マリーンズ 1 - 6 ホークス

ニッカン式スコア

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クライマックスシリーズ福岡決戦の第2ラウンドです。
昨日は粘った末の惜敗でホークスに先手を取られてしまいました。
過去のデータではパリーグのファイナルステージにおいて初戦を落としたチームの勝ち抜きはゼロ。
特にマリーンズの場合先発投手の質が劣りますから、初戦を取れなかったのは非常に痛いです。
ですが短期決戦はデータよりも勢い。
かつて2005年と2010年は福岡決戦を勝ち抜いて日本シリーズ進出を決めました。
2度あることは3度ある。
今日勝って勢いをつけなおしましょう。
先発はマリーンズが古谷。ホークスがバンデンハークです。

1回表。
先頭の伊志嶺がライト前ヒットで出塁。
続く角中がファーストの頭上を抜いて1塁線に転がすツーベースヒットで無死2,3塁のチャンスを作ります。
ここで絶対に得点したい!
しかし清田は不用意に打ってサードゴロ。3塁ランナー動けません。1アウト。
そしてデスパイネは1球もバットを振らず見逃し三振。これはいただけませんね。何のための4番打者か。

続く井口は四球。満塁となります。
2死満塁。バッターは昨日無安打のクルーズ。なんとかしてくれ!
しかし結果はショートゴロでチェンジ。無死2,3塁のチャンスを潰しました。

バンデンハークの立ち上がりは良くなかったんですよ。1回だけで32球も投げました。
ストライクとボールがはっきりしてましたから、点を取る絶好のチャンスだったのです。
もったいないです。そして痛すぎる・・・。

1回裏。川島がセンター前ヒット。今宮送って1死2塁。
ピンチを迎えましたが、ラッキーなことに柳田の打球は痛烈なセカンドライナー。2累ランナー戻れずダブルプレーとなり、ピンチを脱しました。

2回表。
鈴木大地はライトに飛ばすも、フェンス手前でライト中村がジャンピングキャッチ。捕られてしまいます。
今江は高めのボール球を降って空振り三振。あっさり2アウトです。
しかし田村が右中間へのヒット。意地を見せます。
しかし伊志嶺は粘るもファーストゴロ。チェンジとなります。

2回裏。
内川レフトフライも、イデホのライトスタンドに飛び込むソロホームランを打たれ先制を許します。
イデホは状態が良いですね。
続く松田はライトフライ。ロッテキラー中村晃がレフト前ヒットで2死1塁。
吉村センターフライでチェンジ。序盤での失点は痛いですが、1点なら追いつけます。打線の奮起を期待しましょう。

3回表。
1アウトから清田が背中への死球で出塁。
次は問題のデスパイネです。
デスパイネは一応スイングしましたが、最後は外角のストレートを見逃し三振。
そんなに厳しいコースでもないのになぜ振らないのか。振らなきゃ何も起きませんよ。これで2死1塁となります。
続く井口の打席では井口が盗塁を決めるも、最後は落ちる球を空振り三振でチェンジ。
バンデンハークはこの回も制球が乱れ気味でしたが、要所を締められました。

3回裏。
高谷ショートフライ、川島センターライナー、今宮ファーストフライ。
この回は古谷が三者凡退で抑えました。3回1失点。落ち着いて投げていますし、思ったより良いですね。

4回表。
クルーズショートゴロ、続く鈴木は右中間へのツーベースヒット。好走塁を見せてくれました。1死2塁と同点のチャンスです。
ここでバッターは短期決戦の鬼今江でしたが、ファーストファールフライで2死2塁。
打席には田村が入ります。昨日の敗戦後ベンチで一人泣いていた田村。今日の試合では期するものがあったでしょう。
気迫あふれるスイングでセンター前に弾き返しました。センター柳田がボールを弾く間に2塁ランナーの鈴木がホームイン。田村タイムリーで同点に追いつきました。貴重な貴重なタイムリーです。
バンデンハークは球数が増えて球威が落ちてきました。一気に畳み掛けたいところでしたが、伊志嶺サードゴロでチェンジ。まずは試合を振り出しに戻してこの回終了です。

4回裏。
柳田レフトフライ、内川ショートゴロ、イデホピッチャーゴロでチェンジ。
古谷いいですね。この回も3者凡退で片付けました。

5回表。
角中はスライダーで空振り三振、清田ショートゴロ、デスパイネはようやくまともに打球が飛びましたがライトフライ。三者凡退で終わってしまいました。

5回裏。
松田センターフライ、中村センターフライ、吉村空振り三振。今日の古谷はストレートもカーブも冴えています。

6回表。
井口サードゴロ、クルーズセンターフライ、鈴木ピッチャーゴロでチェンジ。
この回も三者凡退。田村に続くバッターがいません。重苦しい雰囲気になってきました。

