マリーンズ 4 - 8 スワローズ

ニッカン式スコア
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こんなニュースがありました。

キセル通報逆恨み「撮り鉄」少年ら逮捕 強盗容疑 (日経)

キセル乗車を通報されたことに腹を立て、少年2人に暴行しカメラを脅し取るなどしたとして、警視庁少年事件課は4日までに、相模原市の高校3年の男子生徒(17)ら少年5人を強盗などの疑いで逮捕した。1人は容疑を一部否認している。

 逮捕容疑は2月21日、JR東京駅構内で少年2人からデジタルカメラなどを脅し取ったり、腹や顔を殴ったりした疑い。

 同課によると、逮捕された少年らは列車を撮影して楽しむ「撮り鉄」で、うち2人が2月11日、キセル乗車で東京駅から金沢駅へ向かった。

 顔見知りだった被害者らが、新潟県内の駅で2人を見かけ、駅員に通報した。同課によると、逮捕された少年らは「キセルを通報するなんて撮り鉄界のタブーを犯した」などと動機を供述しているという。


タブー。
それは犯してはならないもの。
キセルは犯罪ですが、世の中には様々なタブーがあります。
現実社会のみならず、野球界も同様なのです。

伊東監督は頭がいい人ですから、タブーを犯さないように細心の注意を払っていますね。
大人の事情業界のタブーを守るため井口サブローを2軍に落とさず、鈴木大地はショート固定です。
左右病業界のタブーを守るため、右投手のライアン小川相手には昨日ホームランを打った青松を外し、ファースト根元です。
アンチ岡田業界のタブーを守るため今日も岡田を使わず、なんとルーキー中村をセンターに起用しました。
いったいどういうことなのか。中村は大学時代センターの経験があるにせよ、岡田とはくらべものになりません。
しかも岡田は左。左右病業界のタブーを犯してでも、アンチ岡田業界のタブーを守ろうとしたのでしょう。


マリーンズの先発は大嶺です。
1回裏、いきなり先頭の山田にソロホームランを被弾。
これで崩れるかに思われましたが、上田、川端、雄平を抑えてチェンジ。1点でしのぎました。
2回以降は落ち着いたピッチングを見せ、3回終わって0−1。
うーんこれはいけません。大嶺はノーコン業界のタブーを犯していますよ。四球四球四球被弾の美学を学ぶべきです。
でも、今日はいい試合になるのかもしれません。いつものあれがなければ・・・。

4回表。
3回までは小川に抑えられていたものの、ようやく反撃に転じました。
ルーキー中村がレフトへのヒット、角中もヒットで無死1,2塁となります。
このチャンスに今江は見逃し三振。
あ!今江何やってるんだ!
これはいけません。今江は拙攻業界のタブーを犯してしまいました。
拙攻業界の重鎮たる今江であればここはセカンドゴロかショートゴロでゲッツーでしょう。
それが見逃し三振とは・・・。

その後最近調子が落ち気味のクルーズがレフトに同点タイムリーを放ち1−1。
さらに根元もセンターに犠牲フライを放ち2−1。逆転に成功しました。

4回裏は大嶺が抑え、5回表。
先頭の田村がヒット、大嶺が送りバントを決めて1死2塁。さらに清田も内野安打を放ち1死1,3塁となります。
ここで中村空振り三振も、清田が盗塁を決めて2死2,3塁。続く角中が四球を選んで満塁となりました。
うわ。満塁。ロッテは満塁になると打てない!
ロッテの弱点がばれていますよ。ひょっとしてロッテ球団のパソコンがウイルスに感染して個人情報が漏れているのでは?
しかもバッターは今江です。打率3割なのに得点圏打率が2割5分です。
ここはパリーグ最多併殺まであともう一頑張りという今江が拙攻業界のタブーを守るべく全力を尽す場面です。
すなわち、初球をあっさり打って凡退するに違いありません。
ところが今江はライトへタイムリー。三振でも内野ゴロでもなくタイムリーです。これで3−1。
1試合に2度までもタブーを犯すとは。これは大変なことですよ。
今江の神をも恐れぬ所業に恐れを抱いたのか、清田が走塁しでチェンジ。自らを犠牲にして拙攻の神様の怒りを鎮めようとしたのでしょう。

5回裏。
中村と代打森岡のヒットなどで1死2,3塁。
続く上田はセカンドゴロも、ランナー1人還って3−2。1点差となります。

6回表。スワローズはピッチャーを小川から秋吉に代えました。
秋吉は中継ぎとして昨日もいい働きをしていましたね。いやな予感がします。
案の定、根元が四球を選ぶも鈴木田村が倒れてチェンジとなりました。

