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フランス旅行記の第15回です。
3日目はほぼ丸1日を使って広大なヴェルサイユ宮殿とその庭園、離宮を見学し尽します。
離宮の一つプチ・トリアノンの裏手からイギリス式庭園を通り、マリー・アントワネットの村里にやってきました。
あのマリー・アントワネットが擬似農園生活を楽しむために作らせた農園で、まさに贅沢の極みです。

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■ 2014年7月20日

ヴェルサイユ宮殿と離宮の地図(PDF)

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ヴェルサイユ宮殿の離宮であるプチ・トリアノンを見学し、イギリス式庭園を歩いています。
マリー・アントワネットが恋人と密会していた「愛の殿堂」を後にし、庭園の奥にある「王妃の村里」に向かいましょう。

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愛の殿堂からは徒歩5分ほどで王妃の村里が見えてきます。

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大きな木がありました。
時刻は13時。8時半にヴェルサイユ宮殿に着いてから歩き詰めなので足が痛いです。

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ここが王妃の村里です。マリー・アントワネットが農村を模して作らせた擬似農園で、宮廷での生活に疲れたマリー・アントワネットがここで田舎暮らしを楽しんだのだそうです。

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雰囲気はまさに明るい農村。これが人工的に作られたとは思えません。

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王妃の村里には田舎風の建物がいくつか建っています。残念ながら内部の見学はできませんでした。

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ひときわ立派な建物が王妃の家。1階には食堂や遊戯の間。2階には大広間などがあるそうです。

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池を挟んで反対側にあるのがマルルボローの塔です。

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この建物には釣具などが収納されていました。

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池に面して建つ水車小屋。

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水車は飾りではなく、穀物を挽くために実際に使われていたそうです。内部には共同洗濯場もありました。

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かつてマリー・アントワネットがボート遊びを楽しんだ池。水鳥が優雅に泳いでいます。

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王妃の家。外観は田舎家ですが、内装はとても洗練されているのだそうです。

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うーん中に入ってみたい。

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小さな小屋。

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王妃の家の裏手には菜園や花壇があります。

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歩きつかれたので王妃の家のベンチで一休み。風が心地よく、田舎を歩いているかのようです。とてもヴェルサイユ宮殿の敷地内とは思えません。

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どこから見ても農家。しかしその実態はマリー・アントワネットのために作られた擬似農園。
贅沢すぎる金の使い方に頭がくらくらしてきます。

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王妃の家の2階に上がる階段は壊れてしまっています。

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池の周りをぶらぶら。

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池の周りには他にも小さな建物が点在しています。

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緑に囲まれたこの建物はトイレです。洒落ていますね。

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トイレの周りの菜園。

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菜園から王妃の家を望みます。

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とても開放的で、宮殿の重苦しい雰囲気が嘘のようです。確かに気分はリフレッシュできますね。

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池の反対側まで歩いてきました。さっきは晴れていたのに、雲が垂れ込めてきましたね。

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王妃の家からしばらく歩くと農場があります。

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ブドウ畑。

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池の反対側から眺める王妃の家。美しい光景ですね。

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農場では実際に家畜が飼育されています。

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マリー・アントワネットの時代には農民役のエキストラを雇って乳搾りなどをしていたそうです。

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庭園の農場とはいえ、ちょっとした牧場程度の広さがあります。

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牛や羊が放牧されています。

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農場の建物の窓に布切れがぶら下がっています。

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のんびりと草を食む牛たち。

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のどかな光景です。

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これは完全に農村をモチーフにしたテーマパークですね。すごいものを見てしまいました。
癒しを求めたマリー・アントワネットの気持ちは分かりますが、こんなものを税金で作っていては国民の恨みを買うのも止むなしでしょう。

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動物たちはそんな事情などしりませんからのんびりしたものですが。

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農場から西へ。まだ見学していないグラン・トリアノンへと向かいます。

ヴェルサイユ宮殿と離宮の地図(PDF)

プチ・トリアノンの庭園とグラン・トリアノンには2つの連絡通路があり、敷地外に出ずに抜けることができます。
通常は農場から来た道を引き返し、プチ・トリアノン裏のフランス式庭園からグラン・トリアノンへと抜けるのですが、今回は農場からそのまま西へ進み、グラン・トリアノンの庭園へと向かってみました。

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ここまで来ると何もありません。

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塀が見えてきました。あの先がグラン・トリアノンの庭園でしょう。それにしても、誰も歩いていません。

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グラン・トリアノンの庭園。建物から遠いこのあたりにはなにもありません。木立に囲まれた道があるだけです。

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ちょっと雨がふってきました。グラン・トリアノンの建物へと歩きます。

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誰も歩いていないし、この先に離宮など本当にあるのかと不安になってきます。

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しばらく歩くとグラン・トリアノンが見えました。時刻は13時30分。プチ・トリアノンの王妃の村里から歩いて30分以上かかりました。

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