
オランダのプロ野球を2015年8月に観戦してきました。
ヨーロッパの野球観戦はイタリア、スペイン、ドイツに次いで4番目です。
観戦したのはヴァッセン・パイオニアーズ対コレンドン・キンヘイムという強豪同士の試合。
はたしてどんな球場で、どんな試合が行われているのでしょうか。
前編に引き続き、試合の模様をご覧ください。
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アムステルダム郊外の町ホーフトドルプで行われている。ヴァッセン・パイオニアーズ対コレンドン・キンヘイムの試合。
0−1とパイオニアーズリードで試合は後半に入りました。

試合はピッチャーが好投し、なかなかヒットが出ません。

試合開始時よりもお客さんが増えています。300人ぐらいはいるでしょうか

1塁側もお客さんが入っていました。ホームのパイオニアーズの選手たちに思い思いの声援を送っています。

試合を観戦しているのは一般人だけではありません。
この日はイタリアの野球代表の選手たちも来ていました。
どうやらオランダでメジャーリーグのトライアウトがあったらしく、そのついでに訪れたようです。

6回表からパイオニアーズのピッチャーが代わりました。
Sedley Karelという長身のピッチャーです。

スリークォーター気味のフォームです。

手が長い!
2015年は26試合31イニングで防御率5.17。あまりいいピッチャーではありませんが、この日は1イニングを0点で抑えました。

グラウンド外でキャッチボールをする親子。オランダでもキャッチボールしてる人はいるんですよ。

バットを振り回しながらベンチに戻るパイオニアーズのボールボーイ。

7回からパイオニアーズのピッチャーが代わりました。
3番手はデニス・ブリング。18試合25イニングを投げて防御率4.62です。

背番号一ケタでサイドスロー。怪しさ満点のピッチャーですね。
ブリングは7回を0点に抑えました。

試合はロースコアのまま終盤へ。ヒットが出ません。

セカンドゴロ。パイオニアーズの内野守備は固いですね。

7回からキンヘイムのピッチャーが代わりました。
2番手はトム・ストイフバーゲン。アメリカの2Aでのプレー経験があり、WBCオランダ代表にも選ばれています。2015年3月には侍ジャパン対ヨーロッパ代表の試合にも参加し、1イニングを投げています。

メインは先発ですが、この日は中継ぎでした。長身から投げ下ろすストレートは威力十分です。
2015年は4勝1敗防御率1.81。

スイングは豪快なのですが、ヒットが出ませんね。

8回表からパイオニアーズのピッチャーは4番手のバイロン・コルネリッセ。

バイロン・コルネリッセはオランダを代表するクローザーです。
力強い速球が持ち味のようです。

キンヘイムにヒットが出ました。

送りバントでランナーを進めます。

バント成功。

チャンスでセカンドゴロ。

結局無得点に終わりました。

ビジターのキンヘイムのボールボーイ。選手の息子さんでしょうか。

0−1のまま8回裏まで来てしまいました。両チームヒット2本ずつです。

8回裏からキンヘイムのピッチャーはアーシュウィン・アシェス。
WBCオランダ代表にも選ばれている中継ぎ投手です。

いいフォームですね。2015年は22試合投げて防御率3.66でした。

久々に打球が外野へ。ヒットになりました。

球場外では母親と小さな子供がキャッチボール。ほほえましい光景です。

肩を冷やすピッチャー。お手製です。

無得点で9回表へ。ショートゴロですが・・・。

悪送球。

しかし最後はファーストゴロでダブルプレー。

試合終了。

ハイタッチするバッテリー。

0−1で試合が終わってしまいました。両チーム合わせてヒット6本の投手戦です。
決勝点が押し出し四球ですから盛り上がりに欠けました。

選手たちが出てきました。

ハイタッチを交わす選手たち。

うれしそうな表情の選手たちでした。
ヴァッセン・パイオニアーズ 1 - 0 コレンドン・キンヘイム
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2015年 ヴァッセン・パイオニアーズの選手成績一覧
2015年 コレンドン・キンヘイムの選手成績一覧
というわけでオランダ野球の試合の模様でした。
0−1の投手戦で盛り上がりに欠けましたが、ピッチャーのレベルが高かったです。
そしてさすがオランダ。大きな選手が多い!
グラウンドがとても狭く見えましたよ。
次回からは球場巡りです。
まずはこの試合が行われたスポーツパーク・パイオニアーズの野球場を探検してみましょう。
実は日本にも無いぐらいの充実したボールパークだったりします。
スポーツ科学の先進国のオランダ、あの熱狂のオレンジサポーターが着いたら難敵になるでしょうね。
バンデンハーク、アンドリュージョーンズ、バレンティン。凄いっすよね。