スイス旅行記の第19回です。
5日目はマッターホルン周辺を散策します。
フーリまで歩いてツェルマットに下った後は、鉄道でレマン湖畔のモントルーまで往復しました。
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■ 5日目 2013年7月17日 水曜日
午後はシュバルツゼーからシュタッフェルアルプを経てフーリに至るハイキングコースを歩いています。
シュタッフェルアルプのレストランを出発し、フーリへの道を歩きます。ずいぶんと急な上り坂です。
おかしいです。フーリに向かって下っていくはずが、森林限界の上まで登ってしまいました。
どうやら道を間違えたようです。このまま進めば先ほど通った分岐点まで戻ってしまうのでしょう。
急いでレストランまで戻ったものの、20分ほどロスしてしまいました。
時刻は13:30。こんどは正しい道をフーリに向かって歩きます。
森の中の砂利道です。歩いていて気持ちがいいですね。
左手には大きな谷間が広がります。
歩いている人が結構多いです。
あちら側も歩ける道があります。
谷の向こう側にはツムットという小さな集落があります。
中世から変わらないスイスの集落の姿です。
木造の家が数軒。
いい景色です。
時刻は14:30、フーリに戻ってきました。ロープウェーでツェルマットに戻ります。
ツェルマットのロープウェー駅から鉄道駅まで1キロ以上離れています。バスもあるのですが本数が少ないので歩くことにしました。
洒落たホテルやペンションが並びます。
教会の尖塔。
高原のリゾート地は散策するだけでも楽しいです。
駅前のスーパーでパンを買いました。このスーパーではお土産やお酒や日用雑貨がそろい、日本人の団体客もここで買い物しています。
駅前通りを走る馬車。
その辺でパンを食べ、この後の予定を考えました。
時刻は15時。日暮れまでは時間があるものの、朝から歩いたので結構疲れています。
これ以上のハイキングはせず、電車に乗って時間をつぶすことにしました。ここからマッターホルン・ゴッタルド鉄道に乗ってフィスプに出て、レマン湖に面したモントルーあたりまで往復すればちょうどいいのではないでしょうか。
色々考えた末、モントルーまでの往復切符を買いました。乗り放題のスイス・フレキシーパスを持っていますが、5日分のうちすでに2日分は使用済みで、明日から3日連続で使うことになっているので、今日パスを使うわけにはいかないのです。といってもスイスの切符は高く、往復4時間で1万円ぐらいかかります。
ツェルマット発15:39の列車に乗車。列車は谷間に沿って走ります。勾配が急なラックレールの区間があり、そこだけは時速30キロ程度で走っていました。
車窓も素晴らしいです。
切り立った崖の上を走ります。
ずいぶん高い場所に橋がありますね。
高さがあるので落ちたら大変です。
フィスプ駅に16:52に到着。近代的な駅舎で、スーパーが併設されています。ここで水を買っておきましょう。
フィスプからレマン湖畔のモントルーまでは客車列車です。
フィスプを17:07に発車し、モントルーまで約1時間。
特にこれと言って特徴のない風景です。途中駅から小さな私鉄が分岐しており、乗ってみたかったのですが下調べをしていないのであきらめました。
やがてレマン湖が見えてきました。フランスとの国境に近いので、このあたりはフランス語圏です。
18:12にモントルー到着。地名もフランス語です。
駅付近は人でごった返しています。中国人が多いですね。
モントルーは昔から避暑地として栄えました。
スイスというよりフランスの町といった雰囲気です。
ちょっと歩けばレマン湖です。
湖畔ではマーケットが開かれていました。
アクセサリーや服など、様々な露店が出ています。
ボイスパーカッションを披露する2人組。人だかりができています。
アジアンテイストな雑貨屋さん。
良くわからないタイヤのオブジェです。
それにしてもいろいろなものが売られていますね。
可愛らしい人形を売るお店です。
残念ながら雨が強く降ってきました。
これ以上散策するのは難しいので、18:31発のフィスプ行に乗ってツェルマットに戻ることにしました。
最後尾の客車に乗ります。冷房は無く、窓が開きますが、車両が古いせいか変なにおいがします。
車内はガラガラで、女性車掌が座席に座ってファッション雑誌を読んでいました。仕事中なのに許されるのですね。
19:50にフィスプ駅到着。
ツェルマット行に乗り換えます。20:10に出発し、ツェルマットには21:13に到着しました。
薄暮のツェルマット。あまり灯りが無いので暗いです。
スイスに来たからには名物のチーズフォンデュを食べなければならないでしょう。
2人前からのレストランが多いのですが、ガイドブックなどで調べ、1人前からチーズフォンデュを出してくれるWalliserstubeというお店にやってきました。
店内は空いており、チーズフォンデュを頼むとすぐに出てきました。パンとチーズ、ジャガイモだけのシンプルなものですが、チーズに絡めて食べるととてもおいしいです。
スタッフもフレンドリーで、食べている姿を写真撮ってもらいました。
デザートはこれ。アイスクリームにホットチョコをかけて食べます。これもまたおいしい!
この店にして正解でしたね。大満足です。
お値段はチーズフォンデュ22.5フラン、ハウスワイン6フラン、デザート。デザート11ユーロ。サービス料込みで41ユーロでした。
チーズフォンデュとワインですっかりいい気分になり、のんびり歩きながらホテルに戻って寝ました。
明日はフルカ峠を越えるSL列車とチェントバッリ鉄道に乗ります。