6回裏。
高谷センターフライ、川島ファーストファールフライ、この回も三者凡退と思いきや、今宮にセンター前ヒットを打たれ2死1塁となります。
続くバッターは柳田。高いバウンドのショートゴロと打ち取ったのですが、鈴木からの送球が間に合わず内野安打となってしまいます。
ファーストが井口というのが響きましたね。体を伸ばすどころか腰を引きながらワンバウンド捕球ですから。福浦ならアウトにできたかもしれませんよ。限界まで股を開き、精一杯体を伸ばして送球を捕ったに違いありません。
嫌なムード。しかも打席には内川。昨日サヨナラヒットを打った内川にまたやられました。
レフトオーバーの2点タイムリーで1−3。古谷の失投じゃないのに・・・。
恐ろしいバッターです。内川の一打で2点差がついてしまいました。
ここまで抑えてきた古谷は無念の降板となりました。ベンチで悔しそうに怒りをあらわにした古谷。
伊東監督は古谷の肩を叩き、奮闘をねぎらっていました。

2番手は益田。2死2塁でイデホを迎えます。
イデホはライトに流し打つ上手いバッティングでライト前タイムリー。さらに追加点が入りました。1−4です。
続く松田には肩に当てる死球。これはいけません。なぜかクルーズが申し訳無さそうな顔をしていました。
続くロッテキラー中村晃は1,2塁間を破るライト前ヒットで満塁。もうだめです。
続く吉村は若井のテーマで登場し、ショートの横を抜くセンター前2点タイムリーで1−6。
内川がベンチでガッツポーズをし、マリーンズはピッチャーを香月に代えました。
ところで鈴木さん・・・あれ捕れませんかね。

打席には代打長谷川。ロッテでなくても4番を打てる逸材が代打なのですから贅沢にもほどがあります。
香月は意地を見せて長谷川を三振。長い6回裏が終わりました。
5点のリードを奪われた直後のラッキーセブンに、We Love Marinesがむなしく響きました。

7回表。
ホークスのピッチャーが森に代わりました。
今江はファーストフライ、初球を打ち上げちゃいけません。反撃ムードが萎えます。
そして続く田村もセカンドゴロ、伊志嶺ピッチャーゴロであっさり終了。
反撃ムードのかけらも無い三者凡退でますます盛り下がってまいりました。

7回裏。
マリーンズのサードが中村に代わりました。ホークスは代打の本多が登場です。
ただここは香月が踏ん張りました。本多セカンドゴロ、今宮ファーストファールフライ、柳田ファーストゴロでチェンジ。三者凡退。反撃への狼煙としたいです。

8回表。
ホークスのピッチャーは五十嵐に代わりました。
角中センターフライ、清田四球もデスパイネレフトフライ。今日のデスパイネはまるでいいところがありません。初回の見逃し三振など、チームの足を引っ張っています。
続く井口の打球はセンター前に抜けようかという打球でしたが、セカンド本多が横っ飛びキャッチ。ファインプレーに阻まれました。マリーンズ無得点です。

8回裏。
金森が踏ん張りました。内川サードゴロ、イデホ空振り三振、松田レフトフライでチェンジ。三者凡退に抑えています。

9回表。
クルーズは初球をあっさり打ってショートゴロ。全然だめです。
鈴木はセンターフライ、中村はボール球を振って空振り三振。
1−6でホークスに負け、日本シリーズに王手をかけられました。

今日の試合は3時間足らずで終わってしまいました。
悔しい。また内川にやられた。

ただ、6回に大量失点しましたけど、三者凡退が6イニングもあったのです。
ピッチャーは頑張りましたよ。
先発の古谷はイデホのホームランで失点したものの、5回まではすばらしかったです。
丁寧なピッチングでしたね。大事な試合でヴェテランの味を出してくれました。
リリーフもがんばりましたよ。益田が炎上したのは残念ですが。

とにかく打線がひどい。特に清田デスパイネクルーズの中軸がひどい。
デスパイネもクルーズも無茶振りばかりしています。今江も音無しだし、どうしようもありません。
決して調子が良くなかったバンデンハークを打ち崩せませんでした。
初回に無死2,3塁のチャンスをつぶしたことが最後まで響きましたね。
デスパイネが一球もバットを振らず見逃し三振に倒れたことで、まさに出鼻をくじかれた形です。


もう後がなくなりました。
このまま終わっていいのか。

ロッテ!魂!見せつけろ!
ロッテ!魂!見せつけろ!
見せつけろ!見せつけろ!見せつけろ!

かつてのマリーンズは胴上げ阻止のプロでした。
ホークスのCS通過を阻止しなければ!
意地を見せてほしいです。
2010年はホークスに王手をかけられてからの3連勝でCSを突破しました。
4番が打たないのなら4番サブローで2005年の再来です。
あと4勝すればマリーンズが日本シリーズに行けるのですから、打線の奮起を期待しましょう。





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