠し映画のキャラクターの顔のお守りを店で買えます」と書かれています。商魂たくましいですね。

階段を上がって基山街に戻り、しばらく歩くと小さなお堂がありました。

九フンの町はそれほど大きくありません。観光地化されている一帯を通り過ぎれば、長閑な山村が広がっています。

土のお面を売る店。ちょっと不気味ですね。

不思議な雰囲気の階段です。登ってみましょう。

階段を登ると阿柑姨芋圓という店があり、行列ができていました。この店は九フンで一番古い芋圓屋さんなのだそうです。
九フン名物といえば芋圓。お芋のダンゴです。時刻は10:30。少しお腹が空いてきたので、せっかくなので食べていきましょう。

これが芋圓。ほんのり甘いお芋の団子を小豆やかき氷と一緒に食べます。店の入り口で容器に入れてもらい、調理場の通路を歩くと九フンの街を見下ろせる展望台のような飲食スペースがあります。冷房が効いており快適。朝から暑い中を歩いていたので、とてもおいしいです。

意外と量があり、お腹がいっぱいになりました。午後の予定を考えると、そろそろ九フン見学を終えた方がよさそうです。来た道をのんびり戻りましょう。
基山街にあるこの店も芋圓の有名店で、おいしいのだそうです。

お菓子を売る店がたくさんあります。

時刻はまもなく11時。最初に来た時よりもだいぶ観光客が増えてきました。これではおちついて散策できませんね。

中国の伝統衣装にこいのぼり。

基山街のはずれから15分ほど歩いてバス停付近まで戻ってきました。
バス停下の寺院に行ってみましょう。

派手な色の神様が祀られています。

瑞芳、基隆、台北方面へのバス停は、行きに降りたバス停の少し上にありました。
タクシードライバーが声をかけてきましたが、バスの方が安いのでバスにします。

10分ほど待ち、11:10発の基隆行バスに乗りました。行きに乗ったバスと同じルートで瑞芳に出て、そのまま台湾北部の港町である基隆に向かいます。バスはこまめに客を乗せ、山道を抜けてやがて基隆の町に入ります。

40分少々走って11:50ごろに基隆着。台湾を代表する港町です。

港に停泊する船。

駅前は港湾都市にふさわしいにぎわいです。ただあまりにも蒸し暑いので、街歩きをしようという気にはなりません。ちょっと昼ご飯を食べて、野球観戦に行きましょう。

基隆の駅前。台北から北に延びる路線の終点です。

駅前の食堂でそばを食べました。辛くておいしいです。

乾麵30元。約100円です。汁無しラーメンと言うかなんというか。

昼ご飯を食べて野球場に移動します。
台北の南にある桃園という町の野球場で行われる義大ライノス対Lamigoモンキーズの試合は17時から。
時刻は13時を過ぎたところなので、ゆっくり行っても間に合うでしょう。
桃園国際野球場は台湾高速鉄道で台北から2つ目の高鉄桃園駅が一番近いです。歩いて30分程度。シャトルバスも出ています。
したがって台北から台湾高速鉄道に乗るのが一番便利で速いのですが、交通費をケチりたい私は別ルートを選びました。
基隆駅から普通列車に乗り、台北の南にある中レキという駅で降りると、そこから球場へのシャトルバスに乗ることができるのです。台湾高速鉄道に乗るよりも時間はかかりますが、運賃は比較にならないほど安いです。急ぐ必要はありません。鈍行列車で行きましょう。しかも古い釣り掛け駆動の電車です。

かなりくたびれた内装の通勤電車です。扉が2つしかないのでラッシュ時には大変でしょう。今台湾では日本製の新型通勤電車の導入が進んでいますから、この旧型電車は遠からず廃車されてしまうかもしれません。

