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スイス旅行記の第23回です。
6日目は鉄道の旅です。
イタリアとスイスの国境地帯を走るチェントバッリ鉄道に乗りました。


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■ 6日目 2013年7月18日 木曜日

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ブリーグ駅からミラノ行の特急列車に乗り換え、シンプロントンネルを抜けてイタリアのドモドッゾラという駅にやってきました。
スイスを代表する景勝路線の一つ、チェントヴァッリ鉄道に乗るためです。
この鉄道はイタリアのドモドッゾラとスイスのロカルノを結ぶ路線で、イタリアとスイスの国境付近の山岳地帯を縫うように走ります。線名のチェントヴァッリとは100の谷と言う意味なのだそうです。
今度の発射は15:25。私が乗っていた特急が遅れ、15:12到着のはずが15:20の到着となってしまいました。
あと5分しかありません。乗り遅れたら1時間待ちです。私はチェントヴァッリ鉄道の地下ホームに急ぎました。

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チェントヴァッリ鉄道のドモドッゾラ駅。片面ホーム1線の地下駅で、観光路線とは思えない殺風景な作りです。イタリアを通りますがスイス・パスなどが使えるため、乗り放題パスを持っていれば新たに切符を買う必要はありません。

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車両は新しい展望車両でした。乗り込んだらすぐに発車です。幸い車内は空いており、右に左に移動しながら景色を眺めました。

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のどかな景色です。
景色を眺めていると車掌が検札にやってきました。
スイス・フレキシーパスを見せると2スイスフラン払えとのこと。
パスがあれば切符はいらないはずなのですが、どういうことなのでしょう。
聞くと「この電車はパノラマ車両だから追加料金がかかる」ということなのだそうです。
とはいっても私が乗っている列車はすべての車両がパノラマ車両です。編成の一部に追加料金がかかるならいいのですが、時刻表に特に記載がないにも関わらず、たまたまパノラマ車両に乗っただけで金をとられるのは何か腑に落ちません。

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列車は大きくカーブしながら坂を登っていきます。車両の長さが普通より短いのはカーブがきついからでしょう。扉は中央の1か所のみです。

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ドモドッゾラの盆地を見下ろします。

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途中駅で普通列車とすれ違いました。あの電車なら追加料金はいらないのでしょう。

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景色が山深くなってきました。

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いよいよ「100の谷」らしい区間に入ります。こうして石造りの橋を次々と渡りながら、列車は谷に沿って進んでいきます。

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山に張り付くように人家が集まっています。

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いい景色ですね。

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カーブがきついので、窓が開けばもっといい写真を撮れるでしょう。

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山の中に集落がポツリポツリとあります。

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カメラを縦にしてみました。

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小さな無人駅。この辺りはまだイタリアです。
すぐに発車するはずなのですが、電車はなかなか発車しません。何かあったのでしょうか。
この後の予定が詰まっており、予定通りでもホテルのあるツェルマット到着が22:13。あまり遅くなると帰れなくなるかもしれません。
私が乗っている車両の真ん中の座席に社員らしき男2人組と車掌が集まって電話しつつしゃべっていますが、彼らに緊迫感はまるでありません。まるでサッカー談義でもしているかのようです。乗客も平然としています。これがイタリアクオリティなのでしょうか。放送も無いため、状況がまるでわかりません。

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停車すること25分。ようやく列車が動き出しました。なんと赤信号なのに無視して突っ込んでいきます。
徐行しながら次の駅にたどり着くと、どうやらこの駅に停車中の対向列車に急病人が出たらしいことがわかりました。車内に救急隊員がいて、駅前に救急車が止まっていました。野次馬もいます。

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ともあれ遅れの原因とすれ違ったので、これ以上遅れは広がらないでしょう。列車は速度を上げ、高原地帯を走ります。

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チェントヴァッリ鉄道は高いところでも標高800メートルほどですから、息をのむ絶景というわけではありません。むしろのどかな景色をまったり楽しむ路線と言えます。

