非常に残念なニュースです。
マリーンズの名物応援団長であるジントシオ氏が応援団長を引退し、応援団からも退団することが明らかになりました。


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団長の神です。

ホークスの日本シリーズ進出決定から一夜明けていかがお過ごしでしょうか?
改めまして今シーズン1年間応援団の活動にご協力いただきありがとうございました。

札幌から勝ち上がってきましたが、やはり今年のホークスは圧倒的に強かったですね。改めましてホークス優勝おめでとうございます。日本シリーズはパリーグ代表としてセリーグを倒して欲しいと思います。来シーズンこそはマリーンズがパリーグ優勝しましょう!

CSは札幌、福岡の現地の応援はもちろんマリンでのパブリックビューイングに参加された方もご協力ありがとうございました。9月の中旬からこのCSまでの快進撃の中、本当に最後まで諦めずに声援を送り全国のマリーンズファンがONE HEARTなのだと強く感じました。

また、2010年から6シーズンにわたり私が団長として務めてまいりましたが、今シーズンをもって団長を降りさせていただき応援団も退団致します。来シーズンからは新体制となり高橋慎(タカハシマコト)が団長になります。福岡でNPBから発行されている特別応援許可証を引き継ぎました。本当に多くの方々のご協力があり応援団がここまでやってこれました。高橋を中心に次の世代がより良い応援団を作ってくれると信じていますので、来シーズンもより一層の応援をよろしくお願いします。

神 俊雄



ジントシオは外野で応援するマリーンズファンなら知らぬ者はないほどの名物団長です。
少年時時代に日ハムの小笠原の応援歌を作曲し、ミュージシャンとしてCDを出すほどの才能の持ち主でした。

マリーンズの応援団としては1999年ごろから2004年までコールリーダーとして活躍し、2009年までの何人もの選手の応援歌を作曲しました。
試合の流れに合わせて雰囲気を盛り上げるのがとてもうまく、コールや応援歌を多用することもあれば、あえて応援をせずプレーを見ることに集中させることもありました。
そうかと思えばネタに走ることもあり、ぼろ負けしている大雨の試合では「雨雨降れ降れもっと降れ、試合を中止にしておくれ〜」とみんなで歌ったこともあります。
2005年からは応援団を離れたものの、一時的に球団職員としてイベントのMCを務めたこともありました。

そして忘れもしない2009年、応援団体MVPによる大騒動をきっかけに応援団が解散。2010年は誰が応援団として指揮を執るのかわからないという事態になりました。

2010年のライトスタンドはどうなってしまうのだろう。
外野応援席のファンの誰もが不安に苛まれる中、オープン戦が始まりました。
するとどうでしょう。驚くべきことに、応援席にはマリンを去ったはずのジントシオがいたのです。
ファンは歓喜しました。ジントシオがチームの危機にもどってきてくれた!救世主だ!

その後の活躍は説明不要でしょう。
2010年からの応援歌のほとんどを作曲し、マリーンズの応援の新しい形を作り上げました。
殺伐とした勝利至上主義の応援席から、家族連れでも誰でもが楽しめる応援席へと変えていったのです。

2010年。ジントシオは一度崩壊しかけたライトスタンドを救ってくれました。
ジントシオのおかげで、マリーンズファンは再びひとつにまとまることができたのです。
2010年の日本一は、ある意味でジントシオのおかげだと思っています。
私は日本一を決めたナゴヤドームでジントシオにお礼を言いました。
「ジンさん、ありがとうございます。ジンさんのおかげです」
こちらはただの一ファンにすぎませんが、お礼を言わずにはいられません。


ジントシオの引退は残念です。しかし、いつかは世代交代をしなければなりません。
若い世代の応援団がマリーンズの応援の良いところを活かしつつ、新しい応援をつくっていかなければならないのです。
ジンさん。お疲れさま。そしてありがとうございました。
マリーンズファンとして、ジンさんにはとても感謝しています。


ただ、心配なのはジントシオ以外の応援団の評判があまり良くないこと。
現応援団に対する愚痴や批判は私の耳にも数多く入っています。
要はジントシオとそれ以外応援団員の技量に差がありすぎるのです。
私に限らず多くのファンが、「お、今日はリードがジンさんだ。よかった」、「なんだ、今日はジンさんいないのか。残念」と思っているのではないでしょうか。
CSでも感じましたが、今の応援団は試合の流れに沿った応援ができていないように思えます。
ジントシオのミュージシャンとしてのカンを会得するのは難しいでしょうけど、試合の流れを読むのは応援団にとっては必須だと思います。
まだまだジントシオに教わることは多いのではないでしょうか。
ジントシオは応援団も退団するとのことですが、応援団とのつながりが完全に切れるわけではないと思います。
スーパーバイザーでもいいですし、この際知人男性としてでも構いませんので、今後も応援団に定期的にアドバイスするような存在になってほしいです。





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