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スペイン旅行記の第23回です。
6日目から引き続き、7日目もスペイン北部の海沿いを走るローカル線に乗車します。
ビルバオからは1日1往復しか走らない列車に乗って、トランスカンタブリコ線の終点レオンを目指します。



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■ 7日目 3月20日 水曜日

fevemap

大西洋に面した港町フェロールからスペイン北部の海岸沿いを延々と走るスペイン狭軌鉄道FEVEのトランスカンタブリコ線。全長650キロにおよぶ同線の最後の区間がビルバオ〜レオンです。海岸沿いから外れて山の中を走り、スペイン北部の町レオンに向かいます。レオン着は21:48。7時間も同じ列車に乗ることになります。長い・・・。

そしてなんとこの区間、1日1往復しかありません。観光用の超豪華寝台特急が走っているものの定期列車ではありませんし、いったい誰がこのような区間を利用しているのでしょうか。とても興味があります。

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時刻は14:07。今度乗るレオン行きの列車は14:30です。10分ぐらいならビルバオの旧市街を歩く時間がありそうです。

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というわけで旧市街に行ってみました。

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スペインにはシエスタという習慣があり、昼間、特に14時ごろは皆休憩に入ってしまい、人通りが少なくなります。ビルバオ旧市街は観光客はいるものの、ほとんどのお店が閉まっていました。

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マリア像でしょうか。

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ビルバオの大聖堂が見えてきました。立派な尖塔です。

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中に入る時間はもうありません。スーツケースを預けるのに時間を取られなければ・・・。

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ビルバオ旧市街を急ぎ足で歩きます。

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明るく落ち着いた雰囲気の旧市街ですね。古い建物の出窓が印象的です。

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ビルバオの街を見下ろす展望台に行けるケーブルカー。乗りたかったです。

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14:20になったので撤収。旧市街から川を渡り、急いで駅に向かいます。
駅のカフェでは昼食と夕食を買いました。2.25ユーロの大きなパン2つと1.3ユーロの水。計5.8ユーロでした。スペインの駅で買えるパンはどれもおいしいです。例によって英語は通じませんが、身振り手振りでなんとかします。

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ホームに上がると小さなSLが鎮座していました。

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レオン行きは新しい列車で2両編成です。席は結構ふさがっていました。
レオンまでは1日1往復しかありませんから、誰が乗るのかと思ったのですが、途中のBalmasedaまでは1時間に1〜2本程度ありますから、この人たちも途中で降りるのかもしれません。

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14:30に発車。しばらくはサンタンデール〜ビルバオ間と同じ線路を走ります。

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15:08に停車したAranguren駅です。

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ここでサンタンデール方面から分岐します。

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15:12、Zalla駅に到着。住宅地の大きな駅です。

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段々人家が減り、のどかな景色になりました。川沿いを進みます。

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15:23、Balmaseda駅に到着。ここまでは電化されており、1時間に1〜2本電車が走っています。隣のホームにはレトロ調の超豪華寝台列車が止まっていました。

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駅前の景色です。川の対岸には落ち着いた雰囲気の旧市街がありました。ああ、散策したいです。でもこの列車は1日1本。降りる訳にはいきません。

駅を出ると車庫があり、観光用の超豪華列車が止まっていました。整備員のおっさんが私の姿を見るとにこやかに手を振ってくれます。日本人が珍しいのでしょうか。

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Balmasedaからは1日1往復の区間です。

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のどかな牧草地帯に入りました。

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列車はこまめに駅に止まります。駅に止まるたびに客が降り、車内が空いてきました。

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遠くには雪を抱いた山が見えます。ここはアルプス?スペインじゃないみたいです。

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15:48、MERCADILLO駅に到着。この駅には女性の駅員がいて、老夫婦とおばさんが降りました。

ああ、いいなぁ。
もし今の仕事クビになったら、スペイン国籍をとってこの駅の駅員にしてもらおう。
そしてこの絶景を見ながら、1日1往復の列車を見送って暮らすんだ・・・。

しょうもないことを考えながら、ぼんやりと景色を眺めました。

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それにしてもいい景色です、車窓の左側には絶壁が見えてきました。

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右側は草原と山。

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左側には絶壁。

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ずいぶんと険しい絶壁です。登るのは大変でしょう。

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列車は上り坂に差し掛かりました。徐々に高度を上げ、先ほど走ってきた草原を見下ろすようにカーブしていきます。

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草原の真ん中に人家が集まっています。いい景色です。

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本格的な雪山が見えてきました。

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完全に高原の景色です。実にいい・・・。

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山の尾根には風力発電用の風車が並んでいます。
ここまで来ると客はだいぶ減り、2両編成で10人ほどになりました。

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どこかへと続く砂利道。人家はほとんどありません。
16:00にCADAGUA駅を通過。時刻表にはREQUEST STOPとかかれており、客がいなければ通過するようです。

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16:19、BERCEDO-MONTIJA駅で3人乗ってきました。
1日1往復しかないのに乗ってくる客がいるとは驚きです。どうやって戻るのでしょう。

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駅の近くの山には風力発電の風車が建っています。

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延々とつながる断崖絶壁の山。不思議な景色です。あの地形はどうやってできあがったのでしょう。

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雪山へと続く砂利道。通る車もなく、人家もありません。

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こんなところにも住んでいる人はいる用で、人家がポツリポツリと見えてきました。

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16:28、Espinosa de Los Monteros駅に到着。1人降りました。

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駅を出ると小さな街が見えてきました。歴史がありそうなレンガ造りの教会も見えます。

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中世の城の跡でしょうか。

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左側の車窓は延々とこんな感じです。

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右側にはぽつぽつ建物が見えています。これは教会でしょう。

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16:44、Sotoscueva駅に到着。おばさんが1人降りました。

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ここも有人駅で。おっさんの駅員がいます。この区間は1日1往復。列車は来ない間は何をしているのでしょうか。とても不思議です。

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スペインの小さな村。いい景色です。

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16:54、PEDROSA駅に到着。

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車掌が駅員に荷物を渡しています。駅前には人家が数軒ありました。

スペイン狭軌鉄道はスペインの国営会社ですが、あまりにも赤字が増えすぎて、スペイン国鉄RENFEに吸収されました。
そりゃそうですね。1日1往復しか列車が走っていなくても、多くの駅に駅員がいるのですから、運賃収入をはるかに超える人件費がかかっているのは間違いありません。

1日1往復の列車の旅は続きます。
時刻は17時。終点レオン着は21:48ですから、まだまだ先は長いです。

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