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スペイン旅行記の第15回です。
5日目は飛行機で北に飛びます。まずはサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かいました。
サンティアゴ・デ・コンポステーラはキリスト教の聖地。世界中から巡礼者が集まります。



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■ 5日目 3月18日 月曜日

朝4:50に起床。スペイン旅行も中盤に差し掛かっています。
今日はまずイベリア航空の国内線に乗ってスペイン北部にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラに向かいます。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂には十二使徒の最後の殉教者である聖ヤコブの遺骸が祭られており、エルサレム、バチカンと並ぶキリスト教三大巡礼地のひとつとなっています。そのため世界遺産に登録されているサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の終着地となっており、世界中からの巡礼者が絶えません。

そして空路にて到着後、午前中にサンティアゴ・デ・コンポステーラを観光し、午後は鉄道でラ・コルーニャを経由し北部の港町フェロールに向かい、フェロールにて宿泊する予定です。
なぜ日本での知名度がほとんどなく、観光地でもないフェロールに泊まるのか。それは今回のメインイベントの一つである旧スペイン狭軌鉄道のトランスカンタブリコ線の始発駅だからです。この路線は全長が650キロ。フェロールからバスク地方の海沿いを延々と走り、ビルバオから内陸に向かい、レオンへと至る長大ローカル線です。日本では情報がほとんどないため、どんな路線なのかとても楽しみです。

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5:20にフロントに行くと、すでにタクシーの運転手が私を待っていました。フロントでチェックアウトを済ませ、そのままタクシー運転手に案内されてタクシーに乗り込み出発。その前にフロントにチップを渡しておきました。
アトーチャ駅近くのホテルを出発したタクシーは、まだ暗い高速道路をかっ飛ばします。120キロ以上出ていました。
そして特に渋滞することもなく、バラハス空港の第4ターミナルには予定よりも相当早い5:40に到着しました。所要20分です。
料金は47ユーロ。ネットで調べたところ、マドリッドの中心からバラハス空港第4ターミナルまではだいたい45ユーロとのことなので、早朝割増を考えれば許容範囲でしょう。しかしクレジットカード支払に使う端末の調子が悪く、やむを得ず現金で払いました。一応チップも渡します。

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まだガランとしているバラハス空港のターミナル。飛行機は7:25発ですからあと2時間近くあります。
セルフチェックインの端末にパスポートをかざして搭乗券を受け取り、カウンターで荷物を預け、セキュリティチェックもあっさり通過してしまうと、もうやることがありません。
開いていた売店でサンドイッチとヨーグルトを6ユーロで買い、のんびり食べながら時間をつぶしました。

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6:55、サンティアゴ・デ・コンポステーラ行きの飛行機に搭乗、イベリアエクスプレス航空の機材で、座席は半分程度埋まっています。1時間25分のフライトで料金は137ユーロ。高いですが、LCCにちょうどいい便がないので止むを得ません。

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7:25の定刻にマドリッドを離陸し、8:45にサンティアゴ・デ・コンポステーラ空港に到着しました。小さな空港です。バゲージクレームはがらんとしており、誰もいません。
しばらくするとベルトコンベアーが動き出し、スーツケースが1つだけでてきました。私のです。
荷物を受け取るとベルトコンベアーが止まり、元の静寂が戻ってきました。
どうやら荷物を預けたのは私一人だったようです。こんなことってあるんですね。

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空港の外に出ます。マドリッドよりもかなり肌寒く、上着を着込みました。
ここから市街中心部まではバスかタクシーになりますが、鉄道駅を経由して旧市街の中心のガリシア広場に向かう空港バスは出発したばかり。30分毎の出発なので、相当待ちます。
やむを得ずタクシーを使うことにしました。英語は当然のように通じず、スペイン語で駅までの値段を尋ねると、定額料金で21ユーロとのこと。「エスタシオン レンフェ」で通じました。エスタシオンはスペイン語で駅。レンフェはスペイン国鉄の名称です。

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空港を9時に出発。高速道路を飛ばし、15分ほどで鉄道駅に到着しました。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの駅はキリスト教の聖地の玄関口とは思えないほど小さな駅です。コインロッカーも見当たりません。駅の窓口に聞くと「コインロッカーも荷物預り所も無い」とのこと。
これは予想外です。なぜ世界中からキリスト教徒の巡礼者が集まるこの街の駅にロッカーがないのでしょうか。
普通観光地の駅ならロッカー完備だと思うのですが、スペインは違うようです。テロ事件の影響でしょうか。
スーツケースを引きずって観光するわけにはいきませんから、かくなる上は旧市街の中心にある観光案内所で聞くしかないでしょう。

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スーツケースを引きずりながら旧市街への上り坂を歩きます。晴れていてすがすがしいですが、ちょっと寒いです。
10分ほどで町の中心のガリシア広場に着きました。空港バスの終点です。
こんなことなら空港からタクシーでガリシア広場に直接行ってもらえばよかったですね。

