
カンボジア旅行記の第9回です。
アンコール・ワットやアンコール・トムなどのアンコール遺跡群を見るためカンボジアに行ってきました。
2日目は大回りコースとアンコールワットを見学します。
今回は大回りコースのニャック・ポアンとタ・ソムという二つの遺跡を見学しました。
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■ 2日目 2014年1月10日

時刻は8時半になりました。今日はアンコールワットで朝日を見た後、大回りコースの遺跡を車で回りながら見学し、アンコールワット内部をじっくり見学する予定です。プリア・カンの次にやってきた遺跡はニャック・ポアンという小さな遺跡です。
運転手のモムさんから「ここは小さいから20分もあれば十分だよ。あと中には入れないからね」と言われて、車を降ります。

ニャックポアンは池に囲まれています。木道を歩くのはとても心地良いです。
しかし、数年前の洪水で遺跡への道が流されてしまい、その後復旧したものの、現在でも遺跡内部には入れなくなっています。

洪水で被害を受け、その後復活した木道を歩きます。

遺跡が見えてきました。

池の中に建っているのがニャックポアンです。中央の大きな池の四方に小さな池があり、それぞれがつながっています。
意味は「絡み合う蛇」。円形の祠堂の基壇に大蛇が巻き付いているのに由来しますが、今は水につかってしまい見られません。
ここは12世紀後半に造られた沐浴場です。古代の人たちは水、土、火、風を象徴した4つの池で沐浴することで体の中の自然要素の平衡を保ち、これによって病気を治すと信じていました。古代ヒンドゥー教の教えに基づいているのだそうです。

遺跡の左側から中央の祠堂に至る道があったのですが、完全に水没しています。
望遠レンズで眺めることしかできません。

池の周りはこうなっています。

これはバラーハという馬で、観音菩薩の化身です。溺死防止の象徴なのだそうです。

癒しの池の一つ。中には入れませんし、10分も見れば十分です。入口まで引き返し、次の目的地に向かいました。時刻は8:45です。

次にやってきたのはタ・ソムという小さな仏教寺院です。12世紀末にジャヤーヴァルマン7世によって建てられました。
ドライバーのモムさんは「ここも小さいから30分あれば充分だよ」と言われて車を降りました。時刻は9時です。

西側の門から中に入りました。タ・ソムも損傷が激しく、現在修復作業が進められています。

デバター像。

中央祠堂の周りを半周し、反対側の東塔門の方向に行ってみましょう。

壁や屋根が崩落し、地面にはそれらに用いられた石が散乱しています。

崩れかけた中央祠堂。このような無常感あふれる建築物はいいですね。

中央祠堂を抜けると東側の門が見えてきました。

東側から中央祠堂を見上げます。掃除をしているおばさんがいました。

東塔門です。今日は天気に恵まれましたが、ここは木がうっそうと生い茂り、木漏れ日がとてもきれいです。

東塔門の上には観音菩薩の人面像が4面彫られています。

そして東塔門を出ると衝撃的な光景が!

東塔門には高木リエップの根が絡みつき、門を締め上げています。
やがて東塔門は木の圧力に耐え切れず、崩壊してしまうでしょう。
こうして遺跡群は自然に還り、ジャングルの中に埋もれていくのでしょうか。

東塔門の周りには水や絵葉書を売る少女が楽しげに駆け回っています。
私にも声をかけてきましたが、いらないと答えると、すぐに去っていきました。
彼女たちは学校に行っているのでしょうか。

リエップの木の根によって締め上げられる塔門を見つめ続けている観音菩薩像。
これほどインパクトがある光景はそうそうありません。私はじっくりと東塔門を見上げました。

観音菩薩像は木の根に締め付けられて悲鳴を上げる訳でもなく、ただ柔和な表情を浮かべています。

木の根に締め付けられている部分。圧力に耐え切れず、斜めになってしまっています。

中央祠堂まで引き返し、反対側を回ってみます。きれいなデバター像がありました。

これは比較的状態がいいです。

ここは森の中の小さな遺跡。ガイドブックの扱いも小さいですが、雰囲気がとてもいいです。

窓枠がしっかり残っている窓。

これはきれいに修復されています。

観光客も少なく、おちついて見学できますね。

遺跡の入口である西塔門に戻ってきました。

一部が倒壊しそうになっており、つっかえ棒で補強されています。

木製のつっかえ棒。

西塔門。色が違うのは種類の違う石が使われているためだとか。柔和な表情の菩薩の四面像が印象的です。

壊れゆく遺跡を見つめる菩薩像。

しばらく西塔門を見上げ、菩薩像を目に焼き付けました。

見学は25分ほどで終了。小さな遺跡ですが、インパクトは十分です。かなり印象に残りました。
自然の力、崩れゆく遺跡の無常感。日本人の心を揺さぶる何かが、ここにはあります。
次回は外回りコースの東メボンとプレ・ループという二つの遺跡を見学します。
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時刻は8時半になりました。今日はアンコールワットで朝日を見た後、大回りコースの遺跡を車で回りながら見学し、アンコールワット内部をじっくり見学する予定です。プリア・カンの次にやってきた遺跡はニャック・ポアンという小さな遺跡です。
運転手のモムさんから「ここは小さいから20分もあれば十分だよ。あと中には入れないからね」と言われて、車を降ります。

