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2016年2月27日。
前回の続きです
福島県の原ノ町から常磐線や不通区間の代行バスを乗り継ぎ仙台へ。そして青森へ。
青森からは廃止直前の夜行急行「はまなす」に乗って札幌へと向かいます。


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常磐線の竜田駅から福島第一原子力発電所付近の帰還困難地域を走る代行バスに乗り原ノ町駅にやってきました。
列車の時間まで間があるので図書館で時間をつぶし、常磐線の列車に乗り相馬へと向かいます。

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ホームに停車中の相馬行き列車。常磐線は原ノ町と相馬の間は運行していますが、相馬から浜吉田までは現在も不通となっており、年内の復旧を目指して工事が進められています。

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駅構内に留置されているかつてのスーパーひたち。震災で不通となって車庫に帰れなくなり、ここに放置されていました。
荒れ放題の車体が痛々しいです。つい最近解体されてしまいました。

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相馬駅に到着。相馬から北は津波と地震の影響で不通となっており、代行バスに乗り換えです。

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駅前のバス停からバスに乗り換え。

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福島第一原子力発電所付近の帰還困難地域を走る代行バスは1日2本ですが、ここ相馬駅から亘理駅を結ぶ代行バスは1時間に1本程度運行されています。

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バスは不通となっている区間の各駅に停車をします。まずは駒ヶ根駅。駅前まで乗り入れました。

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相馬駅行きのバスとすれ違いました。

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福島県の沿岸は津波で大きな被害を受けています。

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常磐線の新地駅付近も津波で流されてしまいました。現在は復旧工事が進んでいます。

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新地駅の代行バス待合所。

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代行バスは国道6号線を北上します。ここからは津波の浸水区間です。

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復旧工事が進む新地駅。2016年末の開通を目指し工事が進められています。

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常磐線の高架化工事が進んでいます。

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高架区間にある新しい坂元駅。新しくコンビニがオープンしています。この辺りは復興への確かな歩みが感じられますね。

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坂元駅のバス停。国道上にあります。

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復旧区間の常磐線の高架線。

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つなげよう常磐線。沿線住民が常磐線の復旧を待っています。

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山下駅の代行バス乗り場。高台に移転した山元町の仮庁舎の敷地に面しています。

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山元町の仮庁舎。プレハブの建物が並んでいます。

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海沿いの低い土地は津波にやられてしまいました。

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浜吉田駅のバス停。
常磐線は浜吉田から北の区間が復旧していますが、代行バスは浜吉田の1つ先の亘理駅まで行きます。
浜吉田駅のバス停は実際の駅の場所から1キロ程度離れており、乗り換えは難しいです。

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そしてバスは亘理駅に到着。ここからは仙台駅まで電車で行けます。

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私が乗ってきた代行バスです。

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仙台行きの列車に乗り込みます。

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仙台では開通したての市営地下鉄東西線に乗車。
日本のすべての鉄道に乗車した私としては、新しく開通した地下鉄には乗らざるを得ません。

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そしてやってきました青森へ。

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めあてはこれ。廃止直前の夜行急行列車「はまなす」です。
土曜の指定席は売り切れていたはずなのですが、数日前になぜかB寝台が取れてしまい、急遽乗ることにしたわけです。
はまなすには何度もお世話になりましたね。これで乗り納めかと思うと寂しいです。

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B寝台は3両。そのうち1両は北斗星で使われていた車両です。この日は10両もつないだ長い編成でした。

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雪が降っています。先頭の機関車付近ではカメラを構える人がたくさんいました。

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B寝台に乗る前に、ほかの車両も見て回りましょう。

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札幌行きの方向幕。これも見納めです。

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座席車両。客車自体が今や風前の灯になってしまいました。錆が浮き、ぼろぼろです。

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くたびれた外観。

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指定席は全席完売。座席車も満席です。

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最後尾。

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乗り込みました。これは自由席。

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こちらは指定席。座席がゆったりしています。

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こちらはカーペットカー。座席車と変わらない値段で横になれるので人気がある車両でした。

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B寝台車。この2段式寝台車もついに定期運用がなくなってしまうのですね。

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私の寝台は上段です。
夜も遅いので横になりましたが、写真を撮ったりうろついたりする人が多く眠れませんでした。

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はまなす号は青函トンネルを抜け、朝6時7分に札幌駅着。

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先頭はディーゼル機関車になっていました。

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写真を撮る人多数。

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札幌に来たからには札幌市電の新規開業区間であるすすきの〜西4丁目間に乗らなければなりません。
今までコの字型の運行だったのが環状運転になっており、時間もあるのでとりあえず1周しました。

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用が済んだので朝8時の北斗に乗って帰ります。札幌滞在は2時間。
北斗は指定席が取れず、やむなくグリーン車に乗りました。快適だからいいのですが。

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せっかく北海道に来たのに何も食べていません。だから駅弁を食べるんです。

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冬の北海道。いい景色です

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函館で新青森行きのスーパー白鳥に乗り換え。2時間ほどあるので五稜郭タワーに上りました。

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雪の五稜郭。美しいです。

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そしてスーパー白鳥。青函トンネルを経由するこの特急列車も新幹線開業を前に廃止されます。
実は今まで乗ったことがなかったのですよ。廃止される前に乗れてよかったです。