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広場の近くから旧市街の細い道に入りました。

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出窓やアーケードがあり、石造りの建物が重々しい雰囲気を醸し出しています。中世の雰囲気が残っており、とてもいいですね。

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日本人を全く見かけません。

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ちょっと迷いながらも観光案内所を見つけました。中に入り、「荷物預かりありますか?」と訪ねます。係員のおじさんは地図を取り出し、わかりやすい英語で説明を始めました。どうやら旧市街にあるおもちゃ屋とインターネットカフェで荷物を預かっているようです。広げた地図にその2か所の印をつけてもらい、それぞれの番地を教えてもらいました。案内所で預かってもらえないか聞いたのですがダメらしいです。帰り際にはどこから来たのか聞かれました。「チャイニーズ?コレアン?」と聞かれたので、日本人と答えます。どうやら本当に日本人が少ないようです。

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まずおもちゃ屋に行ってみました。カテドラルの角でいったん立ち止まり、角を右に曲がります。

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しかし残念ながらおもちゃ屋は閉まっていました。朝早いからでしょう。
近くには柄の悪い少年たちがたむろしており、嫌な感じです。

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やむを得ず、来た道を引き返します。

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今度はもう一つの荷物預り所であるインターネットカフェを目指します。

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ちょっとした広場がありました。

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地図を見て、広場の左側の道を歩くと50番と書かれた建物がありました。観光案内所で教えてくれたインターネットの番地が50番です。看板がないのですがこの建物で間違いないでしょうか。

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中に入ると受付カウンターとパソコンが3台。奥にも部屋があるようです。受付の兄ちゃんは英語が通じ、無事スーツケースを預けることができました。料金は1時間0・5ユーロ、1時間50円!破格の安さですね。1時間で戻ると告げ、荷物を預けて外に出ました。

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時刻は10時半になろうとしています。9時20分には駅についていたのに、1時間近く無駄に使ってしまいました。12時の列車に乗るので、11時半には旧市街を出る必要があります。あまり時間がありません。
つくづくスーツケースがらみのタイムロスが痛いです。

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スーツケースを預けて身軽になりました。旧市街を歩いて大聖堂に行ってみましょう。
前日雨が降ったのか、路面がぬれています。

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旧市街の建物。大きな窓が印象的です。

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小さな教会がありました。

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しっとりとした雰囲気で、とてもいいです。

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大聖堂の前に出ました。

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ちょっとした広場があります。

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大聖堂の壁面の彫刻。時刻は10時40分になろうとしています。

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大聖堂の入場は無料。さっそく中に入ってみました。重厚な作りです。
天井のドームからは香炉をぶら下げるロープがたれ下がっています。
この香炉はボタフメイロといい、中に焚いた香を入れて聖堂内を振り子のように振る儀式に使われるとのことです。

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素晴らしい装飾のパイプオルガンが2台向き合っています。

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金の細工が美しいです。

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聖ヤコブのお墓です。豪華な祭壇ですね。

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お墓の上には白馬に乗ってイスラム教徒と戦う聖人像が置かれていました。

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しばし祭壇やパイプオルガンを見上げます。

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さすが聖地の大聖堂。見どころがたくさんありました。

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聖ヤコブのお墓の周りにもたくさんの礼拝堂があります

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天井には天使像。

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聖母マリア像。

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柔和な表情です。

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黄金の祭壇。

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この柱の装飾は何なのでしょうか。

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すばらしいとしか言いようがありません。

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聖ヤコブのお墓の祭壇の横には祭壇に入る階段があり、聖ヤコブ像の背中に抱きつくことができます。

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20分ほど見学し、11時に大聖堂を出ました。

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この大聖堂には屋根の上を歩くツアーもあるそうですね。時間があれば参加したかったです。

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大聖堂前の広場。

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旧市街へと下る坂。いい景色です。

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大聖堂の正面。

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建物の装飾も素晴らしいですね。

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階段を登ってみます。階段の上は大聖堂の入口で、階段下は併設された博物館の入口があります。
貴重なものが多数所蔵されているとのことですが、残念ながら時間がありません。12時の電車に乗って移動しなければならないのです。時刻は11:15、大聖堂から駅までは30分近くかかります。

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大聖堂を出て、11:25にインターネットカフェで荷物を引き取ると雨が降ってきました。
来た時は晴れていたのですが・・・。聞くところによると、サンティアゴ・デ・コンポステーラは1年のうち3分の2が雨なのだそうです。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ観光はこれで終わり。
大聖堂を見て、旧市街を少し歩いただけです。ちょっと時間が短すぎました。スーツケースの預り所を探すのに手間取ったことも響いています。
他にもいろいろ見どころはありますし、もうすこし滞在したかったですね。今回の旅の反省点の一つです。

次回は鉄道に乗ってスペイン北西部の港町フェロールを目指します。

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