スペイン旅行記の第38回です。
10日目はバルセロナ観光。夜行列車でバルセロナに到着後、大聖堂へと向かいました。。
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■ 10日目 3月23日 土曜日
朝6時過ぎに目が覚めました。列車は地中海沿いを走っています。バレンシアの辺りでしょう。晴れていればきれいな海が見られるのでしょうけど、あいにく曇っています。
私が利用したグランクラスの個室。上下2段のベッドの下段だけ使用しています。ベッドの他には洗面所とトイレとシャワーがついています。
最上級の個室のわりにはずいぶん狭く、ベッドを出すとスーツケースを広げるスペースがありません。
洗面台とシャワー。個室にシャワーがあるのはありがたいですね。
7:30に朝御飯。
パンと卵焼きとハムという軽めの朝食です。パンがおいしかったですね。
駅を通過。分厚い雲がかかっています。
バルセロナの近郊電車が止まっています。
海の近くを走ります。
8:32、ほぼ定刻でバルセロナ・サンツ駅に到着しました。
バルセロナ・サンツ駅はバルセロナの玄関口の駅です。
駅構内は旅行者や通勤通学客でごった返しています。
駅は治安が悪く、スリやヒッタクリが頻発しているそうです。
改札付近に目つきの鋭い怪しげな男がうろうろしていますね。
まるで獲物を探しているようです。スリでしょうか。
スーツケースを引きずりつつ、用心して歩きます。
バルセロナ・サンツ駅は新市街にあり、観光の中心である旧市街から離れています。
地下鉄で20分程度なのですが、スーツケースを持って旅行者が地下鉄で移動するのは危ないという話なので、タクシーを利用しました。
今日のホテルはバルセロナの大聖堂に面したホテル・コロン。旧市街にある有名ホテルなのでタクシーの運転手も知っていました。
タクシーは新市街を快調に飛ばして旧市街へ。15分ほど走ってホテル・コロンに到着しました。数十メートルほど行きすぎてしまいUターンしましたが、まあいいでしょう。運転手も「ごめんねー行きすぎちゃったよ」と言っていましたし。
料金は13.6ユーロ。メーター通りで、ボッタクリでもないです。
ホテルコロンは4つ星の高級ホテルですが、1泊108ユーロ、つまり1万円程度とまあまあ安いです。チェックインは12時からと言われ、スーツケースを預けて観光することにしました。時刻はまだ9時前です。
まずはホテルの目の前にある大聖堂を見学しましょう。
バルセロナの大聖堂。正式名称はサンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂です。
現在のゴシック様式の建物は1298年に建設が始まり、およそ150年後に完成しています。ただしファサードの部分は1888年のバルセロナ万博に合わせて改装され、ネオゴシック様式となっています。
中に入ってみます。入場は無料、博物館や塔に登る場合は別途料金がかかります。まだ9時なので塔や博物館には行けません。
天井のドーム。
見事なステンドグラスです。
天井部分。
天井が高いですね。
華美な装飾はなく、ゴシック様式らしい重厚な建物です。
主祭壇。地下にも礼拝堂があり、礼拝をしていました。
ルネサンス期に造られたオルガンだそうです。
黄金で彩られた祭壇。
これも素晴らしい祭壇ですね。
豪華な祭壇。バルセロナが中世からどれだけ栄えていたかがわかります。
30分ほど大聖堂内を見学しました。
大聖堂を出ると中庭を囲む回廊があります。
中にははヤシの木が生えています。
まるで南国のようです。
大聖堂の尖塔が見えます。
回廊の天井部分の装飾。
なぜか中庭にアヒルが飼われています。
人に慣れているようで、近づくと餌をよこせとばかりに寄ってきます。
噴水がありました。
9:45に大聖堂の見学を終えました。周囲の道は歴史の香りが漂い、とてもいい雰囲気です。団体客も歩いていました。
大聖堂の外観。
ここは大聖堂の裏手にある、王の中庭と言われる場所です。
