
2014年2月に与那国島に行ってきました。この時期は千葉ロッテマリーンズの春季キャンプが石垣島で行われているので、石垣島から足を延ばすことにしたのです。
まずは民宿でスクーターをレンタルし、島を一周することにしました。
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東京まで約2000キロ。日本最西端の島与那国島は国境の島でもあります。台湾の宜蘭蘇澳港までわずか111キロしかありません。
アクセスは石垣島から飛行機で30分。せっかく石垣島までやってきたので、もう少し足を延ばして与那国島に行ってみました。

小さなプロペラ機は石垣島から西へ。西表島の上空を通ります。

30分ほどで与那国空港に到着。小さな空港です。タラップを降りて、歩いてターミナルに向かいました。

小さなターンテーブルで荷物を受け取ります。真ん中には島のミニチュアがありました。

今日泊まるのは島の中心の祖納集落にある「旅の館 阿檀」という民宿。電話して空港まで迎えに来てもらいました。
かつての税関を利用した建物は結構古いですが、掃除は行き届いています。

部屋に荷物を置き、宿の主人から島の地図をもらって見どころを聞いた後、スクーターを借りて島を一周することにしました。
スクーターは新しいのですが、スピードメーターが動きません。壊れているようです。

さあ、島内一周に繰り出しましょう。気をつけなければテキサスゲート。牧場や放牧地の境界線付近にあり、牛や馬が逃げ出さないための設備です。車や自転車で通り抜ける分には問題ないのですが、車輪が小さいスクーターの場合は少しずつ進まないとパンクしてしまうので、慎重に通る必要があります。

残念ながら曇り空。まずは島の東側に向かいます。

島の東端である東崎(あがりさき)が見えてきました。

このあたりは牛や馬が放牧されています。

与那国馬という、かつて農耕に使われた馬です。

崖の下にアリシ浜があります。行ってみましょう。

九十九折の坂道を下り、浜辺に出ました。

遠くには座礁した船。韓国籍の貨物船が与那国島で座礁し、そのまま捨てられているのです。

道を占領する牛の親子。

再び東崎を目指します。あの灯台のある場所が東崎です。

先ほど立ち寄ったアリシ浜が見えます。

断崖絶壁ですね。

灯台目指して歩きます。あたりは馬糞がたくさん転がっているので、気をつけて歩かねばなりません。

灯台から振り返ってみます。

晴れていればきれいな風景が拝めるのでしょう。残念です。

島の南側へ向かう道を進みます。

大河ドラマ「琉球の風」のロケ地だそうです。与那国島といえばドラマ「Dr.コトー」のロケ地として有名ですが、大河ドラマの撮影も行われたのですね。

サンニヌ台展望台。残念ながら立ち入り禁止です。

崖の下には海。

景色がよさそうなので、入れないのは残念です。

なにやら妙な形の岩が見えてきました。

これは立神岩というものです。

近くから見ると象のように見えますが、遠くから見ると・・・。
罰当たりなことを考えたからでしょうか。立神岩の展望台のあたりから雨が降ってきました。

原チャリで雨が降ってくると拷問ですね。カッパを着込んで島一周を続行します。

島の南側の比川という集落にやってきました。ここにはドクターコトーの撮影に使われた診療所の建物があります。ファンなら必見ですが、私はドラマを見たことがありません。

建物内は有料で見学できます。

診療所の近くには美しい浜辺が広がります。

晴れていれば・・・

雨にもめげず、原チャリを走らせ西へ。

灯台が見えてきました。あれが日本最西端の地、西崎(いりざき)です。

西崎へ向かう道からは、ナーマ浜と久部良の港が見えます。

いよいよ灯台が見えてきました。

日本最西端の灯台、西埼灯台です。

ついにやってきました。日本最西端の地、与那国島の西崎です。
これで民間人が到達可能な最果ての地すべてに行くことができました。最北端の宗谷岬は大学時代に行きましたし、最南端の波照間島と最東端の納沙布岬には数年前に行っています。最東端と最西端の気候の違いを考えると、改めて日本の広さに驚かされます。

漁船が荒波にもまれています。

天気がよければ台湾が見えるそうです。

西崎から久部良の港を見下ろします。

ナーマ浜に神社がありました。

久部良バリ。ここは悲しい言い伝えがある場所です。
かつて与那国島の島民に課せられていた人頭税。苛烈な税金に疲弊していた住民たちは、妊婦にこの裂け目を飛ばせたのです。幅は約3メートルあるでしょうか。転落すれば死、うまく飛んでも流産。口減らしのためとはいえ、ずいぶん残酷な話です。
訪れる人も少ないこの場所には地蔵菩薩像が安置され、かつての犠牲者を弔っています。

さびしい浜辺が広がります。付近には製塩工場の廃墟もあり、ますますさびしげな感じです。

日本最後の夕日が見える丘。夕日が見える天気でないのが残念です。

西崎が見えています。断崖絶壁ですね。

島の北側のダンヌ浜。なんとか一周できました。民宿に戻りましょう。
後半に続きます。
与那国島、いいですね! 私も、キャンプ地が変わる前から、石垣からの離島巡りが大好きでした。波照間島で、さとうきびばたけの間から青い海かみえたときの感動は、いまでもおぼえています。
与那国島はまだ行ったことがないので、楽しく読ませていただきました。いつか行ってみようと思いました。
薫風さんもチェック済みとは思いますが、GG選手の自己啓発本、なかなかイイ出来ですよ。余談でした。