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カンボジア旅行記の第10回です。
アンコール・ワットやアンコール・トムなどのアンコール遺跡群を見るためカンボジアに行ってきました。
2日目は大回りコースとアンコールワットを見学します。
今回は大回りコースの東メボンとプレ・ル−プという二つの遺跡をを見学しました。


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■ 2日目 2014年1月10日

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時刻は9時30分。昨日からチャーターしているモムさんの車に乗って、東メボンという遺跡の前にやってきました。
東メボンは925年にラジェンドラバルマン2世によって建てられたヒンドゥー教の寺院です。かつて存在した東バライという貯水池の中心にある人口島の上に建っており、当時は基壇まで水につかっていました。そんなわけで入口の階段が途中からになっているほか、ところどこに船着き場の跡が残っているため、かつては船で寺院に移動していたことがわかります。

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階段を上がり入口へ。東メボンはピラミッドのような形をしています。
見学に係る時間はモムさんによると30分でよいとのことでした。

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かつてはちゃんとした門があったのでしょう。今は大分崩れてしまっています。

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階段は一段の高さが大きく、とても急です。高所恐怖症の人はつらいでしょう。

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1段上ったところ。かつて様々な建物があった場所に、柱と基礎部分だけが残っています。

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2段目の四隅に象がいます。

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階段を登って最上部へ、煉瓦製の塔があります。

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東メボンはまぐさの部分の彫刻が素晴らしいことで知られています。

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最上段中央の塔。のぞいてみましたが、特にこれと言ったものはありません。

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最上段から下界を眺めます。

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塔の入口は東側だけで、他の3方向は偽の扉となっています。

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壊れてしまった塔。

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この彫刻は素晴らしい出来栄えですね。保存状態もいいです。

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これもすばらしい。

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塔の中に鎮座する仏像。

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煉瓦部分は大分損傷が激しいですね。

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一段下がって塔を見上げます。階段の両脇にはライオン像が鎮座しています。

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つっかえ棒で支えられた塔。

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こちら側のライオン像は状態がいいです。

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この建物は右側の壁が倒れそうです。

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ピラミッドの各層に建つ建物に入ってみます。

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完全な建物は無く、屋根が無かったり、壁だけだったり、柱だけ残っているものがほとんどです。
だがそれがいい。まるでギリシャ・ローマ時代の遺跡を見ているようです。

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これも柱と出入り口の枠だけ残っています。

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窓枠だけ残った建物の跡。

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ドラクエの塔を探検しているような気分になれます。

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かつてはどんな形の建物だったのでしょうか。

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このあたりは壁も残っています。

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壁の一部と柱だけが残る建物。

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屋根はありません。

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2段目まで降りてきました。

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全盛期の姿を想像するのも楽しいです。

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入口で売られていた絵。

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東メボンは25分ほど見学して終了。次はすぐ近くにあるプレループという遺跡に向かいました。

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プレループは東メボンと同じような形をしています。造られたのはプレ・ループの方が先で、961年にラジェンドラバルマン2世によって建てられました。ピラミッド型で、最上段に5基の塔が建つヒンドゥー教寺院です。
最上段からはアンコールワットが見えるそうで、プノン・バケンと並んで夕日鑑賞スポットの一つに数えられています。
ただ周囲に人家は無く、道も暗いですから、信頼できるドライバーかガイドを雇う必要があるでしょう。

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時刻は10時。ここも30分ほどで全部見られます。中に入りましょう。

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ずいぶん急な階段ですね。登るのは良いですけど、降りるのが怖いです。

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階段に手をかけながら慎重に登ります。

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最上部の塔。煉瓦製で、東メボンそっくりです。

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最上段から見下ろします。怖い・・・。

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ピラミッドの周りには屋根が無くなった建物があちこちに残っています。

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下段の塔は崩れたものや一応残っているものがあります。

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プレ・ループの塔も入口は東側だけで、あとの三方は偽の扉です。

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デバター像。

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最上段から下界を見下ろします。廃墟の向こうには見渡す限りのジャングルでした。

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アンコールワットも見えるそうなのですが、どこにあるのかわかりませんでした。

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壁だけ残る建物や柱だけ残る建物を見て回りました。

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下段から最上段を見上げます。

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プレ・ループではかつて使者を荼毘に付し、寺院の北東部にある祠堂で死者の灰を流したと言われています。
いまはただ、崩れかけた建物が並ぶだけですが、その昔は人々の信仰を集めていたのでしょう。

時刻は10時半。いよいよアンコールワットの見学に向かいます。
道すがらドライバーのモムさんから「俺の運転はどうだ?」と聞かれました。
「安全運転で快適だよ」と答えましたが、これは何かの前フリでしょうか。
次回に続きます。


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