愛媛県の宇和島と高知県の窪川を結ぶ予土線は四万十川沿いを走る景色の良い路線として知られています。
今日はそんな予土線を走るトロッコ列車、「しまんトロッコ号」に乗車しました。
にほんブログ村 千葉ロッテマリーンズ
プロ野球・人気blogランキング
宇和島駅にやってきました。今日は予土線のしまんトロッコ号に乗り、自然豊かな景色を満喫しようと思います。
しまんトロッコは2両編成。トロッコ客車を1両のディーゼル車両が引っ張ります。
全席指定で、途中の土佐大正駅までは全員がトロッコ列車に乗車。土佐大正駅から終点窪川まではディーゼル車両に移ることになります。
先頭のディーゼル車両。しまんトロッコ専用車両です。トイレはありませんから、乗車前に済ませておきましょう。
かわいらしいしまんトロッコのエンブレム。
さあ、出発です。田園風景の中をのんびりと走ります。地元のおばさんが観光ガイドとして乗り込み、地域に伝わる民話や車窓の見どころなどを教えてくれます。
台風が心配されていたのですが、奇跡的に晴れました。
四国にも新幹線が！
吉野生駅で新幹線もどきとすれ違いました。海洋堂ホビートレインです。
０系新幹線のボンネットをつけたのは片側だけで、宇和島方はこの姿。
窪川方は見事なボンネットをつけています。
四国の名物列車とすれ違えたのはラッキーでした。
１両だけの新幹線というのもシュールです。
だんだん景色が山深くなってきました。この辺りの川は四万十川の支流、広見川です。
破壊されたままの沈下橋が見えてきました。
沈下橋は低い位置に架けられているため増水すると水没してしまいます。その代り水没しても橋脚が破壊されにくいため、復旧が容易なのです。ただ欄干の柵が無い橋が多く、夜に渡るのは危険です。
四万十川やその支流にはこうした沈下橋が何本もかかっています。
先頭のディーゼル車両。トロッコ車両が使える区間では荷物置き場として使用されています。
トロッコ車両。４人掛けの向かい合わせです。
江川崎駅に到着。トイレ休憩も兼ねて２０分ほど止まります。
江川崎は日本一暑い駅として知られています。
山間のローカル駅といった趣です。
日本一暑い駅で日本一アツアツなカップルが座るベンチですよ。
江川崎駅に停車中のトロッコ列車。
小腹がすいたので地元の食材を使ったお弁当などを買いました。
江川崎駅を出発。
ここからは四万十川沿いを走ります。ここ数日の大雨で川の水がかなり増水していました。
自然豊かな光景です。
沈下橋が見えました。
山と川と沈下橋。絵になりますね。
ハゲー！ハゲー！ハゲでございます。
大雨で増水しているせいか清流と呼ぶにはちょっと川の水が濁っていますね。
まっすぐ架かる沈下橋。
まさに緑一色。緑の中を沈下橋が渡ります。
対岸に広がる棚田。
美しい棚田ですね。
貴重な光景を、地元の人たちが大切に守っているのです。
清流というより濁流となっている四万十川。つい先日までは水量が少なかったそうで、水が流れていないよりはいいでしょう。
水量が増し水をかぶりかけている沈下橋。
鉄橋を渡ります。
おっとこの沈下橋。今にも沈みそうです。水かさが増すとこうなるのですね。
これは怖い。こうなると渡れません。
列車は四万十川に沿ってカーブしながら進んでいきます。
四万十川を渡ります。
土佐大正駅に到着。ここでトロッコ列車は閉鎖され、全員前方のディーゼル車両に移ります。
実は予土線の宇和島から吉野生までは戦前に開通し、吉野生から江川崎までは昭和２８年の開通なのですが、江川崎から窪川までは昭和４９年開通と比較的新しいのです。
土佐大正駅からはスピードを上げ、あっという間に終点の窪川に到着。
ここで高知方面への列車に乗り換えとなります。
カッパうようよ号？何でしょうか。中に入るとカッパのフィギュアがたくさんありました。
というわけでしまんトロッコ号の旅でした。ゆったりした時間の中で景色をのんびりと楽しむ。
最高の贅沢ですよ。皆さまもぜひ四国までお出かけください。
良い天気と、素晴らしい景色ですね。
20年前に乗りそびれたことがあります。
風景を守る姿や自然の豊かさに洗われますね。