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9月初めに3日間四国に行ってきました。松山の友人を訪ね、四国アイランドリーグプラスを観戦するのが今回の目的でしたが、せっかくの四国ですから観光も楽しみたいものです。
そこで、まず高松空港からバスで琴平に向かい、金刀比羅神社を参拝。2日目は秘境の渓谷に架かる恐ろしいつり橋、「祖谷のかずら橋」を訪問し、秘境駅として名高い坪尻駅にも立ち寄りました。


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9月2日。羽田から高松空港に到着。バスで琴平へと向かいます。琴平や高松駅に向かうバスは事前に空港内の券売機で切符を買わねばならず、券売機の前にものすごい行列ができていました。
このバスは琴平行。9月からダイヤが代わり発車時刻が遅くなったのですが、旧ダイヤの出発時刻で発車してしまい、結果として3分ほど早発する形となりました。運航会社の琴空バスはあまりしっかりした会社じゃないのですかね。

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11時半ごろに琴平駅に到着。四国の鉄道にたくさん乗るので四国グリーン紀行というグリーン車乗り放題の切符を買い、指定席券を11枚ほど発券しました。

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こんぴらさんこと金刀比羅神社の参道は駅から歩いて10分ほどです。
12時過ぎなので昼ご飯にしましょう。名物こんぴらうどんです。

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こんぴらうどん本店は有名店なので平日でもそれなりに客がいます。
てんぷらとうどん大盛りを頼みました。麺はやわらかめ。あまりコシがありません。
これで1000円はちょっと高いと思いました。観光地だから仕方ないのでしょうか。

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腹ごしらえの後はこんぴら参り。ひたすら階段を登ります。

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9月とはいえ真夏の暑さ。延々と続く階段にもう汗だくです。

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山門が見えてきました。

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階段から見下ろす琴平の街。いい眺めです。

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これより金刀比羅宮の境内。ポケモンGOは全面禁止だそうです。
日本語だけでなく、英語でも禁止の案内がありました。

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べっこう飴を売る店を横目に境内へ。

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参道は土日に比べればすいていますが、平日でも結構人がいます。

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鳥居をくぐります。

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神の馬。見事な白馬です。

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階段を登りっぱなしなので、この辺で一休み。

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本殿めがけてひたすら上ります。

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やっとついた・・・。
参道からひたすら階段を登ること30分。本殿に到着です。
とりあえずマリーンズの必勝祈願をしました。

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本殿から見下ろす讃岐盆地の眺め。のどかな景色です。

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本殿からさらに登ったところに奥社があります。行ってみましょう。

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参道の途中にはいくつかの小さな神社があります。山の中で、いい雰囲気ですね。

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小さな神社にも長い歴史があります。

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この辺はイノシシがでるのですね。

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奥社まで行く人はそれほど多くないので静かです。神社特有の厳かな雰囲気に満ちていました。

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本殿から20分少々で奥社に到着。厳魂神社(いづたまじんじゃ)が正式名称で、明治になってから創建されました。ふもとから1368段の石段を登った終点がここです。

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これだけ階段を登ればご利益があるでしょう。
列車の時間が迫っているので、小休止の後今度はひたすら階段を下り、琴平駅に戻りました。




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9月3日は徳島の山奥へ。
祖谷渓にかかるつり橋、かずら橋を目指します。秘境として有名であり、最近は外国人観光客にも人気があります。
阿波池田駅からバスに乗り1時間少々。かずら橋の入口のバス停に着きました。

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祖谷のかずら橋がどのような橋なのか、実際に写真を見ていただいた方がいいでしょう。
こんな橋です。

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「祖谷のかずら橋」は、日本三奇橋のひとつとして知られ、山に自生するシラクチカズラで作られています。カズラだけでは危ないので鉄製のワイヤーで補強されています。
長さは45メートル、重さは約5トン。水面からの高さは14メートル。3年ごとに架け替えられます。早速入場料550円を払って橋を渡ってみましょう。

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なにこれ怖い!
隙間が!
大人の足なら踏み外すことはないでしょうが、スマホやカメラを落としたら大変です。

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しかも吊り橋なので揺れます。ユラユラ揺れるし掴まりにくいし、恐ろしい橋です。
一歩一歩ゆっくりと、橋を渡りましょう。

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皆両端のカズラにつかまりつつ、慎重に歩みを進めていきます。
なお、祖谷のかずら橋は一方通行なので、戻ることはできません。バス停に戻る際は隣のちゃんとした橋を渡ることになります。

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木が細いんですよ。デブが乗ったら折れますね。

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写真を撮るのも一苦労です。すいすい歩いている人もいましたが、どんなバランス感覚をしているのでしょうか。

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かずら橋から眺める祖谷渓の眺め。

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5分ぐらいで渡り終えました。スリル満点でしたよ。怖くもあり楽しいこの吊り橋。
高所恐怖症の人はやめた方がよさそうです。

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対岸から眺める祖谷のかずら橋。
平家の落人が敵が攻めてきたとき簡単に落とせるように作ったとか、弘法大師が困っている住民のために作ったとか、橋の由来には様々な説があります。

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かずら橋から少し歩くとびわの滝があります。小さな滝ですが、風情があって良いです。

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滝の近くから川に降りることができました。祖谷のかずら橋を見上げます。結構高い位置にありますね。

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恐る恐る吊り橋を渡る人たち。

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川の水は透き通っていてとてもきれいです。

かずら橋の詳細はこちら



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かずら橋を堪能した後はバスで大歩危駅に戻り、琴平方面に向かう特急列車に乗車。
これまた美しい景色で有名な大歩危小歩危の渓谷を車窓から眺めました。

琴平駅からは普通列車に乗り換えて阿波池田に引き返します。
なぜそんなことをするのか。
鉄道ファンの方ならピンとくるかもしれませんね。坪尻駅に行くためです。

坪尻駅は土讃線の駅で、徳島県と香川県の県境にあります。
山の中で人家は無く、利用客は1日2人。
急峻な谷間にあるため道路が無く、車で行くことができません。国道から細い山道を20分ほど歩かなければならないのです。
そのため坪尻駅は日本有数の「秘境駅」と呼ばれています。

坪尻駅の時刻表はこちらです。

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坪尻駅は勾配の途中にあり、スイッチバック形式となっています。
列車は本線から分岐し、行き止まりの坪尻駅へと入線します。

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普通列車しか停車しないので、1両分の出入り口付近のみホームがかさ上げされています。

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坪尻駅に到着。左が本線です。
3分ほど停車しますので、駅の周囲を見て回りましょう。

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マムシに注意!

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坪尻駅の駅舎。無人駅ですが、手入れはされているようです。

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坪尻駅の駅前通り。
どう見てもけもの道です。

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坪尻駅に止まる列車は普通列車のみで、阿波池田方面が1日7本、琴平方面が1日5本しか停車しません。
しかし特急列車が1時間に1本程度通過していくので、列車の通過頻度はそれなりにあります。

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駅に掲示されている避難経路の案内。避難場所まで徒歩10キロ。
ただし、阿波池田に抜けられるバス停までは徒歩20分程度なのだそうです。バスの方が列車よりも本数が多いです。

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秘境駅に停車中の普通列車。

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旅行者1人を残して坪尻駅を発車。わざと斜めになったラブラブベンチが置かれていますが、こんな山奥の秘境にカップルが来るのでしょうか。

次回に続きます。