
スペイン旅行記の第10回です。
4日目は世界遺産に指定されている古都トレドを観光します。
マドリッドから特急列車でトレドに向かい、サンタクルス美術館を見学しました。
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■ 4日目 3月17日 日曜日

朝8時過ぎに起床。ホテルで朝食を済ませました。17ユーロもしましたが、ハムの種類が多く、おいしかったです。特にクロワッサンが絶品でしたね。
今日は1日古都トレドを観光します。トレドは三方をタホ川に囲まれた天然の要塞で、6世紀ごろに西ゴート王国の首都になりました、その後イスラム支配下に置かれますが、1085年にアルフォンソ6世がイスラム勢力から奪還し、一時的にスペインの首都になったこともあります。
旧市街は世界遺産に指定されており、まるで時代の流れから取り残されてしまったような街並みを観ようと全世界から観光客が押し寄せてきます。
トレドへのアクセスはバスと鉄道の2通りです。バスは所要1時間弱。安い代わりに時間がかかります。鉄道は新幹線で約30分。ただし本数が少なく、1時間に1本程度しかありません。運賃は10ユーロと、距離の割には安いです。
今回は往復とも鉄道利用とし、切符は日本からインターネットで購入しました。日本のクレジットカードは使えないという話もありますが、JALのMASTERカードの本人認証を使えば問題ありません。

私が乗る9:20発のAVANT(08282列車)は4両編成の特急列車。7割程度の乗車率でした。

定刻通り発車した列車はコルドバ、セビーリャ方面と同じ線路を走り、途中で分岐して9:47分にトレド駅に到着しました。

トレド駅構内にある洒落たカフェ。

トレド駅はまるで宮殿のような内装です。

今は使われていない切符売場ですが、装飾が素晴らしいです。

窓口がステンドグラスになっています。

トレド駅の立派な駅舎。

トレド駅は町はずれにあり、旧市街までは20分ほど歩きます。バスもありますが、あまり本数は多くないようで、ほとんどの観光客がトレド旧市街まで歩いていました。
5分ほど歩くとトレドの旧市街が見えてきます。

トレド駅。立派な駅舎ですが、ホームは1本しかありません。

川の向こうに見えるトレド新市街。

しばらく歩くとトレド旧市街への橋が見えてきました。

トレド旧市街への入口。タホ川を渡るアルカンタラ橋です。

さっそく橋を渡りましょう。丘の上の左側にはアルカサルと呼ばれる要塞がそびえています。現在は軍事博物館になっています。

トレド旧市街を囲むように流れるタホ川。
ちなみにタホ川はイベリア半島を横断し、ポルトガル国内ではテージョ川と名前を変え、リスボンで大西洋に注いでいます。

城門をくぐれば、そこは世界遺産トレドです。

旧市街は丘の上にあるので、階段を登らなければなりません。

階段を登りきると立派な建物がありました。

サンタ・クルス美術館です。
10時20分に入場。入場料はなんと無料でした。

入口の先に中庭がありました。
サンタクルス美術館の建物は15世紀後半に造られた病院だったのだそうです。

中庭の回廊にはギリシャ・ローマ時代に出土したであろう柱や彫像が展示されています。

雰囲気の良い中庭ですね。

2階に上がります。手すりの装飾が素晴らしいです。

タイル装飾がありました。ポルトガルで見たアズレージョのようです。

2階の展示室には陶磁器などが展示されています。

素朴なタイル画。

これはバルセロナで出土したアズレージョ。展示物の出自はトレドだけとは限らないようです。

昔の貴族の屋敷の書斎、でしょうか。

大きな壺が展示されています。この展示室はアラブやムデハル文化関連の展示もありました。

3階にある別の展示室には宗教芸術が展示されています。

ローマ時代の柱の土台でしょうか。

展示室の中心のドーム。

立派なタペストリーがありました。

素朴なマリア像。

このスペースには壺やらキリスト像やらマリア像など、様々なものが展示されています。

こちらのスペースは宗教画、特にエル・グレコ関連の絵が展示されています。

これは中世の宗教画のようです。

精巧に彫られたものです。

エル・グレコ「聖母の前に現われるキリスト」。上野にある東京都美術館に貸し出されています。
実はこの時東京と美術館で過去最大級と言われるエル・グレコ展が開かれていたのです。

サンタ・クルス美術館は16世紀後半から17世紀前半にかけて活躍したエル・グレコの名作が多数展示されていることで知られます。
エル・グレコとはスペイン語で「ギリシャの人」という意味で、本名はドメニコス・テオトコプーロスです。ギリシャからイタリアに渡り、その後35歳ごろにスペインのトレドに定住。73歳で亡くなるまでここトレドで多くの作品を手がけました。現在はベラスケスやゴヤと並び、スペインの三大画家とされています。

エル・グレコの「受胎告知」です。

有名なエル・グレコの「無原罪のお宿り」も東京都美術館に貸し出されてしまっています。

エル・グレコの絵が3枚まとめて東京行きですね。
だいたいエル・グレコの絵の3割以上、それも有名な作品を中心として東京都美術館に行ってしまっているようです。
せっかくエル・グレコの絵を見るためわざわざトレドにやってきたというのに、肝心の絵が東京に行ってしまってがっかりですが。残った絵をしっかり見て、帰国したら東京都美術館に行くこととしましょう。