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駅間はそれほど長くありません。ちょっとした集落であれば駅があります。この駅では地元の人たちがたくさん乗ってきました。チェントヴァッリ鉄道は生活路線でもあるようです。

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駅構内に保存された古い電車。

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川を渡ります。

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昼間は雨でしたが、晴れてきました。

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川の水がとても澄んでいますね。

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この路線はカーブが多いです。

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民家のような駅舎です。

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普通列車とすれ違いました。

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たった二文字の駅、RE。日本にも「津」という駅がありますが、ローマ字に直すと3文字です。
ここは2文字。文字数は少ないですが、乗客はそこそこいました。

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小さな駅にも乗客がいて、座席がふさがってきました。

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いい感じの渓谷です。

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切り立った崖の下を川が流れています。

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緑豊かな路線ですね。

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川の流れが急になってきました。

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滝があります。

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かなりの急カーブです。

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CAMEDO駅に到着。ここからスイス国内に入ります。ただスイスと言ってもイタリア語圏なので、話される言葉は変わりません。

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窓際にあった小さな路線図。

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ダムがありそうな雰囲気です。

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ダムの付近でトンネルに入り、トンネルを抜けると下りに入ります。

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ブドウ畑でしょうか。

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明るい山村が広がります。

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だいたい1時間に1本の運行なので、結構な頻度ですれ違いがあります。今のところスムーズに運行できているようで、遅れは拡大していないようです。

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山あいのカラフルな建物たち。実はここは写真撮影スポットで、対岸からこの列車が走る橋を撮ると素晴らしい写真ができるのです。

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ロカルノに近づくと地下に入りました。駅はこんな状況です。

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落書きなのか、オフィシャルなアートなのか、よくわかりませんが、あまり印象は良くありません。

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定刻から約20分遅れ、17:41に終点のロカルノに到着。殺風景な地下駅です。

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ドモドッゾラに引き返す列車は17:47発です。私が乗ってきた列車ではなく、別のホームに止まっていました。
車掌に「トイレはどこ?」とイタリア語で聞くと。ホームの前方を指さし、「発車は47分だよ。チンクエ(5分)!」と言いました。
5分で戻ってこいということでしょう。やはりイタリア語圏では英語が通じないのでしょうか。

帰りの電車はパノラマではなく普通の車両でした。行きの電車が20分遅れたので帰りも遅れを覚悟しましたが、列車は驚異の定時運行で、定刻の19:36にドモドッゾラ着。19:48発の特急に乗り換え、ツェルマット行列車との乗換駅であるフィスプに20:24に到着しました。

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乗り換えの時間が50分あるのでフィスプの町をぶらぶらしました。

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教会があって、少し古い建物があって・・・、落ち着いた田舎町です。

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立派な教会を眺め、駅に戻る途中にあったケバブ屋で9フランのケバブサンドを買いました。約1000円ですが日本なら2人前の巨大サイズです。

フィスプ駅に戻り、駅構内のスーパーで今日の夕食と明日の朝食、お菓子、飲み物、バナナなどを買いました。

そして21:10発の電車に乗りホテルのあるツェルマットへ。
車掌がすぐに検札にやってました。なんと日本語です。
「ドコマデ?」
「ツェルマットです」
「キョウハドコイキマシタ?」
「チェントバッリ」
「アー、ケシキガイイネ」
車掌さんは笑顔でした。さすがスイスの観光地。愛想のいい車掌です。

検札を済ませてメールをチェックすると、私が泊まっているホテルからメールが来ています。
読むと「今日はどこに行っているのですか?心配するから朝早く出かけて夜遅くもどるときは行先を書いたメモを部屋に残すようにしてください」とのこと。
どうやら心配されたようです。家族経営のプチホテルだとこういうこともあるのですね。
「フルカ峠とチェントバッリに言ってました。すみません」とメールで返信し、22時過ぎにホテル到着。
自分でカギを開けて建物内に入り、すぐに就寝しました。

明日はツェルマット最終日。晴れている間はハイキングを楽しみ、夕方はスイスを代表する景勝路線の一つ、ゴールデンパス・ラインに乗った後にチューリヒへと向かいます。