
スイス旅行記の第22回です。
6日目は鉄道の旅です。
フルカ山岳蒸気鉄道のSL列車に乗り、フルカ峠からオーバーヴァルトに下っていきます。
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■ 6日目 2013年7月18日 木曜日

かつて氷河急行が挑んだ難所、レアルプ〜オーベルワルト間のフルカ峠を越えるフルカ山岳蒸気鉄道に乗車しています。
フルカ駅を発車し、SL列車は旧フルカトンネルに入ります。

トンネルを抜けるとそこはフルカ峠。雪が残っています。

10分ほどトンネル内を走り、トンネルを抜けた場所にあるMuttbach-B駅に停車。駅と言っても周囲には何もなく、カメラマンが写真を撮っているだけでした。

11:40にMuttbach-B駅を出発。峠を越え、緩やかな坂を下っていきます。

そろそろローヌ氷河が見えてくるはずですが。

並行する道路にバス停がありました。人家はありませんが、ハイキング客が利用するのでしょう。

バイクを止めてSLの写真を撮っている人がいました。

道路を斜めに横断します。

険しい地形が見えてきました。いかにも氷河によって削り取られたような地形です。

雲が分厚く、遠くが見えません。

ここがフルカ山岳蒸気鉄道のハイライト、ローヌ氷河のはず。肝心の氷河はどこにあるのでしょう。

水が無かれ落ちています。氷河はあの雲の向こう側にあるのでしょうか。
私の横で写真を撮っていたおっさんが「温暖化の影響で氷河が後退してしまったんだ」と言っていました。

素晴らしい景色には違いないのですが、氷河が見られないのは残念です。

10年ぐらい前までは車窓から氷河が見えたそうなのですが・・・。

SL列車は山を下ります。やがてグレッチ(Gletsch)の集落が見えてきました。

かなりの急坂で、ラックレールになっています。

12:00にグレッチ駅に到着。フルカ山岳蒸気鉄道の最初の開業区間はレアルプからここグレッチまででした。
道路上には鉄道に携わるボランティアの人たちが列車を見守っていました。

線路沿いにはフルカ山岳蒸気鉄道の本社の建物があります。
窓から旗を振っている人は踏切の代わりです。

グレッチ駅の可愛らしい駅舎です。

ここで降りる人もちらほらいるようです。

しばらく停車するようなのでホームに出てみました。

客車もレトロで、本当に絵になる列車です。

ホームには発車時刻を表わすボードがあり、時計の針が発車時刻を指しています。
レアルプに戻る列車が14:25に発車するようです。

グレッチ駅を出発。列車は終点オーベルワルトに向け下っていきます。
踏切では車を出てSLを撮影する人がたくさんいました。

線路沿いを流れる渓流。

ヘアピンカーブを曲がりながら下っていきます。

標高が下がり、木が生えてきました。

石造りの橋の下を、滝のような川が流れ落ちています。

やがて列車は森の中へ。

眼下に新フルカトンネルを抜けてきた新線が見えてきました。

オーベルワルトの集落が見えます。

あいにく雨模様で、天気が良くありません。天気が良ければ素晴らしいパノラマが見えるのでしょう。

終点が見えてきました。

終点のオーベルワルト駅。小さなターンテーブルがあります。

スタッフが手を振って出迎えてくれました。

12:27に終点のオーベルワルトに到着。

すばらしいSL列車の旅。2時間半はあっという間でした。この難所を走るSL列車を支えるボランティアの方々には頭が下がります。

折り返しのため、SLが切り離され、ターンテーブルに向かって走っていきました。

なんと人力で回すターンテーブルです。

3人がかりで回します。

方向転換完了。

先頭に連結されました。
動画を撮影してみました。

アンデルマット行きの在来線の列車が出発していきました。

フルカ山岳蒸気鉄道のオーベルワルト駅の駅舎はホームとは別の場所で、在来線の駅の目の前にありました。

小さな建物内には切符売場とグッズショップがあります。なぜか在来線のダイヤも掲示されていました。

オーベルワルトの在来線の駅舎に入りました。
私は駅の窓口に行き、明日乗る予定のゴールデン・パス・パノラミックの展望列車の指定席券を買いました。
スイスの鉄道に乗り放題になるスイス・フレキシーパスを持っていますが、展望列車は指定席なので、別途指定券の購入が必要になるのです。
ちなみにこの駅から新フルカトンネルを抜けてレアルプまで車を運ぶ専用列車が運行されています。専用の貨物列車に車を積み込み、ドライバーは車に乗ったまま移動できるのです。

13:12発のフィスプ行列車に乗ります。私はこれからブリーグまで元来た道を戻り、そこからシンプロントンネルを経由してイタリアに抜ける特急列車に乗り換え、チェントバッリ鉄道の始発駅であるドモドッソラ駅に向かいます。
チェントバッリ鉄道はイタリア語で100の谷の鉄道。イタリアとスイスの国境付近の山岳地帯を走り、たくさんの橋を渡り、景色が良いことで知られています。

一番前にかぶりついて前方の景色を眺めます。

運転台。ハンドルを回して加減速をする独特の方式です。
私は景色よりも運転台に掲示された運行時刻表に首ったけです。
というのも列車が10分程度遅れており、ブリーグ駅での接続列車に間に合わないかもしれないのです。
ブリーグ駅着14:33、ブリーグ駅発14:44。この列車はブリーグ駅の駅前広場に着くので乗り換え時間が3分ほどかかるでしょうから、これ以上遅れたら間に合いません。

列車は遅れをやや取り戻し、ブリーグ駅に14:37に到着。ホームをダッシュし、14:44発のミラノ行特急列車に何とか間に合いました。これに乗らないとツェルマットまで帰れないかもしれないのです。
次回はイタリア・スイス国境地帯を走る景勝路線。ドモドッソラとロカルノを結ぶチェントバッリ鉄道に乗車します。



