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スイス旅行記の第17回です。
5日目はマッターホルン周辺を散策します。
マッターホルン周辺のスネガ展望台からフィデルンを経由してツェルマットまで、花咲くハイキングコースを歩きました。


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■ 5日目 2013年7月17日 水曜日

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朝6時に起床。窓を開けて外を見るとどんよりとした曇り空です。曇りか雨の予報ですが、今のところ雨は降っていません。

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ホテルの部屋は狭いですが、窮屈と言うほどではありません。ネット環境も快適です。
私はツェルマットのホームページを開き、マッターホルンの山頂付近にあるグレッシャーパラダイスやゴルナーグラードといった展望台に設置されたWEBカメラの映像をチェックしました。案の定。雲に覆われて何も見えません。やはり今日は山の上には上らず、中腹あたりでハイキングを楽しんだ方がよさそうです。

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朝食は朝7時半からです。日本人はおらず、欧米人ばかりでした。メニューはパンとハムだけのシンプルなもので、暖かい紅茶がおいしいです。
食後ホテルのおばあちゃんに「今日はどこがお勧めなのですか?」と聞いたら、「今日は曇っているからどこもお勧めしないわ。晴れていたらどこも最高なんだけど」と言われてしまいました。
そこへフロントの兄ちゃんがやってきてIpadを使って山頂のウェブカメラの映像を見せてくれました。やはり曇っています。山へは登らず、散歩決定ですね。

「まあこの辺をピクニックします」とおばあさんに告げて、9時前にホテルを出ました。到着が深夜だったのでわかりませんでしたが、このホテルロマンチカは花に囲まれたかわいらしいホテルです。これぞスイスですね。

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とりあえずツェルマットの町をぶらぶらします。木造の古い建物の基礎部分にはこのようなネズミ返しの仕掛けがあります。

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ツェルマットの大聖堂。

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空はどんよりとした雲に覆われています。

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メインストリートを歩き、駅に向かいました。花で彩られた建物がきれいです。

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人通りが多いですね。どこに行こうか思案顔の人たち。ハイキング装備の人たち。様々です。

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標高3089メートルの展望台、ゴルナーグラートに向かう登山電車です。
終点で降りても雲の中ですから、当然乗客は多くありません。

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パン屋さんの前に立つ人形。

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ペンションが並ぶ静かな一角。

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綺麗な建物が並びます。ここツェルマットは環境保護の観点から電気自動車以外通行できません。したがって空気がとてもきれいです。

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さて、今日はどうしましょうか。とりあえずツェルマットから一番近いスネガという展望台までケーブルカーで登り、そこからツェルマットまで降りるハイキングコースを歩いてみましょう。花がきれいなのだそうです。
その後はマッターホルンの中腹にあるシュバルツゼーという場所からちょうどいいハイキングコースがあるようなので、天気が許せば行ってみようと思います。

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というわけでスネガ展望台に登るケーブルカー乗り場の前にやってきました。スネガまで片道16フラン。スイス・パスを持っているので半額の8フランです。

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ケーブルカーには日本からのツアー客も乗っていました。私が乗り込むと、日本人のガイドのおっさんから声をかけられました。

「日本人ですか?」
「そうです」
「今日の天気はダメですね」
「しょうがないのでスネガからツェルマットまでハイキングコースを歩いてみようと思います」
「ああ、ハイキングはいいですね。私もプライベートで何回か来ているんですけど、この時期は花がきれいなんですよ」
「みなさんはこの後歩かないんですか?」
「安いツアーですから。展望台だけなんです」

いくらツアーと言えど、こんな天気の日に展望台に登っても真っ白で何も見えないでしょう。
ツアーは安心な反面、融通が利かないのが難点ですね。

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5分ほどでスネガに到着しました。スネガ・パラダイスは標高2288メートル。ツェルマットが標高1620メートルですから約660メートル登ったことになります。

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眼下にはライゼーという小さな池があります。山の上の方は案の定雲に覆われており、何も見えません。

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雲の中に消えていくゴンドラ。これ以上登っても意味がないでしょう。

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ならば下るのみ。とりあえずライゼーのそばまで下ってみました。

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あのヒツジはツェルマットのマスコットです。至る所に置いてあります。

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小さな池ライゼー。晴れていたら山の姿を映すのでしょうか。

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ガイドブックを片手に歩きだしました。早朝よりも少し晴れ間がのぞいてきたようです。
予報では雨の可能性があったのですが、案外晴れてくれるかもしれません。
正面にはマッターホルンの姿が少しだけ見えています。

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私が歩いているのはスネガからツェルマットの谷間に向かってゆっくりと下っていくコースです。
途中エッゲンという集落を通ります。

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ツェルマットの町までは歩いて2時間。ちょうどいいのではないでしょうか。

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エッゲンは小さなレストランやペンションが集まった集落です。

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お、マッターホルンが見えてきましたよ。このまま晴れてくれ!

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昔から変わらない景色を今に伝える家が斜面に点在しています。
この辺りがフィンデルンの集落です。

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色とりどりの花がきれいですね。

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フィンデルンの集落を見下ろしながら歩きます。

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ここは標高2119メートル。フィンデルン・ウィルディという地点です。

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道の両側に咲く花。

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いやースイスですね。曇っていても引きこもらず、ハイキングに繰り出して正解ですね。

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後ろを振り返ればこんな景色。まさしくハイジの世界です。

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眼下に見えているのはツェルマットからマッターホルン山頂に近い場所まで登るロープウェーの駅、フーリ駅です。天気が思ったよりいいので、後で行ってみましょう。

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これは何の花でしたっけ。

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先ほどのロープウェー。標高2583メートルのシュバルツゼーまで登り、ちょっと下ってから標高2939メートルのトロッケナー・シュテグまで登ります。さらに別のロープウェーに乗り換えれば標高3883メートルのマッターホルン・グレッシャー・パラダイスです。シュバルツゼーまではぎりぎり見えていますが、その上は雲の中ですね。

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てくてく歩いているうちに森へと入りました。曲がりくねった道を下っていきます。

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相変わらず花がきれいです。こんなにきれいなのにこの道を誰も歩いていません。

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分岐点にある小さな小屋。ようやく人とすれ違いました。

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ツェルマットの町が見えてきました。

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ゴルナーグラート鉄道の橋が見えます。

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滝が流れ落ちています。絶好の写真スポットです。

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老シスターが二人、線路際の道を歩いていました。

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さらに歩くと踏切があり、線路を渡ればツェルマットの町です。

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新しい家やペンションが並んでいます。

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小さな礼拝堂がありました。

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先ほど見下ろした橋を見上げます。まさに今列車が通り過ぎていきました。

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天気は曇りですが、雨の心配は無さそうです。シュバルツゼーに向かうロープウェーに乗りましょう。