エル・グレコの「聖家族と聖アンナ」です。

エル・グレコの「聖衣剥奪」です。たしか本物はトレド大聖堂にあったはずです。
30分ほど見学し、10:50にサンタクルス美術館を出ました。
これだけバリエーション豊かな展示物を擁しながら無料というのは素晴らしいですね。
ただ、トイレの照明が壊れており、ドアを閉めると真っ暗になってしまうのは困りました。
そこはスペインということなのでしょう。
次回も古都トレドを散策します。
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朝8時過ぎに起床。ホテルで朝食を済ませました。17ユーロもしましたが、ハムの種類が多く、おいしかったです。特にクロワッサンが絶品でしたね。
今日は1日古都トレドを観光します。トレドは三方をタホ川に囲まれた天然の要塞で、6世紀ごろに西ゴート王国の首都になりました、その後イスラム支配下に置かれますが、1085年にアルフォンソ6世がイスラム勢力から奪還し、一時的にスペインの首都になったこともあります。
旧市街は世界遺産に指定されており、まるで時代の流れから取り残されてしまったような街並みを観ようと全世界から観光客が押し寄せてきます。
トレドへのアクセスはバスと鉄道の2通りです。バスは所要1時間弱。安い代わりに時間がかかります。鉄道は新幹線で約30分。ただし本数が少なく、1時間に1本程度しかありません。運賃は10ユーロと、距離の割には安いです。
今回は往復とも鉄道利用とし、切符は日本からインターネットで購入しました。日本のクレジットカードは使えないという話もありますが、JALのMASTERカードの本人認証を使えば問題ありません。

私が乗る9:20発のAVANT(08282列車)は4両編成の特急列車。7割程度の乗車率でした。

定刻通り発車した列車はコルドバ、セビーリャ方面と同じ線路を走り、途中で分岐して9:47分にトレド駅に到着しました。

トレド駅構内にある洒落たカフェ。

トレド駅はまるで宮殿のような内装です。

今は使われていない切符売場ですが、装飾が素晴らしいです。

窓口がステンドグラスになっています。

トレド駅の立派な駅舎。

トレド駅は町はずれにあり、旧市街までは20分ほど歩きます。バスもありますが、あまり本数は多くないようで、ほとんどの観光客がトレド旧市街まで歩いていました。
5分ほど歩くとトレドの旧市街が見えてきます。

トレド駅。立派な駅舎ですが、ホームは1本しかありません。

川の向こうに見えるトレド新市街。

しばらく歩くとトレド旧市街への橋が見えてきました。

トレド旧市街への入口。タホ川を渡るアルカンタラ橋です。

さっそく橋を渡りましょう。丘の上の左側にはアルカサルと呼ばれる要塞がそびえています。現在は軍事博物館になっています。

トレド旧市街を囲むように流れるタホ川。
ちなみにタホ川はイベリア半島を横断し、ポルトガル国内ではテージョ川と名前を変え、リスボンで大西洋に注いでいます。

城門をくぐれば、そこは世界遺産トレドです。

旧市街は丘の上にあるので、階段を登らなければなりません。

階段を登りきると立派な建物がありました。

サンタ・クルス美術館です。
10時20分に入場。入場料はなんと無料でした。

入口の先に中庭がありました。
サンタクルス美術館の建物は15世紀後半に造られた病院だったのだそうです。

中庭の回廊にはギリシャ・ローマ時代に出土したであろう柱や彫像が展示されています。

雰囲気の良い中庭ですね。

2階に上がります。手すりの装飾が素晴らしいです。

タイル装飾がありました。ポルトガルで見たアズレージョのようです。

2階の展示室には陶磁器などが展示されています。

素朴なタイル画。

これはバルセロナで出土したアズレージョ。展示物の出自はトレドだけとは限らないようです。

昔の貴族の屋敷の書斎、でしょうか。

大きな壺が展示されています。この展示室はアラブやムデハル文化関連の展示もありました。

3階にある別の展示室には宗教芸術が展示されています。

ローマ時代の柱の土台でしょうか。

展示室の中心のドーム。

立派なタペストリーがありました。

素朴なマリア像。

このスペースには壺やらキリスト像やらマリア像など、様々なものが展示されています。

こちらのスペースは宗教画、特にエル・グレコ関連の絵が展示されています。

これは中世の宗教画のようです。

精巧に彫られたものです。

エル・グレコ「聖母の前に現われるキリスト」。上野にある東京都美術館に貸し出されています。
実はこの時東京と美術館で過去最大級と言われるエル・グレコ展が開かれていたのです。

サンタ・クルス美術館は16世紀後半から17世紀前半にかけて活躍したエル・グレコの名作が多数展示されていることで知られます。
エル・グレコとはスペイン語で「ギリシャの人」という意味で、本名はドメニコス・テオトコプーロスです。ギリシャからイタリアに渡り、その後35歳ごろにスペインのトレドに定住。73歳で亡くなるまでここトレドで多くの作品を手がけました。現在はベラスケスやゴヤと並び、スペインの三大画家とされています。

エル・グレコの「受胎告知」です。

有名なエル・グレコの「無原罪のお宿り」も東京都美術館に貸し出されてしまっています。

エル・グレコの絵が3枚まとめて東京行きですね。
だいたいエル・グレコの絵の3割以上、それも有名な作品を中心として東京都美術館に行ってしまっているようです。
せっかくエル・グレコの絵を見るためわざわざトレドにやってきたというのに、肝心の絵が東京に行ってしまってがっかりですが。残った絵をしっかり見て、帰国したら東京都美術館に行くこととしましょう。

エル・グレコの「聖家族と聖アンナ」です。

エル・グレコの「聖衣剥奪」です。たしか本物はトレド大聖堂にあったはずです。
30分ほど見学し、10:50にサンタクルス美術館を出ました。
これだけバリエーション豊かな展示物を擁しながら無料というのは素晴らしいですね。
ただ、トイレの照明が壊れており、ドアを閉めると真っ暗になってしまうのは困りました。
そこはスペインということなのでしょう。
次回も古都トレドを散策します。
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