マリーンズ　９　−　３　イーグルス

ニッカン式スコア

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レギュラーシーズン最終戦となった仙台での楽天戦。先発は涌井です。
ＣＳを控え登板回避と言う話もありましたが、最多勝を獲得したいと言う強い意思で登板となりました。イーグルスの先発は則本です。

3回裏。
涌井は1死1,3塁のピンチを招き、岡島に犠牲フライを打たれ1点を失います。

4回表。
1死1,2塁から伊志嶺がセンター前に同点となるタイムリーヒットを放ち１−１とします。

6回表。引退する永井が登板。東洋大の後輩である清田が三振。ここは接待でした。

6回裏。
2死2塁から絶賛帳尻中のウィーラーにタイムリーヒットを打たれ１−２と勝ち越しを許し、フェルナンドにもタイムリーを打たれ１−３と2点差をつけられてしまいました。涌井の最多勝がピンチです。

7回表。
四球で出塁した伊志嶺が盗塁を決め、三木サードゴロ、井口四球で1死1,3塁。
ここで岡田のセカンドゴロの間に1点を返し２−３。
そして荻野はピッチャーゴロもピッチャー入野がファーストに悪送球。
2塁ランナーがホームに帰り３−３の同点に追いつきました。
どうもここのところ相手のミスで大事な点を取れていますね。妙なツキがあります。
ツイているというのは大事ですよ。ＣＳに向けて特に。

9回表は引退する小山が登場。高浜は空気を読まずセンターにエンタイトルツーベースを放ちました。大松の後継者ですね。
しかし後続が倒れ得点はなりません。そして9回も涌井が投げきり試合は延長戦に入ります。

11回表。
楽天のピッチャー相沢が乱れます。
岡田四球、荻野ヒット、今江四球で1死満塁。ここで清田が押し出しの四球を選び４−３と勝ち越しに成功。
さらに鈴木が2点タイムリーで６−３。
代わった西宮が暴投して７−３。トドメは高濱の2点タイムリーで９−３。
楽天の本拠地最終戦なのに空気を読まず大量点を奪ってしまいました。
11回裏は内が抑え試合終了。見事最終戦を勝利で飾りました。

終わってみれば貯金4。2003年に近い、怒濤の帳尻でした。
思えば9月28日の西武との直接対決に勝った後、西武が残り2試合で2勝したらマリーンズは6勝1敗で行かないとＣＳに出られないから厳しい、なんて言われてしまいましたね。
しかし終わってみればマリーンズは6勝1敗。自力でＣＳ進出を決めてしまいました。すばらしい。

そして涌井。見事１５勝で最多勝を獲得。マリーンズ入団時には涌井はもう終わった投手という声もありましたがとんでもない。見事な復活を果たしてくれました。まさにエースです。中4日で日曜日のＣＳ第2戦に先発するそうで、好投を期待したいです。

そしてマリーンズは相手の引退試合で４戦４勝。
西口の引退試合も木佐貫の引退試合も中嶋聡の引退試合も永井・小山の引退試合も全部勝ちました。
引退試合クラッシャーとの声も聞かれます。
ですが、マリーンズはかつて楽天カツノリの引退試合で盗塁をしまくったチームですよ。

しかも、引退試合後に神戸で敗戦処理として登板するピッチャーがいたり、引退試合の翌日にスタメンサードで出場してファインプレーを披露し、プレーオフでは試合の流れを変える奇跡の一打を放ち、日本シリーズでは代打で出場し、選手に「いつ引退するんですか？」と聞かれた選手もいるんです。
マリーンズに妙な期待をするのはやめていただきたいです。



最多勝のロッテ涌井「ＣＳでもしっかり投げる　（ニッカン）

ロッテ涌井秀章投手（２９）が、自身６年ぶり３度目となる最多勝のタイトルを手にした。

　今季最終戦で、延長１０回を６安打３失点。１１回表に味方が６点を勝ち越し、１５勝目を挙げた。日本ハム大谷と並ぶリーグトップタイとした。

　１３７球を投げた。試合中も、味方の野手から励まされ続けたという。次は、１０日から日本ハムとのＣＳ第１ステージ。球数が多かったことで、影響を心配する声も出かねないが、「今日、投げても投げなくても、ＣＳでもしっかり投げるつもりでいた。チームは勢いがある。勝ち抜ける自信はあります」と力強く話した。


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