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スペイン旅行記の第27回です。
8日目はスペイン北西部のレオンからマドリッドを経由してスペイン南西部のセビーリャへと移動します。
セビーリャの大聖堂の塔に登ってセビーリャの街並みを見下ろした後は、イスラム様式の城であるアルカサルを見学しました。


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■ 8日目 3月21日 木曜日

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スペイン南西部の大都市、セビーリャを観光しています。街のシンボルである巨大な大聖堂を見学し、大聖堂に付属するヒラルダの塔に登りました。

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ヒラルダの塔はもともとイスラム寺院の尖塔で、かつてはロバで登って鐘を鳴らすことによって時を知らせたのだそうです。そのため階段ではなくスロープになっており、楽に上ることができました。

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塔の上からセビーリャの街並みを見下ろします。

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円形の巨大な建物は闘牛場です。セビーリャは闘牛も盛んです。

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大聖堂の建物を見下ろします。

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大聖堂は塔も含めて1時間ほど見学し、15:40に外に出ました。

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続いてやってきたのは世界遺産の一つであるアルカサルです。
セビーリャのアルカサルはスペイン王室の宮殿で、イスラム色が強いムデハル様式の建物です。
面白いのはこのイスラム調の宮殿がイスラム支配時代ではなく、レコンキスタ後の14世紀に建てられたこと。実は当時建造を命じたペドロ1世が大のイスラム好きで、そのためグラナダのアルハンブラ宮殿を意識した宮殿ができあがったのです。ペドロ1世のイスラム好きは徹底しており、宮殿内ではアラビア語のみを話し、スペイン語の使用を禁じたほどだったと言います。

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入場口は行列ができています。若者の集団が並んでおり、どうやらアメリカのカリフォルニア州から来た団体のようです。

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10分ほど並び、15:55に入場。入場料は8.75ユーロでした。

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目の前には明らかにアルハンブラ宮殿を意識したイスラム調の建物があります。

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内部の会議室。15〜16世紀に増築された部分はヨーロッパ調なので、いろいろ混ざり合った不思議な城になってしまっています。

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宗教画なども展示されています。

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船の模型が展示されています。大航海時代ですね。

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階段で2階に上がってみましょう。

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イエス・キリストが十字架に架かるシーンを描いたモザイク。素朴な絵柄です。

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ちょっとしたパティオがありました。

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ここからはイスラム調になります。緑が印象的な中庭。

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ヨーロッパとイスラムの融合、典型的なムデハル様式です。

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小さな噴水。こういうのが大好きです。ベンチのタイルもいい感じ。

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緑豊かな中庭。ここはヨーロッパ調ですね。

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向う側に庭があるようです。後で行ってみましょう。

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引き続き建物内を見学します。ここは大使の間。明らかにアルハンブラ宮殿を真似ていますね。

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派手ではあるのですが、タイルの色調は決して上品さを失っていません。

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実に見事な装飾です。

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観光客は皆感嘆したように壁や天井を見上げています。

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大使の間の円形天井はヒマラヤ杉による細工なのだそうです。

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このような部屋がいくつか続いています。

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乙女の中庭。ここもアルハンブラ宮殿のアラヤネスの中庭そっくりで、「アルハンブラの妹」と呼ばれているそうです。

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細かな装飾をよく見ていくと、ヨーロッパ調の様式も混じっていることがわかります。

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良いですね。静寂の中に動きがあるデザインです。

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地球の歩き方での扱われ方は雑そのものなのですが、なかなかどうして見ごたえがあります。

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中庭の回廊を歩きます。中世のアラブの宮殿にタイムスリップしたかのようですね。

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別の部屋に入ると一転してヨーロッパ調になりました。不思議です。増築部分はヨーロッパのゴシックやルネサンス様式なども混じっているそうです。

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大きなタペストリーが展示されている部屋に出ました。

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大航海時代をモチーフとしたタペストリーが展示されています。
どこかの海戦でしょうか。

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地中海の地図です。

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そのほかにもさまざまなタペストリーが展示されていました。

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海へのロマンを感じさせる絵ですね。

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中庭に出てみました。背の高いヤシの木が印象的です。

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あまり時間がないのですが、中庭も見学してみましょう。

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南国ムードあふれる庭園です。

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この一角はヨーロッパ風の庭園です。

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池があるかと思ったのですが、あまりありません。

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綺麗に刈り込まれた生垣です。

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噴水がありました。

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生垣に囲まれた池。

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タイルがイスラムっぽいです。

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アルカサルは意外と見どころが多かったですね。
40分ほど見学し、16:35に宮殿を出ました。
これから乗るグラナダ行きの列車はセビーリャ・サンタフスタ駅発18:00。そろそろ微妙な時間です。



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