
2014年2月に与那国島に行ってきました。この時期は千葉ロッテマリーンズの春季キャンプが石垣島で行われているので、石垣島から足を延ばすことにしたのです。
2日目は遊覧船で海底遺跡へ。人工物か自然の奇跡か、不思議な光景が広がっていました。
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島の一周を終えて民宿に戻ってきました。「旅の館 阿檀」は食事がおいしいと評判ですが、もっとすごいのは700円出せば3種類の泡盛が飲み放題になることです。かつては与那国島の酒造3社の飲み放題でしたが、1つ潰れてしまったので、ほかの島の泡盛をチョイスしての飲み放題となります。
ガバガバ飲んで、たくさん食べて、あっという間に21:30。食事の時間が終わったので部屋に戻り即寝ました。

翌朝は船に乗って与那国島の海底遺跡を見に行きました。島の南側にある海底遺跡は謎に包まれた場所。自然の造形なのか、古代人が作ったものが海に沈んだのかわかりません。現在も調査が続けられているそうです。

風が強く波も高いですから出航が危ぶまれましたが、大丈夫とのことなので、朝8時半に海底遺跡に向け出発。港を出るまではものすごく揺れました。

島の南側に入ります。遠くにはドクターコトーの診療所が見えています。あれだけ高かった波が嘘のように静かになりました。ガイドさんの話によると、冬は北からの風が吹くので、海底遺跡のある島の南側は風が島にブロックされるので比較的穏やかなのだそうです。逆に夏になると南からの風が吹くので、海底遺跡周辺の海が荒れてしまい、欠航が増えるのだそうです。海底遺跡を見るなら冬のほうがいいということですね。

まもなく海底遺跡のある場所です。

船底にある窓から海底をのぞきます。

ムムッ!これは階段ですよ。ただ、一段一段の高さは1メートル以上あるそうです。

階段が斜めに切り込まれています。自然の力でこんなものができるとは思えません。やはり古代人が作ったのです。

すごい。すごすぎる。今日は海の水が澄んでおり、海底の様子が良く見えます。もぐるのが一番いいのでしょうけど、船からでも充分楽しめますね。

ラッキーなことに船がほとんど揺れないので、下を向いても気持ち悪くなりません。

船は海底遺跡の上をゆっくりと進みます。

30分ほど海底遺跡にとどまり、港に向けて戻りました。

海底遺跡周辺は揺れなかったのですが、港の周辺の海がものすごく荒れており、あまりの揺れにひどく酔ってしまいました。あと5分乗っていたら吐いたと思います。
下船後は観光船の送迎車で民宿へ。食堂のいすを借りて横にならせてもらいました。
宿の主人によると私の様子を心配した観光船の方から「あの人酔っていたけど大丈夫ですか?」と電話があったそうです。

1時間ほど休んで体調回復。今日は島の中央部を原チャリで巡ってみましょう。

水田が広がります。

島の中央にある宇良部岳に登ります。標高231メートルなので、たいした山ではありません。

山頂には無線中継所が見えます。

山頂から祖納の集落を見下ろします。今日も天気は雨。

島の南側を眺めます。

林道の途中にあった展望台から見た島の西側。

細い林道。景色がいいです。

おなかがすいたのでわかなそばというお店で沖縄そばを食べます。

工事関係者が良く来ているようで、とてもおいしかったです。

島の南側の遊歩道を歩きます。訪れる人がほとんどいないのでしょう。道がなくなりつつあります。

黒い蝶。

森を抜けて原っぱへ。あの断崖の向こうの海に海底遺跡が沈んでいます。

遊歩道に戻ってしばらく歩くと人面岩がありました。

言われてみれば人の顔をしています。

遊歩道をひたすら歩きます。

茂みを抜けると東屋がありました。

ここは展望台でしょう。柵が壊れています。

立神岩が見えますね。絶景です。

与那国島にはこのようなバケツがいたるところにぶら下がっています。これは何でしょう。

空港に解説文がありました。害虫駆除のため、生殖能力の無い害虫のメスを放つことによって子孫を減らすという方法をとっているのだそうです。

島の中央部にあるアスレチック公園。与那国島まで来てアスレチックも無いでしょう。

滑り台。誰も滑っていないようで、相当汚れていました。

島の中央を通って島の西側へ。

最後は島の北側に来てみました。空港の脇の道を歩き、北牧場をつっきり馬鼻崎を目指します。

断崖絶壁にぶつかる波。火曜サスペンス劇場のようです。

水しぶきがここまで飛んできます。

馬鼻崎。看板などはありませんが、この石が並んだモニュメントがそうなのでしょう。

険しい景色をしばし眺め、もと来た道を戻りました。

石垣島に戻る飛行機まではまだ時間があります。祖納集落の近くにあるティンダハナタという展望スポットに行ってみました。

遊歩道を進みます。

ティンダハナタに到着。

祖納集落と海が見えました。もう時間です。私は宿に戻り、空港まで送ってもらい、プロペラ機で石垣島に戻りました。

日本最西端の島与那国。最近は中国が物騒な動きを見せているだけに、国防上重要な島となりつつあります。
現在与那国島への自衛隊配置をめぐって島を二分する論争になっているようです。自衛隊誘致賛成派の横断幕があれば・・・。

自衛隊誘致に反対する横断幕もあります。私は部外者ですから無責任なことはいえませんが、日本の安全を守るため、最善の選択をしてほしいと思います。
以上、与那国島探訪記でした。天気が悪いのは残念ですが、とてものどかな景色が広がっており、リピーターが多いのもうなづけます。石垣島まで来る機会があれば、ぜひ訪れてほしいです。
この島をレアメタル権益やらハイドロプレート権益、漁業権益しか見ていない、かの国に掻き回されることの無いようにしたいものです。
行ったことは無いですが日本最果ての旅には憧れていました。
変わったところだと台風で有名な南大東島に行きたいと常々思っています。
あそこは外洋の波が岸壁にあたり、怖いぐらいの高さの波になるようです。
船からクレーンで吊り上げられ上陸するなど、
都会の常識からは想像を超える日常のようです。
仕事で硫黄島に船で接近したぐらいの経験しかありませんので、
薫友さんの写真と紹介文で仮想体験して楽しみたいと思います。