南イタリア旅行記の第2回です。
2013年9月16日。フランスのベルサイユ宮殿をモデルに建設されたカゼルタ宮。
すばらしい庭園も必見です。
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■ 2日目 2013年9月16日

ナポリから普通列車に乗って45分。カゼルタという街にやってきました。ここには世界遺産に指定されているカゼルタ宮殿があります。

まずは予約していた駅前のジョリーホテルにチェックインしました。フロントでは英語が通じ、JTBのプレートもありました。日本のツアーもこのホテルを利用するのでしょう。おしゃれなビジネスホテルのような雰囲気の新しいホテルでした。

荷物を置いてカゼルタ宮へ。カゼルタの駅前がすぐ宮殿になっているので、ホテルからも歩いてすぐです。
カゼルタ宮はナポリ王カルロ7世の命により1752年に建設が開始され、息子の代の1780年になってようやく完成しました。
なぜナポリ王がナポリではなく近郊のカゼルタに巨大な宮殿を建てたのか。それは海からの攻撃を避けるためでした。
建築の指揮を取ったルイージ・ヴァンヴィテッリはパリのヴェルサイユ宮殿を理想としたとされ、そのためカゼルタ宮はヴェルサイユ宮殿の影響を強く受けています。
宮殿は非常に広大で、247メートル×184の長方形。5階建てとなっています。全部で1200もの部屋があり、そのうちの36室が一般公開されています。

12:20、カゼルタ宮の入口。カゼルタ宮の英語版ガイドブックを売るおっさんが待ち構えています。値段を聞くと5ユーロとのこと。とりあえずガイドブックは買わず、中で切符を買いました。

中庭です。中庭にもガイドブックを売るおっさんがいます。値段を聞くと10ユーロ。「入口の人は5ユーロだったよ」というと5ユーロに値下げされました。適当です。1冊買って中へと進みます。

階段を登りましょう。

美しい彫刻と装飾の数々が迎えてくれます。

大迫力ですね。

ライオン像。

階段を登ると大きな広間がありました。

天井画。

大理石が美しい広間です。残念ながら撮影できるのはここまで、カゼルタ宮は基本撮影禁止なのです。
広間の奥にあるのがロイヤルチャペル。第二次世界大戦で破壊され、その後修復されました。まず下の階を見学して、階段を登ってチャペルの上の通路からチャペルを見下ろすことができます。チャペルには係員が常駐しており、写真を撮ろうとすると注意されます。

宮殿はたくさんの部屋があります。春夏秋冬などテーマ別に分かれており、装飾の色調が違います。調度品もシャンデリアもすばらしいですね。宮殿は現代アートの展示もありました。1時間ほど見学し、こっそりと1枚だけ写真を撮りました。

カフェで小休止。ピザを食べました。

14:30ごろに出発。次は広大な庭園を散策します。カゼルタ宮は建物もすばらしいのですが、庭園はそれ以上にすばらしく、モデルとなったヴェルサイユ宮殿に勝っているとさえ言われています。
庭園は縦長で、全長3キロ以上もあります。全部歩くと大変なので、1.5ユーロ払ってバスに乗りました。

庭園の一番奥でバスを降りました。目の前に広がるこの光景。どこまでも続く庭園、池。そしてはるかかなたに見える宮殿。計算されつくした美しさを感じます。

振り返ると池があり、滝が流れています。滝の名前は大滝、池の名前はディアナの泉です。

泉の名前はこのディアナ像。躍動感あふれる彫刻が多数配されていますね。

天気が良いと、彫刻の白が水面に反射してとても美しいです。

バスが庭園を宮殿の方向に引き返して行きました。

滝の上にはなにやら良く分からないモニュメントがあります。

池を掃除する係員。

宮殿に向かって延々と続く庭園。下り坂になっているので、宮殿のほうへ水が流れていきます。

少しだけ宮殿のある南側に歩いてみました。幾何学的な美しさです。

滝の流れもきれいですね。

あそこまで上りたいんですけど、道が閉鎖されているのです。

さらに歩いてみました。

望遠レンズで宮殿を撮影。まっすぐ伸びる池と道。宮殿との対比がきれいです。

ディアナの泉の南にある縦長の泉には噴水があり、ヴィーナスとアドニスの泉と呼ばれています。多数の彫刻はヴィーナスとアドニスの2人の神が天使や動物に囲まれている様を表しています。

