スイス旅行記の第15回です。
4日目はユングフラウ周辺を散策します。
ブリエンツ・ロートホルン鉄道のSL列車に乗ってロートホルンの山頂に向かいました。
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■ 4日目 2013年7月16日 火曜日
インターラーケン・オスト駅から約20分。14:22に湖畔の街ブリエンツに着きました。
今日はここからブリエンツ・ロートホルン鉄道のSL列車に乗ってロートホルンの山頂まで向かいます。
この登山鉄道はだいたい1時間おきに運行されており、次の発車は14:58。30分ほどあるので少しだけブリエンツの町をぶらぶらしました。
駅前には遊覧船乗り場があります。
良くわからない像。
湖を優雅に泳ぐ白鳥。
ブリエンツは湖畔の静かなリゾート地です。静岡県榛原郡金谷町、現在の島田市と姉妹都市になっています。
駅で切符を買いましょう。ブリエンツ・ロートホルン鉄道の駅はスイス国鉄の駅から道路を渡ったところにあります。
レトロな切符売場で山頂のロートホルン・クルムまでの往復切符を買いました。定価は84フラン。約8600円ですが、国鉄乗り放題のスイス・フレキシーパスを持っていると半額の42フランになります。乗客はあまり多くないようですが、日本人らしいカップルもいました。
やがて14:58発の列車がホームにやってきました。2両の赤い客車をかわいらしい蒸気機関車が後ろから押しています。
このブリエンツ・ロートホルン鉄道は19世紀末に開業しました。現在も電化されておらず、スイス国内では珍しい蒸気機関車による運行です。
しかし私が乗る列車を押す蒸気機関車15号機はなんと1996年製。観光のためとはいえ、とっくに過去の遺物となった蒸気機関車を新製してしまうあたりにスイスの観光にかける情熱を感じます。
客車は狭く、3人掛けの向い合せの座席が並び、通路はありません。座席の間の扉を開け閉めして乗車します。
14:58に出発。駅員さんが手を振ってくれました。
6号機とすれ違います。この蒸気機関車は1933年製です。
ブリエンツの駅を出るとすぐに勾配に差し掛かります。斜面に張り付くように建つ洒落た家並みを見ながら、坂を上がっていきましょう。
白い花が咲いています。
長閑な光景ですね。
前に座っていたおっさんが左を見ろというので見てみると、眼下にはブリエンツ湖が広がっていました。
森に入りました。かなり勾配が急です。
この最新型の蒸気機関車は軽油を燃料としているので、黒い煙を吐きません。
おとぎの国のような演出です。
標高1019メートルのゲルトリート信号場に到着。ここで下り列車とすれ違いました。
日本の団体が乗っています。
信号場を出発し、さらに上を目指します。
だいぶ登ってきましたね。いい景色です。
15:22に唯一の途中駅、プランアルプ駅に到着しました。標高1341メートルです。
ちょっとした待合室とトイレがありますが、乗り降りはないようです。
車掌が給水しています。
出発。木が少なくなってきました。
可愛らしい演出ですね。
牛がのんびりと草を食べています。
乗客が手を振っていますね。
ハイカーが手を振り返していました。
景色が変わりました。山頂まで広がる牧草地帯をのんびり登ります。
線路は曲がりくねった急勾配です。
雄大な景色に息をのみます。
すばらしいですね。来てよかったです。
ハイカーが列車を見送ります。
これまで登ってきた線路を振り返ります。
不思議な形をした稜線です。
牧草地の中にあるオーバーシュタフェル信号場に到着。標高は1819メートルです。
ここで下り列車とすれ違いました。
牛たちがじっとSL列車を見つめています。
もう1本列車が下ってきました。
これはSLではなくディーゼル機関車ですね。
オーバーシュタフェル信号場を出発。
列車は稜線に沿って大きくカーブしながら山頂を目指します。
終点の建物が見えてきました。
終点はもうすぐです。牛がのんびり。
おおーいいですね。後であの線路をSLが走っているシーンを撮影したいです。
ずいぶん高いところまで登ってきました。天気がいいので下の方までよく見えます。
曇っていたら全く見えませんからね。運がいいです。
はるか遠くまで連なる山々。これがアルプスです。
このカーブがすばらしい。よくこんなところに線路を敷いたものです。
15:55に終点のロートホルンクルム駅に到着しました。標高2244メートル。
せっかくですからブリエンツ・ロートホルンの山頂まで歩いてみましょう。