古い建物に取り囲まれ、まるで中世にタイムスリップしたような気分になります。
観光客がポツポツといますが、とても静かです。
広場に出ました。
二つの建物を結ぶ渡り廊下。
優美なデザインです。
ここからさらに歩いてピカソ美術館に向かいましょう。
ピカソ美術館はバルセロナのゴシック地区にある美術館です。
狭い道を歩き、美術館へと向かいました。
10時にピカソ美術館に到着。すでに行列ができており、10分ほど並んで美術館に入りました。
ピカソ美術館は石造りの重厚な建物で、13〜14世紀に利用された宮殿5つを改築して1つにしたのだそうです。
ピカソ美術館はその名の通りピカソの絵を多数展示しています。パリにあるピカソ美術館の方が有名ですが、こちらバルセロナのピカソ美術館はピカソの幼少期から前半までの作品が多いです。
11ユーロで入場券を購入。荷物をコインロッカーに預け、日本語のオーディオガイドを3ユーロで借りました。ここの窓口の係員はとても愛想が良く、笑顔が気持ちいいです。スペインでは珍しいですね。ちなみにギャラリーは写真撮影禁止です。
展示された作品を見て一言。とにかくピカソは天才です。
10歳そこそこで大人の画家よりもすばらしい絵をかいています。もちろん普通の絵です。
いくつかの展示フロアを回っていくことで、その普通の絵がどのようにしてあの独特な画風に変わっていくのかがよくわかりました。
そして見どころの一つである、ベラスケスの「女官たち(ラス・メニーナス)」という一枚の絵画をピカソがアレンジして描いた作品群は圧巻です。そのどれもがカラフルで不思議かつ奇想天外。同じ絵をモチーフにしておきながら、それぞれ絵のタッチや構図が違っているのです。
あの独特な画風は適当に描いているようにも見えますが、実は計算しつくされているのですね。すばらしいです。美術に少しでも興味があれば必見の美術館と言えるでしょう。結局1時間ほど見学して、11時過ぎに美術館を出ました。
次回はサグラダ・ファミリアを見学します。
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朝6時過ぎに目が覚めました。列車は地中海沿いを走っています。バレンシアの辺りでしょう。晴れていればきれいな海が見られるのでしょうけど、あいにく曇っています。
私が利用したグランクラスの個室。上下2段のベッドの下段だけ使用しています。ベッドの他には洗面所とトイレとシャワーがついています。
最上級の個室のわりにはずいぶん狭く、ベッドを出すとスーツケースを広げるスペースがありません。
洗面台とシャワー。個室にシャワーがあるのはありがたいですね。
7:30に朝御飯。
パンと卵焼きとハムという軽めの朝食です。パンがおいしかったですね。
駅を通過。分厚い雲がかかっています。
バルセロナの近郊電車が止まっています。
海の近くを走ります。
8:32、ほぼ定刻でバルセロナ・サンツ駅に到着しました。
バルセロナ・サンツ駅はバルセロナの玄関口の駅です。
駅構内は旅行者や通勤通学客でごった返しています。
駅は治安が悪く、スリやヒッタクリが頻発しているそうです。
改札付近に目つきの鋭い怪しげな男がうろうろしていますね。
まるで獲物を探しているようです。スリでしょうか。
スーツケースを引きずりつつ、用心して歩きます。
バルセロナ・サンツ駅は新市街にあり、観光の中心である旧市街から離れています。
地下鉄で20分程度なのですが、スーツケースを持って旅行者が地下鉄で移動するのは危ないという話なので、タクシーを利用しました。
今日のホテルはバルセロナの大聖堂に面したホテル・コロン。旧市街にある有名ホテルなのでタクシーの運転手も知っていました。
タクシーは新市街を快調に飛ばして旧市街へ。15分ほど走ってホテル・コロンに到着しました。数十メートルほど行きすぎてしまいUターンしましたが、まあいいでしょう。運転手も「ごめんねー行きすぎちゃったよ」と言っていましたし。