ニャックポアンは池に囲まれています。木道を歩くのはとても心地良いです。
しかし、数年前の洪水で遺跡への道が流されてしまい、その後復旧したものの、現在でも遺跡内部には入れなくなっています。

洪水で被害を受け、その後復活した木道を歩きます。

遺跡が見えてきました。

池の中に建っているのがニャックポアンです。中央の大きな池の四方に小さな池があり、それぞれがつながっています。
意味は「絡み合う蛇」。円形の祠堂の基壇に大蛇が巻き付いているのに由来しますが、今は水につかってしまい見られません。
ここは12世紀後半に造られた沐浴場です。古代の人たちは水、土、火、風を象徴した4つの池で沐浴することで体の中の自然要素の平衡を保ち、これによって病気を治すと信じていました。古代ヒンドゥー教の教えに基づいているのだそうです。

遺跡の左側から中央の祠堂に至る道があったのですが、完全に水没しています。
望遠レンズで眺めることしかできません。

池の周りはこうなっています。

これはバラーハという馬で、観音菩薩の化身です。溺死防止の象徴なのだそうです。

癒しの池の一つ。中には入れませんし、10分も見れば十分です。入口まで引き返し、次の目的地に向かいました。時刻は8:45です。

次にやってきたのはタ・ソムという小さな仏教寺院です。12世紀末にジャヤーヴァルマン7世によって建てられました。
ドライバーのモムさんは「ここも小さいから30分あれば充分だよ」と言われて車を降りました。時刻は9時です。

西側の門から中に入りました。タ・ソムも損傷が激しく、現在修復作業が進められています。

デバター像。

中央祠堂の周りを半周し、反対側の東塔門の方向に行ってみましょう。

壁や屋根が崩落し、地面にはそれらに用いられた石が散乱しています。

崩れかけた中央祠堂。このような無常感あふれる建築物はいいですね。

中央祠堂を抜けると東側の門が見えてきました。

東側から中央祠堂を見上げます。掃除をしているおばさんがいました。

東塔門です。今日は天気に恵まれましたが、ここは木がうっそうと生い茂り、木漏れ日がとてもきれいです。

東塔門の上には観音菩薩の人面像が4面彫られています。

そして東塔門を出ると衝撃的な光景が!

東塔門には高木リエップの根が絡みつき、門を締め上げています。
やがて東塔門は木の圧力に耐え切れず、崩壊してしまうでしょう。
こうして遺跡群は自然に還り、ジャングルの中に埋もれていくのでしょうか。

東塔門の周りには水や絵葉書を売る少女が楽しげに駆け回っています。
私にも声をかけてきましたが、いらないと答えると、すぐに去っていきました。
彼女たちは学校に行っているのでしょうか。

リエップの木の根によって締め上げられる塔門を見つめ続けている観音菩薩像。
これほどインパクトがある光景はそうそうありません。私はじっくりと東塔門を見上げました。

観音菩薩像は木の根に締め付けられて悲鳴を上げる訳でもなく、ただ柔和な表情を浮かべています。

木の根に締め付けられている部分。圧力に耐え切れず、斜めになってしまっています。

中央祠堂まで引き返し、反対側を回ってみます。きれいなデバター像がありました。

これは比較的状態がいいです。

ここは森の中の小さな遺跡。ガイドブックの扱いも小さいですが、雰囲気がとてもいいです。

窓枠がしっかり残っている窓。

これはきれいに修復されています。

観光客も少なく、おちついて見学できますね。

遺跡の入口である西塔門に戻ってきました。

一部が倒壊しそうになっており、つっかえ棒で補強されています。

木製のつっかえ棒。

西塔門。色が違うのは種類の違う石が使われているためだとか。柔和な表情の菩薩の四面像が印象的です。

壊れゆく遺跡を見つめる菩薩像。

しばらく西塔門を見上げ、菩薩像を目に焼き付けました。

見学は25分ほどで終了。小さな遺跡ですが、インパクトは十分です。かなり印象に残りました。
自然の力、崩れゆく遺跡の無常感。日本人の心を揺さぶる何かが、ここにはあります。
次回は外回りコースの東メボンとプレ・ループという二つの遺跡を見学します。
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