
11月16日から台湾に行ってアジアシリーズを見てきました。
第9回は台湾観光です。
台湾東部の花蓮と台東を結ぶ花東公路。海沿いの田舎道を路線バスで北上しました。
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11月19日火曜日。今日は台東から花蓮まで路線バスで移動し、特急列車で台北に出てから帰国する予定です。
台湾東部の花蓮と東南部の花蓮を結ぶ道路、花東公路。内陸部を走る山線と、海沿いを走る海線という2つのルートがあります。
山線は鉄道が走りますが、海沿いの海線は路線バスしか走っていません。
花蓮と台東を通しで走るバスは1日2本ぐらいしかないのですが、途中の成功や静浦という町で乗り換えるのであれば1〜2時間に1本運行されています。人口が少ない割にはバスの本数が多いですね。
今日はこれから花東公路の海線を走るバスに乗ります。
景色はすばらしく、開発の手が及んでいないひなびた海岸線がひたすら続くのだそうです。
台湾のローカル路線バスの旅。とても楽しみです。
そんなわけで、台東7:10発の路線バスに乗るため、6:50頃にホテルを出ました。

台東の町にはバスターミナルが二つあります。1つは台東の中心部にある山線ターミナル。鼎東客運というバス会社の路線が運行する大武や池上など鉄道沿いの町に向かうバスなどが発着します。また台東の町から台東駅に向かうバスもここから発車します。街の中心から駅までバスで20分もかかるのですよ。昔は町の中心部の外れにあったのですが、台湾を一周する路線が開通したときに移転してしまったのです。なぜこんな不便な状態のままほったらかしにしているのでしょうか。

ちなみに、私がこれから乗る海線のバスは別のバスターミナルから出発します。中心部から旧鉄道駅の近くまで歩けば、お目当てのターミナルが見えてきます。

山線ターミナルから徒歩5分。旧駅の近くにある鼎東客運の海線バスターミナルにやってきました。台東にある2つ目のターミナルです。ここは海沿いを走る路線が発着します。
それにしても、海線も山線も同じ鼎東客運が運行しているのに、どうしてバスターミナルを分けているのでしょうか。不便なうえにわかりにくいです。
実は海線と山線はかつて別の会社が運行しており、両社が合併して今に至っているのですが、今でもターミナルはおろかホームページすら別々になっています。一緒にすればいいのにと思いますが・・・。
鼎東客運海線
鼎東客運山線

まず切符を買いましょう。台湾のバスは長距離ならターミナルで切符を買って乗車します。
花蓮まで直通するバスは鼎東客運が1本、花蓮客運のバスが1本しかないので、途中の成功まで行く7:10発のバスの切符を買いました。もちろん筆談です。
ちなみに、途中から乗る場合は乗車時に運転手から切符を買うのですが、この時ほとんどのバス会社はおつりを出さないので要注意です。

これが切符。成功まで149元、約540円です。成功まで1時間少々で着きますが、結構高いです。
成功からはバス会社が変わり、花蓮客運の花蓮行のバスに乗り換えとなります。

バスはどこにやってくるのでしょうか。係員のおっさんに中国語で話しかけられたので切符を見せると、「成功マデイキタイノ?ジャアココネ」と日本語で教えてくれました。台湾の街中では意外と日本語が通じないのですが、台東など台湾東部は北西部の都会よりも日本語が通じるようです。

7:10に出発。観光バスタイプの大型バスでした。台東の市内で乗り降りがあり、10人ほどの客を乗せています。

海沿いの道に出ました。あとは花蓮まで5時間ほど延々と海岸線を北上します。

景色がいい場所なので至る所に公園があります。

晴れていたらきれいな海が見えるのですが、あいにく曇っています。

こんな田舎にもセブンイレブンがあってびっくりです。

太平洋とヤシの木。南国ムードですね。ただ結構肌寒く、上着が必要な気温です。

台東から1時間、8時過ぎに成功の町に入りました。花蓮と台東を結ぶ花東公路では最も大きな町です。
バスは成功の町の中心を走り、市場の前の道をゆっくり走ります。買い物客が市場のバス停から乗ってきました。すぐ終点のはずですが、短距離でも利用する客がいるようです。また市場の手前には花蓮に向かう花蓮客運のバスが止まっていました。おそらく成功発8:30のバスでしょう。

