
11月16日から台湾に行ってアジアシリーズを見てきました。
第5回もアジアシリーズ観戦です。
第1試合の義大ライノス対キャンベラ戦に続き、第2試合の統一ライオンズ対フォルティチュード・ボローニャの試合を観戦しました。
なぜかウズベキスタンのチアガールがボローニャの応援をする中、統一リードで試合が進みます。
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11月16日。アジアシリーズの統一ライオンズ対フォルティチュード・ボローニャの試合を観戦しています。
試合はボローニャの先発ジャンカルロ・アルバラードが2回途中4失点KO。ボローニャにとっては厳しい展開になりました。アルバラードはジオという登録名で横浜や広島で投げた実績があるだけに、この結果は残念です。
2番手はアレクサンダー・バーカード、ベネズエラ出身の24歳です。今まではシングルAプラスリーグや独立リーグで投げており、ジオと同じくアジアシリーズのために補強された選手です。
選手名鑑

ダイナミックなフォームです。

盛り上がる統一応援席。

やっぱりコントロールが悪いですね。このバーカードは。

イタリア国旗を手に応援する人がいました。
1塁側ではイタリア人らしき人が10人程度応援していましたね。さすがに台湾は遠いのでしょう。

なんとか反撃したいボローニャ。
打席には4番のツィーグラーが打席に入っています。

ツイーグラーはドイツ系アメリカ人で28歳。主にアメリカ独立リーグで活躍しています。
ちょっとパスクチ臭がして好感が持てます。
選手名鑑

ボローニャの選手たちは積極的に振りに行きます。

ヒット性の打球もあったのです。

しかしフェンス手前でナイスキャッチ。

この打球が抜けていれば試合の流れが変わったかもしれません。
ボローニャにとってはツキが味方しなかったと言えるでしょう。

2回表終了後、ふたたびウズベキスタンのチアガールが出てきました。

ミュージックスタート!
せっかくなので動画を撮りました。先程と全く同じ曲です。

ベンチ上だからか振付は微妙に違いますが、基本は同じです。

スタイルがいいですね。

エキゾチックでいいのですが、他にレパートリーは無いのでしょうか。

パフォーマンス終了。ベンチ前の観客はみんな動画を撮っていました。

統一打線は止まりません。3回こそ無得点ですが、4回に1点追加して5−0。

ボローニャはフライの処理が危なっかしいです。

3塁側の応援席に回ってみました。

試合開始よりもお客さんが増えたような気がします。第2試合の観衆は5814人とのこと。

必勝うちわで応援です。

統一ライオンズのチアガールが出てきました。

不思議な格好です。

みんな足が長いですね。

残念ながら統一のチアはベンチ上に出てきませんでした。

統一ライオンズは5回表にも3点を加えて8−0。一方的な展開です。

バーカードは5回途中で降板。統一の勢いを止められませんでした。3回1/3を投げて3失点です。

3番手はファビオ・ミラノ。アメリカ出身の36歳で、2001年から13年間ボローニャに所属しているベテランです。
選手名鑑

ミラノも1回2/3を投げて被安打2、3四球と散々なピッチング。よく2失点で済みました。

張泰山が代打で登場。台湾を代表するバッターです。

結果は凡フライ。どこか痛めているようです。

統一もピッチャーが代わりました。
6回から廖文揚が登場です。

2010年に入団した若手ピッチャーで、最速147キロとのことです。

またウズベキスタンのチアガールが出てきました。3回目の登場ですが、全部同じ曲です。
レパートリーが1曲しかないのでしょうか。打ち合わせが足りなかったのかな?

統一ライオンズは7回表に2点追加。ついに10−0になりました。
アジアシリーズはコールドがあるので、7回終了時に10点差がついていたらそこで試合終了です。

4番手のニック・プグリエーセ、アメリカ出身の28歳です。
アメリカの2Aなどマイナーでの経験がありますが、2011年からボローニャで投げています。
選手名鑑。

10点差になってから登場しましたが、なかなかいいピッチングです。

フォームは怪しげな右のサイドスロー。

コールドは避けたいボローニャですが、

なすすべなく抑えられて7回裏が終了。

結局10−0。統一ライオンズが7回コールドでボローニャに大勝しました。

ビッグフラッグが出てきました。

試合後も両チームの選手たちが握手を交わしていました。

すばらしい光景です。1試合目の義大ライノスとキャンベラの試合ではこういったことはありませんでした。

握手を交わす選手たち。

これぞノーサイドの精神です。

ヒーローインタビューが行われています。

そして花火。大量の花火が打ち上げられました。
試合後には統一ライオンズのファンがボローニャのベンチ付近に集まり、「ジオー!」と叫んでいました。
そうです。ジオは2008年に統一ライオンズで投げていたのです。アジアシリーズにも出場し、西武戦で投げていました。
ジオはベンチからでファンに手を振ってくれました。
私はボローニャで買ったボローニャのマフラータオルをジオに見せると、ジオは私にボールを投げてくれました。
隣の少年に取られましたが、私に譲ってくれました。

これがそのボールです。台湾プロ野球の公式球ですね。家宝にします。
結局、中国の代わりに招待されたボローニャはアジアシリーズを2戦2敗で終わりました。
1試合目のサムスン戦は3点差負けと踏ん張ったものの、2試合目の統一選は10−0のコールド負け。
わずか2安打しか打てず、完全な力負けとなってしまいました。残念な結果ですが、先発が崩れてしまったらどうしようもありません。
しかしイタリアの選手たちにとっては良い経験になったことでしょう。
イタリアのチームが台湾の優勝チームと対戦したわけですから、ボローニャがヨーロッパ野球の歴史に大きな一歩を刻んだことは間違いありません。
ヨーロッパとアジアの野球を通じた交流は今後深まっていくでしょう。
野球の発展のためにも、このアジアシリーズをクラブワールドカップのような大会に育てていってほしいですね。