13:30頃に基隆を発車、台北を通り過ぎてさらに南下し、15:25に中レキ駅に着きました。
私は駅のコンビニで夕食用のおにぎりを買い、球場へのシャトルバス乗り場を探しました。
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台湾旅行の2日目は17時からナイター観戦。桃園国際野球場で行われる義大ライノス対Lamigoモンキーズの試合です。義大ライノスにはあの大物メジャーリーガーであるマニー・ラミレスが在籍していることで知られています。とても楽しみな試合ですね。
そして午前中は台湾屈指の観光地である九フンに行くことにしました。
九フンは台北の北にあり、特急自強号に乗って45分の瑞芳駅からバスに乗り換えて行くことができます。台北からも九フンに行くバスが出ているのですが、時間が読めないので列車にしました。
土曜日の午前中ということもあって特急は大混雑。8時過ぎに台北を発車した時点で満席、駅に止まるごとに客が増え、座れないどころか通路までいっぱいです。
9:30に瑞芳駅に到着。若者がぞろぞろと列車をおり、改札へと向かいます。みんな九フンに向かうのでしょう。
台北駅から瑞芳駅へは悠遊カードが使えるので、特急料金を払わずに済みました。

朝9:35瑞芳の駅前に出ました。ガイドブックにはここからバスに乗れば九フンに行けるようです。
さっそく駅前のバス乗り場に行ってみました。

バスを待っているおばあさんに「九フン」と書いた紙を見せると、「ここじゃない、あっちだよ!」と言わんばかりに、駅を背にして左の方向を指さしています。ここは乗り場じゃないのでしょうか。

首をかしげながらおばあさんが指さした方向に進みます。

5分ほど歩くと行列ができているバス停がみえてきました。なるほど、先ほどのバス停は逆方向に向かうバス停だったのです。そのような案内は一切ありませんでした。ちょっと不親切です。
バスはかなりの頻度で出ているようですが、次いつ来るかわからないので、このバスに乗りました。

9:43に出発。バスは川沿いを走り、やがて山を越えて海沿いに出ました。カーブがきつく、立っているのは大変です。

瑞芳駅のバス停から10分ほどで九フンの「旧道」バス停に到着。運賃は15元でした。時刻は間もなく10時です。

さすが台湾を代表する観光地。バスが次々と山道を登ってきます。

バス停から下を見下ろすと立派な寺院が建っていました。

バス停の近くに展望台があり、山と海の景色を見下ろすことができます。

山に張り付く田舎町と言った雰囲気です。九フンはかつて金の採掘で栄えた町でした。
鉱山の閉山後は町は衰退の一途をたどりますが、1990年ごろに大ヒット映画のロケ地となったことで再び注目を浴び、いまではノスタルジックな風景を求めて国内外から観光客が押し寄せるようになりました。

展望台は若者でにぎわっていました。

九フンのメインストリートである基山街を歩きます。道の両側にはお菓子を売る店やお土産屋が並び、とても賑やかです。

ここは黒砂糖のお菓子を売っています。

こんにゃくの店。まるで縁日のような雰囲気です。

ここもお菓子の店。

飲食店の床で子犬が戯れています。

下に降りる階段がありました。赤い提灯が映えるノスタルジックな雰囲気です。

阿妹茶樓という茶芸館です。台湾のヒット映画「非情城市」の舞台になったことで台湾中に知られている有名スポットなのだそうです。
映画「千と千尋の神隠し」に出てくる湯婆婆の屋敷「油屋」のモデルであるという説もありますが、事実なのかそうでないのかははっきりわかりません。。
ただ、確かにレトロで不思議な雰囲気ですね。夜に見てみたいです。

階段の真ん中付近。喫茶店などが集まっており、小休止にもってこいの場所です。

階段の下に降りてきました。ちょっとした広場になっており、観光客がたくさんいます。

この建物も木造の趣ある建物です。

広場に面した喫茶店の看板。よく読むと日本語が変です。
「コーヒ」、「ウーロニ茶」、「ジゃスミンちゃ」、「クピオカ」
色々と間違えています。しかし、あえて間違えることによって日本人に注目してもらい集客を図るという高等戦術かもしれません。