天子の像。

彫刻はそれぞれ異なる表情をうかべており、見ていて飽きません。

ディアナの泉の東側に広がるのがイギリス庭園です。カゼルタ宮の庭園の中でもっとも手入れが行き届いた庭園であり、最も重要な見所の一つです。
建設に当たっては世界中から珍しい植物を集めたほか、ローマ移籍であるポンペイから遺跡の一部を移設しています。
ローマ風の遺跡を模した建造物を庭に配するのは建設当時の流行だったそうですが、ここでは本物の遺跡を使っているのですから、「遺跡を模した」ではなく遺跡そのものです。

高い木が茂る芝生を歩きます。

女神ヴィーナスが水浴びをしています。なんと美しい。太陽の光を反射する水面と相まって、なんとも幻想的な光景です。

ヴィーナス像。絵になる光景ですね。

小さな滝と泉。

まるでジャングルを歩いているかのようです。

ローマ遺跡の廃墟。

気分は探検家です。

ここは南国のような雰囲気です。

泉に沿って森の中を歩きます。

心が癒されますね。カゼルタ宮を巡るツアーはあっても、こんな庭の奥までは足を延ばしません。個人旅行ならではです。

森を抜けると広場が。つくしみたいな木がありました。

さきほどのヴィーナスの泉の裏。背を向けたヴィーナスがいます。

カメラを縦にしてみました。

橋があります。水面が鏡のように橋の姿を写しています。

小さな滝がありました。

小島に浮かぶ小さな神殿。

池は蓮の葉に覆われていました。
次回もカゼルタ宮の庭園散策です。
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ナポリから普通列車に乗って45分。カゼルタという街にやってきました。ここには世界遺産に指定されているカゼルタ宮殿があります。

まずは予約していた駅前のジョリーホテルにチェックインしました。フロントでは英語が通じ、JTBのプレートもありました。日本のツアーもこのホテルを利用するのでしょう。おしゃれなビジネスホテルのような雰囲気の新しいホテルでした。

荷物を置いてカゼルタ宮へ。カゼルタの駅前がすぐ宮殿になっているので、ホテルからも歩いてすぐです。
カゼルタ宮はナポリ王カルロ7世の命により1752年に建設が開始され、息子の代の1780年になってようやく完成しました。
なぜナポリ王がナポリではなく近郊のカゼルタに巨大な宮殿を建てたのか。それは海からの攻撃を避けるためでした。
建築の指揮を取ったルイージ・ヴァンヴィテッリはパリのヴェルサイユ宮殿を理想としたとされ、そのためカゼルタ宮はヴェルサイユ宮殿の影響を強く受けています。
宮殿は非常に広大で、247メートル×184の長方形。5階建てとなっています。全部で1200もの部屋があり、そのうちの36室が一般公開されています。

12:20、カゼルタ宮の入口。カゼルタ宮の英語版ガイドブックを売るおっさんが待ち構えています。値段を聞くと5ユーロとのこと。とりあえずガイドブックは買わず、中で切符を買いました。

中庭です。中庭にもガイドブックを売るおっさんがいます。値段を聞くと10ユーロ。「入口の人は5ユーロだったよ」というと5ユーロに値下げされました。適当です。1冊買って中へと進みます。

