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南イタリア旅行記の第22回です。
8日目の2013年9月22日。今日はアマルフィ周辺を散策します。
ラヴェッロのドゥオーモを見学しました。ユーモラスなモザイクが施された説教壇は必見です。


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■ 8日目 2013年9月22日

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アマルフィからバスで30分の高台にある町ラヴェッロを散策しています。
まずは待ちの中心にあるドゥオーモに入ってみましょう。

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ラヴェッロのドゥオーモは11世紀後半に建てられました。こちらのブロンズ製の扉はビザンチン帝国の首都コンスタンチノープルで12世紀後半に鋳造され、海路ラヴェッロまで運ばれたそうです。

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扉はこのように54の方形に区切られ、それぞれ聖人やキリストの生涯、獅子などがデザインされています。

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中に入ってみましょう。礼拝堂は意外とシンプルなデザインです。

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礼拝堂には2つの説教壇があり、見事なモザイク装飾が目を引きます。

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礼拝堂の左側にある説教壇。緑色の怪物が預言者ヨナを食べています。怖い場面のはずが、なんだかユーモラスです。
この説教壇も11世紀後半の作品で、ビザンチン美術の影響を強く受けています。

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怪物に食べられる預言者ヨナの図。今まさに食べられようとしているのに、緊迫感がまるでありません。手を振りながら、「じゃ、食べられますんであとよろしく」と言っているように見えます。

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反対側は足だけがのぞいています。怪物の胴体から尻尾にかけての模様がとてもカラフルで美しいです。


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右側の説教壇。こちらは豪華な装飾です。

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鳥、竜、ライオンなどがデザインされていますね。

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説教壇を支える支柱の装飾も凝っていて美しいです。

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柱を支えるライオンの像。精巧にできています。

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説教壇の基部に飾られた鷲の像。

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ちょうど現地ツアーの団体さんが来ていて、ガイドさんの説明を聞いています。イタリア語なので内容は分かりません。

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主祭壇。

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キリストとマリア像。

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人口3000人ほどの小さな町の教会とは思えないほど豪華な礼拝堂ですね。

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歴史ありげな聖母子の絵。

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落ち着いた雰囲気の小さな礼拝部屋です。

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絵やらなにやら。

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誰なんでしょう。ラテン語なので読めません。

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ラヴェッロのドゥオーモについての説明でしょう。イタリア後なので読めません。

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説明書きの奥にある絵。

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ろうそくがたくさん灯されています。

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礼拝堂の脇に小さな博物館があります。礼拝堂内だけの見学は無料ですが、博物館のスペースに立ち入る場合は3ユーロ取られます。ただ、あまり中に入っている人はおらず、入口に係員がいません。中に入ろうとすると礼拝堂内でのんびりしていた係員が近づいてきて、金を払うよう言われます。

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様々な宗教芸術が展示されています。

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椅子があるので座って休みました。

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ローマ時代の柱?

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破損しており、状態があまり良くないものもあります。

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十字架などの聖具。

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聖バーバラ像。顔が長いです。

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様々な時代の絵画があるようですね。

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英語の解説文をちゃんと読めばよかったのですが、読んでいないので誰の絵かわかりません。

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奥のほうには良く分からない銅像があります。

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美しいモザイク装飾。

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30分ほど見学して外へ。意外と見ごたえがありました。美しいモザイク装飾と言い、博物館と言い、かつてのアマルフィ地方の繁栄ぶりがわかります。お金があったのですね。

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教会前の広場からの景色です。次は庭からの景色が大変美しいかつての邸宅に行ってみましょう。


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