階段を上がりましょう。

さきほどの阿妹茶樓の横を通ります。
「湯婆婆」の屋敷とあり、その横に小さい字で「千と千尋の神隠し映画のキャラクターの顔のお守りを店で買えます」と書かれています。商魂たくましいですね。

階段を上がって基山街に戻り、しばらく歩くと小さなお堂がありました。

九フンの町はそれほど大きくありません。観光地化されている一帯を通り過ぎれば、長閑な山村が広がっています。

土のお面を売る店。ちょっと不気味ですね。

不思議な雰囲気の階段です。登ってみましょう。

階段を登ると阿柑姨芋圓という店があり、行列ができていました。この店は九フンで一番古い芋圓屋さんなのだそうです。
九フン名物といえば芋圓。お芋のダンゴです。時刻は10:30。少しお腹が空いてきたので、せっかくなので食べていきましょう。

これが芋圓。ほんのり甘いお芋の団子を小豆やかき氷と一緒に食べます。店の入り口で容器に入れてもらい、調理場の通路を歩くと九フンの街を見下ろせる展望台のような飲食スペースがあります。冷房が効いており快適。朝から暑い中を歩いていたので、とてもおいしいです。

意外と量があり、お腹がいっぱいになりました。午後の予定を考えると、そろそろ九フン見学を終えた方がよさそうです。来た道をのんびり戻りましょう。
基山街にあるこの店も芋圓の有名店で、おいしいのだそうです。

お菓子を売る店がたくさんあります。

時刻はまもなく11時。最初に来た時よりもだいぶ観光客が増えてきました。これではおちついて散策できませんね。

中国の伝統衣装にこいのぼり。

基山街のはずれから15分ほど歩いてバス停付近まで戻ってきました。
バス停下の寺院に行ってみましょう。

派手な色の神様が祀られています。

瑞芳、基隆、台北方面へのバス停は、行きに降りたバス停の少し上にありました。
タクシードライバーが声をかけてきましたが、バスの方が安いのでバスにします。

10分ほど待ち、11:10発の基隆行バスに乗りました。行きに乗ったバスと同じルートで瑞芳に出て、そのまま台湾北部の港町である基隆に向かいます。バスはこまめに客を乗せ、山道を抜けてやがて基隆の町に入ります。

40分少々走って11:50ごろに基隆着。台湾を代表する港町です。

港に停泊する船。

駅前は港湾都市にふさわしいにぎわいです。ただあまりにも蒸し暑いので、街歩きをしようという気にはなりません。ちょっと昼ご飯を食べて、野球観戦に行きましょう。

基隆の駅前。台北から北に延びる路線の終点です。

駅前の食堂でそばを食べました。辛くておいしいです。

乾麵30元。約100円です。汁無しラーメンと言うかなんというか。

昼ご飯を食べて野球場に移動します。
台北の南にある桃園という町の野球場で行われる義大ライノス対Lamigoモンキーズの試合は17時から。
時刻は13時を過ぎたところなので、ゆっくり行っても間に合うでしょう。
桃園国際野球場は台湾高速鉄道で台北から2つ目の高鉄桃園駅が一番近いです。歩いて30分程度。シャトルバスも出ています。
したがって台北から台湾高速鉄道に乗るのが一番便利で速いのですが、交通費をケチりたい私は別ルートを選びました。
基隆駅から普通列車に乗り、台北の南にある中レキという駅で降りると、そこから球場へのシャトルバスに乗ることができるのです。台湾高速鉄道に乗るよりも時間はかかりますが、運賃は比較にならないほど安いです。急ぐ必要はありません。鈍行列車で行きましょう。しかも古い釣り掛け駆動の電車です。

かなりくたびれた内装の通勤電車です。扉が2つしかないのでラッシュ時には大変でしょう。今台湾では日本製の新型通勤電車の導入が進んでいますから、この旧型電車は遠からず廃車されてしまうかもしれません。

13:30頃に基隆を発車、台北を通り過ぎてさらに南下し、15:25に中レキ駅に着きました。
私は駅のコンビニで夕食用のおにぎりを買い、球場へのシャトルバス乗り場を探しました。
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