今シーズンは審判の技量低下が各所で問題になりましたね。
マリーンズ戦で連発する誤審に伊東監督が怒りの会見を開いたこともありました。

審判にマジギレしたロッテ・伊東監督が「球審資格制」を緊急提案!(サンスポ)

その事件は今月8日のロッテ−阪神2回戦(QVCマリン)。試合終了後、勝ったにもかかわらず、ロッテ・伊東勤監督(53)が“総括会見”の冒頭からキレ出した。

 「悪いけど、きょうはいわせてもらう。球審の判定がひどすぎる。同じコースを(ストライクに)とったり、とらなかったり。ウチだけじゃなく、相手(阪神)もゾーンに苦しんでいた」

 予告なしに飛び出した審判への“口撃”。これには驚いた。めったなことで感情をあらわにしない伊東監督が、報道陣の質問を許さない激烈トークを展開。よほど腹に据えかねたとみる。

 一方、批判した人間が批判されることが常のインターネット上では、ロッテ&阪神の両ファンとも、ほぼ100%が伊東監督を支持していた。

 この一件には“舞台裏”があった。同日の試合前、ロッテの監督室でNPBの友寄正人審判長(58)と伊東監督の「会談」が持たれていた。友寄審判長は審判の技術向上を目的に、12球団の監督と巡回で意見交換を行っていたのだが、偶然同日が伊東監督だった。

 「批判的な意見でも、建設的な意見でも、なんでもいいですから、現場の声を聞かせてください」という友寄審判長との「会談」は、伊東監督いわく「昔はこんなことなどなかった。個人的には、非常に有意義な時間だった。こちらも腹を割って、話をさせていただきました」という。

 千葉の指揮官は、気分よく試合に臨んだのだが、いざフタを開けてみたら、不安定とみえるジャッジに「お、お〜いっ!?」という状況。あまりのタイミングのよさ(悪さ!?)もマジギレを誘発する要因となった。

 「こちらだけじゃない。阪神ベンチでも、おかしな判定に椅子から転げ落ちていたヤツがいましたよ。ストライク、ボールの判定は変わらない。審判部内に『技量審査会』を設け、特に球審に関しては『資格制』があってもいい」

 伊東監督の緊急提案は、もとより審判員の技術と権威の向上を願ってのものだ。「審判不在」となれば、プロ野球が開催されないことは百も承知。決して感情的な批判や敵視ではない。


NPBに対し審判の技術向上を訴えた伊東監督に対する、NPBの答えがこれです。


ファインジャッジ賞について

一般社団法人日本野球機構は、今シーズン新設しました「ファインジャッジ賞」について、下記の4つの判定を選定しましたので、お知らせいたします。

牧田 匡平 (まきた きょうへい 37歳)

・3月30日 横浜DeNA−読売2回戦(横浜スタジアム)
7回裏1死二、三塁、セカンドゴロで三塁走者が本塁へ突入し、完全なアウトのタイミングであったが、最適の位置でプレイをしっかり見極め、セーフと判定した。

本田 英志 (ほんだ ひでし 45歳)

・4月19日 横浜DeNA−広島東洋 4回戦(横浜スタジアム)
延長12回表1死満塁からのヒットで二塁走者が本塁へ突入。長時間に渡り、緊迫する試合展開であったが、集中力が途切れることなく、素晴らしい位置でセーフと判定した。

石山 智也 (いしやま ともや 37歳)

・5月17日 読売−横浜DeNA 7回戦(荘内銀行・日新製薬スタジアム やまがた)
6回表1死一、三塁、ファーストゴロで三塁走者が本塁突入。捕手のタッグを再三に渡りかいくぐり本塁セーフになった。あわてず最後までプレイを見極めて判定した。

津川 力 (つがわ ちから 43歳)

・9月2日 千葉ロッテ−埼玉西武 20回戦(QVCマリンフィールド)
延長12回表無死一、二塁の時のショートライナーを遊撃手が故意落球。非常にプレッシャーのかかる場面であったが、間髪入れず勇気を持って故意落球と判定し、監督への説明、場内放送もすべて一人で処置した素晴らしい対応であった。


牧田審判と本田審判はについては異論ありません。
問題は後の2人です。

まず石山。非常に誤審が多い審判です。
今年の巨人対DeNAのクライマックスシリーズでもストライクの判定を巡って批判が噴出し、解説者の野口寿浩氏が「球審のジャッジがあまりにもひどかった。今永とDeNAがかわいそうでした。第4戦は7-2でDeNAが勝っていた試合です」と石山球審の判定を批判しています。

マリーンズ戦ではこれ。6月12日のスワローズ戦です。
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石山審判が見るとこれがアウトになるんですよ。完全にセーフですが。


そしてマリーンズファンから異論噴出なのが津川審判。
9月2日の西武戦で、メヒアのショートライナーを弾いた鈴木大地のプレーが故意落球とされたシーンです。

ロッテ伊東監督 猛抗議「故意落球なんて初めて聞いたわ」 (スポニチ)

ロッテ・伊東監督の怒りは収まらなかった。延長12回無死一、二塁でメヒアのライナーをはじいた遊撃・鈴木が打球をすぐに拾って併殺を狙ったが、「故意落球」と判定され打者のみがアウトに。

 失点にはつながらなかったものの、猛抗議した指揮官は「故意落球なんて初めて聞いたわ、あんな速い打球で」と審判に苦言。ベンチ入り野手を使い切り今季2度目の引き分けに「最後は(抗議で)俺が出て行くとは思わなかった。まさに総力戦」と苦笑いした。


動画で見れば一目瞭然です。



普通のライナーやフライならともかく、あの打球ですよ。わざとボールを落とすなんてマネができますか?
メヒアのスイングはバットの芯を外れていますからボールに変な回転がかかっていたのではないかと思います。
あれを捕るのはなかなか難しいのではないでしょうか。
幸い津川審判の誤審は勝敗に影響ありませんでしたからよかったものの・・・。

伊東監督は問題があればモノ申さずにはいられない人ですから、それが影響したのでしょうか。
誤審をした津川球審がファンジャッジ賞を受賞したことでNPBから意趣返しを食らったような形になりました。

誤審を繰り返す審判に威厳も何もありません。
今はインターネットで瞬時に動画が投稿され、誰でも簡単に審判のジャッジを検証できる時代です。
昔とは違うのです。大相撲やサッカーでもビデオ判定を導入しているわけですから、NPBもビデオ判定の拡大を検討すべきでしょう。

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