6回裏。
マリーンズもピッチャーを大嶺から伊藤に交代。
大丈夫なんでしょうか。中継ぎが不安な現状では、先発に6回まで投げさせないのは投壊業界のタブーを犯しているのではないでしょうか。
伊藤は見る者をエキサイトさせる炎のピッチングで2死満塁のピンチを招きますが、代打田中浩をサードゴロに仕留めてチェンジ。なんと無失点でしのぎました。
まるで「うわーもうだめだー」と倒れこんだらそのまま何食わぬ顔で起き上がる腹筋ワンダーコアーなピッチングです。
ただ、満塁にしておいて無失点というのは炎上業界のタブーを犯していますよ。
しかし炎上業界の松永や上野は炎上業界のタブーを犯さなかったために2軍落ちしてしまいました。タブーを守るのも大変です。

7回表。
先頭の代打ハフマンがショートゴロ。
清田四球、中村ヒットも角中、今江が倒れて得点できません。もったいないイニングでしたね。

7回裏。
ピッチャーはロサに代わりますが、今日はこのロサが大炎上しました。
まずいきなり山田にソロホームランを被弾。3−3の同点です。
さらに上田がセーフティバントで出塁し、川端内野安打で1,2塁。雄平セカンドゴロも畠山四球で1死満塁となります。これはまずい。まずすぎる。

そして、食らいました。
デニングの満塁ホームラン。3−7。

先日の阪神戦で角中が9回に勝ち越しホームランを打った時、サンテレビの実況はこう叫んだそうです。

「嘘だろ!?嘘だろ!?これが現実です!」

これに対し、デニング満塁弾を見ての感想はこうですね。

「知ってた!知ってた!これが現実です。」

熱く!燃えてる!
中継ぎ陣総崩れ。これが現実です。勝ちパターンのロサまでもが炎上。
ロサを責めるのは簡単ですが、じゃあ誰を出せばいいのかという話になります。
大谷は使えませんから香月だけ。噂ではベンチ入りしていた唐川がブルペンで投球練習していたそうですが・・・。
先発を5回で降ろすからこういうことになるんです。どうしようもありません。

試合はその後8回裏に益田が炎上。犠牲フライを打たれて3−8。
9回表に2死満塁とするも、今江のショートゴロの間の1点のみで反撃終了。
結局4−8で逆転負けし、4連敗となりました。


あなたです 火のあるくらしの見張り役


おーいコバマサコーチ!
ブルペンから火が出て中継ぎ陣が全員燃えてるぞ!
なんとかしてくれー。

もう投手陣の崩壊が止まりません。
伊東監督は投手陣のテコ入れを示唆しました。


伊東監督「考えないと」救援陣不振で配置転換示唆 (ニッカン)

4連敗を喫したロッテ伊東勤監督(52)が、投手陣の再編を示唆した。

 疲労がたまった中継ぎ陣が打ちこまれるケースが続き「先発に1イニングでも長く投げてもらって、中継ぎの負担を軽くするしかない」と言いつつも、何か手を下さないといけない状況と判断。「配置転換も含めて、次のマリンから少し考えようかと思う。先発を2軍から呼ぶか、今の先発を中に入れるか。少し考えないと」と話した。


いやいや。こうなったのは伊東監督にも原因がありますよ。
中継ぎ陣を酷使して潰し、先発陣は早々に降板させるから中継ぎがいくらいても足りない。
おかげで大谷もロサも疲労気味です。

松永と益田は過去の登板過多がたたり、かつての輝きを取り戻せていません。
2軍から上げても見切りが早すぎる。上野を落としたのは早計でした。

過去のドラフトの影響もありますね。
戦略なき少人数ドラフトのおかげで若手ピッチャーがおらず、いても浦和の体質のせいか育ちません。
落合投手コーチは何をしているのか。落合コーチの指導の結果がこの惨状なら責任を取るべきでしょう。

おまけに鈴木大地の偏重起用は守備でピッチャーの足を引っ張っています。ショートが鈴木でなければ防げた失点が何点あるでしょう。あの守備を野放しにするなら3割がノルマ。2割5分であの守備なら即刻2軍ですよ。
普通のチームなら。


まあロッテは普通のチームじゃないということでしょうね。
あきらかに1軍レベルではないヴェテランを2人もベンチに抱えているのですから。
彼らが枠を無駄に使うから中継ぎの人数を増やせないのです。
伊東監督がそうしているのか。あるいはそうさせられているのか。
井口、サブロー、鈴木大地。そして米田容子。
今のロッテにはタブーが多すぎる。
ああ、ロッテの闇は深いです。


来週はマリンで中日戦。本拠地に帰って仕切り直しといきたいですね。




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