バスは10分ほど遅れて8:30過ぎに成功のバスターミナルに到着しました。ここで9:30発の花蓮行路線バスに乗り換えです。
バスを降りると係員のおっさんに何か聞かれたので、多分行先のことだろうと「花蓮(ホワリェン)」と答えました。
するとおっさんの表情が一変、早口でいろいろ言われました。早く行けということでしょうか。すると売店のおばさんが私を手招きし、着いて行くと、バスターミナルが面した街道の角を曲がってすぐのところに花蓮客運の花蓮行のバス停がありました。
しかし私はトイレで大をしたいのです。幸いバスターミナルにはトイレがあります。
トイレに行こうとターミナルに引き返そうとしたら、ちょうどそこにバスがやってきました。
バスターミナルの係員やバスを待つ客やたむろしているタクシーの運転手が一斉にバスを指さしています。8:30発花蓮行のバスが少々遅れてやってきたのでした。
Noと言えない日本人の私はこのまま来たバスに乗ってしまうべきなのかもしれません。
ですがトイレの方が相当切羽詰っており、ここは断固としてトイレに行くべきです。
私は運転手に手で大きく×を作り乗らないアピールをして、バスをやり過ごしてからバスターミナルに戻りました。
切羽詰った顔でトイレに行くとなんと大の方の鍵が閉まっていました。誰か入っているわけではなさそうです。
困った顔でトイレを出ると、事情を察した係員のおっさんがトイレのカギを貸してくれました。
やっとのことで入ったトイレは紙こそありませんがまあまあ清潔でした。

時刻は8:50、最大の危機を脱しました。次のバスは9:30です。
バスの切符はどこで買うのでしょうか。窓口で運賃表を見ていると、先ほど話した売店のおばさんが「ココ、花蓮行ノバス、モウナイ。キップ、ココジャナイ。アッチノバステイ、スグクル。ココデマテ」と日本語で教えてくれました。花蓮客運の花蓮行は先ほどバスをやり過ごしたバス停から出るのですが、切符はこのバスターミナルで買えないようです。バス会社が違うからでしょう。

「ココデマテ」と言われましたが、30分以上あるので成功の町をぶらつくことにしました。

先ほどバスで通った市場。朝からにぎわっています。

野菜に果物、日本では見たことが無い物もあります。

建物内には肉や魚などのお店があります。

こちらは魚の店。海沿いの町ですから獲れたてなのでしょう。

市場から信号を渡ったところに花蓮客運の成功站がありました。站とは駅のことですが、雑貨屋の前にベンチが置かれているだけで、全く駅らしくありません。しかも時刻表の文字が擦り切れて、全く読めなくなっています。
ここが花蓮行のバスの始発停留所です。ですが私はさきほどのバスターミナルそばの停留所でバスを待つことにしました。先ほどひと騒動起こしたばかりですし、あの親切なおじさんおばさんに心配をかけたくなかったのです。

鼎東客運のバスターミナルに戻ってきました。花蓮客運のバス停はバスターミナルのすぐ近くにあるのですが、「招呼站」という違う名前です。しかも時刻表がマジックで手書き。ちょっと心配になるバス停ですね。
次のバスは9:30です。やはりバスターミナルの人たちは私を心配してくれているようで、時折バスターミナルから顔を出して、こちらの様子をうかがっています。