階段を登りましょう。

美しい彫刻と装飾の数々が迎えてくれます。

大迫力ですね。

ライオン像。

階段を登ると大きな広間がありました。

天井画。

大理石が美しい広間です。残念ながら撮影できるのはここまで、カゼルタ宮は基本撮影禁止なのです。
広間の奥にあるのがロイヤルチャペル。第二次世界大戦で破壊され、その後修復されました。まず下の階を見学して、階段を登ってチャペルの上の通路からチャペルを見下ろすことができます。チャペルには係員が常駐しており、写真を撮ろうとすると注意されます。

宮殿はたくさんの部屋があります。春夏秋冬などテーマ別に分かれており、装飾の色調が違います。調度品もシャンデリアもすばらしいですね。宮殿は現代アートの展示もありました。1時間ほど見学し、こっそりと1枚だけ写真を撮りました。

カフェで小休止。ピザを食べました。

14:30ごろに出発。次は広大な庭園を散策します。カゼルタ宮は建物もすばらしいのですが、庭園はそれ以上にすばらしく、モデルとなったヴェルサイユ宮殿に勝っているとさえ言われています。
庭園は縦長で、全長3キロ以上もあります。全部歩くと大変なので、1.5ユーロ払ってバスに乗りました。

庭園の一番奥でバスを降りました。目の前に広がるこの光景。どこまでも続く庭園、池。そしてはるかかなたに見える宮殿。計算されつくした美しさを感じます。

振り返ると池があり、滝が流れています。滝の名前は大滝、池の名前はディアナの泉です。

泉の名前はこのディアナ像。躍動感あふれる彫刻が多数配されていますね。

天気が良いと、彫刻の白が水面に反射してとても美しいです。

バスが庭園を宮殿の方向に引き返して行きました。

滝の上にはなにやら良く分からないモニュメントがあります。

池を掃除する係員。

宮殿に向かって延々と続く庭園。下り坂になっているので、宮殿のほうへ水が流れていきます。

少しだけ宮殿のある南側に歩いてみました。幾何学的な美しさです。

滝の流れもきれいですね。

あそこまで上りたいんですけど、道が閉鎖されているのです。

さらに歩いてみました。

望遠レンズで宮殿を撮影。まっすぐ伸びる池と道。宮殿との対比がきれいです。

ディアナの泉の南にある縦長の泉には噴水があり、ヴィーナスとアドニスの泉と呼ばれています。多数の彫刻はヴィーナスとアドニスの2人の神が天使や動物に囲まれている様を表しています。

天子の像。

彫刻はそれぞれ異なる表情をうかべており、見ていて飽きません。

ディアナの泉の東側に広がるのがイギリス庭園です。カゼルタ宮の庭園の中でもっとも手入れが行き届いた庭園であり、最も重要な見所の一つです。
建設に当たっては世界中から珍しい植物を集めたほか、ローマ移籍であるポンペイから遺跡の一部を移設しています。
ローマ風の遺跡を模した建造物を庭に配するのは建設当時の流行だったそうですが、ここでは本物の遺跡を使っているのですから、「遺跡を模した」ではなく遺跡そのものです。

高い木が茂る芝生を歩きます。

女神ヴィーナスが水浴びをしています。なんと美しい。太陽の光を反射する水面と相まって、なんとも幻想的な光景です。

ヴィーナス像。絵になる光景ですね。

小さな滝と泉。

まるでジャングルを歩いているかのようです。

ローマ遺跡の廃墟。

気分は探検家です。

ここは南国のような雰囲気です。

泉に沿って森の中を歩きます。

心が癒されますね。カゼルタ宮を巡るツアーはあっても、こんな庭の奥までは足を延ばしません。個人旅行ならではです。

森を抜けると広場が。つくしみたいな木がありました。

さきほどのヴィーナスの泉の裏。背を向けたヴィーナスがいます。

カメラを縦にしてみました。

橋があります。水面が鏡のように橋の姿を写しています。

小さな滝がありました。

小島に浮かぶ小さな神殿。

池は蓮の葉に覆われていました。
次回もカゼルタ宮の庭園散策です。
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