料金は13.6ユーロ。メーター通りで、ボッタクリでもないです。
ホテルコロンは4つ星の高級ホテルですが、1泊108ユーロ、つまり1万円程度とまあまあ安いです。チェックインは12時からと言われ、スーツケースを預けて観光することにしました。時刻はまだ9時前です。
まずはホテルの目の前にある大聖堂を見学しましょう。
バルセロナの大聖堂。正式名称はサンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂です。
現在のゴシック様式の建物は1298年に建設が始まり、およそ150年後に完成しています。ただしファサードの部分は1888年のバルセロナ万博に合わせて改装され、ネオゴシック様式となっています。
中に入ってみます。入場は無料、博物館や塔に登る場合は別途料金がかかります。まだ9時なので塔や博物館には行けません。
天井のドーム。
見事なステンドグラスです。
天井部分。
天井が高いですね。
華美な装飾はなく、ゴシック様式らしい重厚な建物です。
主祭壇。地下にも礼拝堂があり、礼拝をしていました。
ルネサンス期に造られたオルガンだそうです。
黄金で彩られた祭壇。
これも素晴らしい祭壇ですね。
豪華な祭壇。バルセロナが中世からどれだけ栄えていたかがわかります。
30分ほど大聖堂内を見学しました。
大聖堂を出ると中庭を囲む回廊があります。
中にははヤシの木が生えています。
まるで南国のようです。
大聖堂の尖塔が見えます。
回廊の天井部分の装飾。
なぜか中庭にアヒルが飼われています。
人に慣れているようで、近づくと餌をよこせとばかりに寄ってきます。
噴水がありました。
9:45に大聖堂の見学を終えました。周囲の道は歴史の香りが漂い、とてもいい雰囲気です。団体客も歩いていました。
大聖堂の外観。
ここは大聖堂の裏手にある、王の中庭と言われる場所です。
古い建物に取り囲まれ、まるで中世にタイムスリップしたような気分になります。
観光客がポツポツといますが、とても静かです。
広場に出ました。
二つの建物を結ぶ渡り廊下。
優美なデザインです。
ここからさらに歩いてピカソ美術館に向かいましょう。
ピカソ美術館はバルセロナのゴシック地区にある美術館です。
狭い道を歩き、美術館へと向かいました。
10時にピカソ美術館に到着。すでに行列ができており、10分ほど並んで美術館に入りました。
ピカソ美術館は石造りの重厚な建物で、13〜14世紀に利用された宮殿5つを改築して1つにしたのだそうです。
ピカソ美術館はその名の通りピカソの絵を多数展示しています。パリにあるピカソ美術館の方が有名ですが、こちらバルセロナのピカソ美術館はピカソの幼少期から前半までの作品が多いです。
11ユーロで入場券を購入。荷物をコインロッカーに預け、日本語のオーディオガイドを3ユーロで借りました。ここの窓口の係員はとても愛想が良く、笑顔が気持ちいいです。スペインでは珍しいですね。ちなみにギャラリーは写真撮影禁止です。
展示された作品を見て一言。とにかくピカソは天才です。
10歳そこそこで大人の画家よりもすばらしい絵をかいています。もちろん普通の絵です。
いくつかの展示フロアを回っていくことで、その普通の絵がどのようにしてあの独特な画風に変わっていくのかがよくわかりました。
そして見どころの一つである、ベラスケスの「女官たち(ラス・メニーナス)」という一枚の絵画をピカソがアレンジして描いた作品群は圧巻です。そのどれもがカラフルで不思議かつ奇想天外。同じ絵をモチーフにしておきながら、それぞれ絵のタッチや構図が違っているのです。
あの独特な画風は適当に描いているようにも見えますが、実は計算しつくされているのですね。すばらしいです。美術に少しでも興味があれば必見の美術館と言えるでしょう。結局1時間ほど見学して、11時過ぎに美術館を出ました。
次回はサグラダ・ファミリアを見学します。
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