この通りは花蓮と台東を結ぶ主要道ですから観光バスが結構な頻度でやってきます。路線バスかなと思った観光バスだったことも何回かありました。そしてそのたびに売店のおばさんが「これは違う」と身振りで教えてくれました。
9:30を過ぎてもバスはやってきません。少し遅れているようです。
私がバス停の前で待っていると、バス停の前の家のおばさんは私に声をかけてきました。
どこに行くのかということでしょうから、「ホワリェン(花蓮)」と答えます。
するとおばさんは「345元」と繰り返し言って、金を出せというゼスチャーをしてきました」
どういうことでしょう。ちょうど細かい硬貨が無いので100元札を4枚出すと、おばさんはそのうちの1枚を抜き取り、バスターミナルの売店まで走っていきました。
そして戻ってきたおばさんは私に45元を手渡し、55元を私の胸ポケットに入れました。
そうです、おばさんは私の代わりに小銭を両替してくれたのです。なんと親切なおばさんでしょうか。
花蓮客運のバスはおつりを出してくれないのですね。さっきまで乗ってきた鼎東客運の運転手はおつりを出していましたから、てっきり花蓮客運のバスでもおつりをくれるのかと思っていました。
ちょうどそこへ花蓮行のバスがやってきました。おばさんが運転手に「この人花蓮まで行くよ」というようなことを言ってくれたので、私はおばさんに礼を言ってバスに乗り込みました。

運転手から切符を会社内へ。おばあさんが2人乗っているだけでした。

成功からは花蓮客運の花蓮駅行のバスで海沿いをひたすら北上します。終点の花蓮は12:30到着予定。所要3時間です。

海沿いの田舎道を走り、時折集落に入っていきます。そのたびに乗り降りがあります。

キリスト教のお墓がありました。

バスの運転手が車内に音楽を流し始めました。なんと日本の演歌です。もちろん日本語。
この運転手は演歌が好きなようで、日本の演歌が入ったカセットテープを何本か持っているようでした。

北回帰線まであと3キロの文字。

10:22、北回帰線のモニュメントがある場所で停車しました。
運転手は私に「ダブリュー・シー」と言って降りていきました。つまりトイレ休憩です。

北回帰線のモニュメント。北回帰線から南は熱帯、北は亜熱帯です。

観光バスでやってきた人たちが記念撮影をしています。
他には何もない、さびしい場所です。

目の前には太平洋。

トイレを済ませ、10:30に出発しました。
これは花蓮までの切符です。

小さな入り江に沿って進みます。

何やら踊っている人がいました。

石梯坪という景勝地を通過。曇っていては魅力半減でしょう。

小さな漁港が見えます。

豊浜というやや大きな集落に着きました。小さな待合室におじいさんが座っています。
10:55に発車。時刻表を見ると5分早いのですが、いいのでしょうか。

海の景色が少し険しくなったような気がします。

バスは新しいトンネルを行きます。眼下には切り立った崖に張り付くように造られた旧道が見えました。

西遊記の登場人物4人。

やがてバスは花蓮の町に入りました。

12:20に終点の花蓮駅に到着。12:30到着予定ですから10分も早く着きました。

13:30発の特急自強号で台北に戻ります。食堂で牛肉チャーハンを食べ、駅構内のセブンイレブンでビールとおつまみを買いました。
これはセブンイレブンで売られていた半沢直樹本。「半沢直樹に学ぶ倍返しのやり方」でしょうか。台湾でも半沢直樹は人気があるようです。

私が乗る自強号はタロコ号と言って日本製の新しい特急列車です。今までの特急よりスピードアップされており、JR九州の特急列車にそっくりです。

車内はまさに日本。満席でした。

そして台北に着き、胡椒餅を食べてから帰国するべく台北松山空港に向かったのでした。
写真は台湾でも大人気のひよこです。
以上、台湾旅行記でした。
アジアシリーズは普段見られないオーストラリアやイタリアのチームの試合が見られて、野球好きとしてはとても面白かったです。
前々から行きたかったタロコ渓谷や花東公路にも行けましたし、B級グルメを堪能したし、たった4日でも楽しめるのが台湾の魅力ですね。
皆様もぜひ、台湾旅行、台湾野球観戦を検討してみてください。




気のせいか日本のチームをのせていないようですが、見ていないのでしょうか?
まあ、日本のチームはいつでも見られるのでよいのですが。
あいかわらず、薫友さんの行動力は凄いですね。
今度、細めんの美味しいラーメン屋があったら教えて下さい。
好きな店があったのですが