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カンボジア旅行記の第15回です。
アンコール・ワットやアンコール・トムなどのアンコール遺跡群を見るためカンボジアに行ってきました。
3日目はシェムリアップからやや離れた遺跡を日本語ツアーに参加して遺跡をを見学しました。
今回は山の中にある渓流の遺跡、クバール・スピアン遺跡です。

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■ 3日目 2014年1月11日

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今日はクロマーツアーズという現地の旅行会社が催行する日本語ガイドによるツアーに参加しています。アンコールワット近郊のバンテアイ・スレイの見学を終えた我々はツアー会社のバンに乗り、次の目的地であるクバールスピアンに向けて田舎道を疾走しました。

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これがカンボジアの田舎の姿なのでしょう。簡素な家が多いです。道も舗装されておらず、よく揺れます。主要道路は舗装されていますが、それ以外の道はまだまだ舗装されていないようです。

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バンテアイ・スレイから約30分。10時前にクバールスピアンの入口に到着しました。土産物屋や食堂が並んでいます。

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クバールスピアンはクーレン山の中、シェムリアップ川上流にあり、川辺の岩や川底に千本リンガやヒンドゥー教の神々、カエルの彫像など、多くの彫刻があることで知られます。このような神聖な彫刻を通った水は聖なる水となり、下流のシェムリアップの地を潤すのです。11世紀中ごろに造られたようですが、わからないことも多いそうです。

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小さな川を渡ります。

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時刻は10時。クバールスピアンは山の上にあるので、遺跡の入口から1.5キロの山道を歩かなければなりません。ガイドのノンスタイル石田に似たお兄さんはどんどん歩いて行きますが、中高年はきついかもしれませんね。

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あと1400メートル。

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森の中の道を登っていきます。

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それほどきつい登りではありませんが、石がゴロゴロした場所もあり、ちゃんとした靴が必要でしょう。

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タランチュラが巣を作っていました。

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倒れた木を跨ぎ、上へ。

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このように木の階段が整備されている個所もあります。

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大きな石が転がっています。

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先ほどから我々の後を白い犬が追いかけてきます。ガイドのノンスタイル石田さんになついているらしいです。

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休憩所で一休み。白い犬が木のベンチをガリガリ噛んでいます。石田さんによるとこの犬はベンチの噛みすぎで歯が欠けてしまっているそうです。

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遺跡に向け出発。犬も休憩を終えて着いてきます。不思議な形の石がありました。

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岩の下にアリが巣を作り、その力で岩が浮きあがったのだそうです。すごい力です。
かつてはお坊さんがこの石の下で瞑想にふけったのかもしれませんね。

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我々が立ち止れば、犬も立ち止ります。

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やる気のない売店。ジュース類が1本1ドルで売られています。ラジオをつけて、ハンモックに寝転がりながらジュースを売るおじさん。のんびりした人生です。

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水の音がしてきました。時刻は10:43。美しい渓流に彫られた彫刻群、クバールスピアンに到着です。

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渓流に彫られた神々の像。これらは11世紀後半に造られたようです。

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円形の凸凹はリンガの集合体、千本リンガと言います。リンガ一つ一つがヒンドゥー教のシヴァ神の象徴です。それがたくさんあるのですからここは聖なる場所となり、流れる水も聖なる水となるのです。聖なる水は下流に流れ、シェムリアップの大地を潤します。

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横臥するヴィシュヌ神の像。柔和な表情です。
この彫刻はヴィシュヌ神による創世神話を表しており、アナンタ竜の上にヴィシュヌ神が横たわり、その横で妻のラクシュミやブラフマー神が瞑想しています。

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今は乾季なので水量が少なく、水も澄んでいます。これが雨季になると水が濁ってしまい、彫刻類が良く見えなくなってしまいます。

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今日は暑いですが、水の流れる音を聞けば幾分涼しくなります。

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至る所に仏像の彫刻があります。不思議な場所ですね。

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渓流の脇にあるヴィシュヌ神の彫刻。

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水の流れに削られることなく、1000年近く残っているのですからすごいですね。

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ここから川沿いを下に降りていきます。

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突如神像が。

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大分摩耗して薄くなっています。

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かろうじて表情が読み取れます。何を祈ってるのでしょうか。

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このあたりは水の流れが穏やかな場所で、川底がクリアに見えています。
千本リンガと、奥にはヨニがあります。ヨニシヴァ神の妃ドゥルガー(女性)の象徴で、女性器を表しています。

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魚も棲んでいました。

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ヨニの中に5つのリンガがあります。この配列はアンコールワットの祠堂の配列と同なのだそうで、ヒンドゥー教の宇宙観を表しています。

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しかしまあ、よくこれだけのリンガを彫ったなぁと思います。ものすごい数ですよ。昔の人の信仰への思いを感じます。

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しばらく川沿いを歩きます。

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川底にはリンガがぎっしり並んでいます。

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大きな岩が積み重なっています。下の岩には何やら彫刻が彫られていますね。

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この彫刻はシヴァ神とその妻が聖牛ナンディンに乗って結婚式に向う場面を表しています。

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暑いところばかり歩いてきたのでこういう場所を歩くと気分転換になります。

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岩に沿って狭い通路を歩きます。

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階段を下りると滝がありました。

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この流れはシェムリアップの町に通じています。

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これでクバールスピアンは一通り見終わりました。岩に挟まれた狭い通路を歩き、元来た道に合流しました。

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時刻は12時。昼食の時間です。クバールスピアンの入口にある飲食店で食べるのですが、店の衛生状態が悪いので、旅行会社が弁当を用意しています。場所代と言うことで飲み物だけ頼みました。こういう場所ではジュースの缶に直接口をつけるのは衛生面で問題があるので、現地の人たちですらストローで飲んでいました。
弁当の味は・・・、不味くはありませんね。

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13時前に出発。次は天空の城ラピュタのモデルと言われるベンメリア遺跡に向かいます。シェムリアップからはかなり離れており、日本などのODAで整備された道をかっ飛ばしました。運転がかなり荒いのでよく揺れます。

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途中でちょっとした集落がありました。土産屋が何軒か集まっています。

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素朴な南国の風景。あともう少しでベンメリアです。


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