5535

南イタリア旅行記の第29回です。
9日目の2013年9月23日。最終日の今日はアマルフィからポンペイに移動し、遺跡を見学してから空港のあるナポリへと向かいます。
今回は広大なポンペイ遺跡の見学。ヴェッティの家やスタビアーネ浴場といった建物を見学しました。


マリーンズ・日本ブログ村ランキング
にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
プロ野球・人気blogランキング

■ 9日目 2013年9月23日

DSC_5504

前回から引き続き、広大なポンペイ遺跡を見学しています。ポンペイは2000年以上前に栄えていた古代ローマの町で、西暦73年に起きたヴェスビオ火山の大噴火によって火山灰に埋もれてしまいました。現在はイタリアを代表する観光スポットの一つですが、発掘や修復作業がいたるところで行われており、立入り禁止の箇所もあります。

DSC_5506

2000年前の街並みが現代によみがえったポンペイ。

DSC_5513

かつての家並みを横目に通りを歩きます。ここはかつてパン屋だった建物です。

DSC_5515

スタビアーナ通り。

DSC_5517

石畳がデコボコでかなり歩きにくいです。

DSC_5518

大きな家があります。

DSC_5508

ヴェッティの家と呼ばれる建物です。大商人アウロ・ヴェッティオ・レスティトゥートとコンヴォーヴァの豪邸だったそうです。入口の柱にあるこの絵は巨大な男根と金貨の入った袋を天秤にかける生殖の神プリアボスが描かれています。

DSC_5509

同じような風景が続く遺跡ですから、現在位置がわかりにくいです。そのためこうした看板で現在位置を確認します。

DSC_5520

中に入りました。いくつかの部屋を見学できますが、修復中で入れないところもありました。

DSC_5521

神話などをテーマにしたフレスコ画が壁一面を覆い尽くしていたそうです。

DSC_5522

人物の絵。

DSC_5523

中庭があります。

DSC_5524

比較的絵の状態が良いです。床面のモザイクもきれいですね。

DSC_5526

2000年前のものとは思えません。

DSC_5527

美しい中庭。

DSC_5528

2000年前の大富豪の屋敷だけあって豪華です。

DSC_5533

これは鮮やかな赤と黄色。

DSC_5534

祭壇でしょうか。

DSC_5535

壁が黄色く塗られています。

DSC_5537

顔の絵。

DSC_5540

回廊を歩きます。

DSC_5541

この部屋はきれいな白い壁。

DSC_5551

ヴェッティの家を出ました。この付近には大きな屋敷が多かったようです。

DSC_5555

スタビアーネ通りを歩きます。

DSC_5558

広大な敷地の向こうに建つレンガの柱

DSC_5561

今日は雲ひとつ無い青空です。日陰があまりないので直射日光が厳しいですね。

DSC_5564

遺跡のメインストリートの一つアッボンダンツァ通りとの交差点。

DSC_5575

交差点に面したスタビアーネ浴場という建物に入ってみました。紀元前4世紀末に建設されたポンペイ最初の浴場です。

DSC_5576

この広場はかつて運動場として使われていました。

DSC_5579

回廊の壁には鮮やかなフレスコ画が描かれていました。

DSC_5581

柱廊の北側には個室の浴場があります。

DSC_5583

浴場の一部が見学できるようになっていました。

DSC_5589

浴槽があります。

DSC_5591

共同浴場のあたり。天井がきれいに装飾されています。

DSC_5594

赤いフレスコ画が一部残っています。

DSC_5595

高い天井の熱浴室。

DSC_5597

かつては風景画が描かれていたのでしょうか。

DSC_5603

これはミイラでしょうか。
後で聞いた話では、火砕流に飲まれてしまった人の遺体が腐って無くなり、発掘時には人の形をした空洞になっていたそうです。そこへ拙攻を流し込んで、当時の人々の姿形を再現したのだそうです。

DSC_5604

しばらく見学してスタビアーネ浴場を出ました。
この近くにはトイレがあります。ポンペイ遺跡は非常に広いのですが、トイレが驚くほど少ないです。中心部はフォロ周辺とこの近くの2箇所しかありません。あとは遺跡の外縁部と入口付近だけ。トイレは計画的に済まさないといけません。


南イタリア旅行記目次へ   次へ   前へ