
タイ旅行記の第9回です。
2015年の1月にタイに行ってきました。
3日目チェンマイへの移動日。特急列車に乗り、1日かけてタイ北部のチェンマイへと向かいました。
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■ 3日目 2015年1月19日 月曜日

3日目。今日はタイの首都バンコクから特急列車に乗りチェンマイを目指します。
チェンマイはバンコクから720キロ離れており、タイ北部の山岳地帯にある観光都市です。
1296年にランナー王朝の初代の王メンラーイが新しい首都として建設されて以来、「北方のバラ」とも呼ばれる美しい古都として栄えました。堀と城壁に囲まれた旧市街にはいくつもの寺院があります。
また工芸も盛んで、最近はタイ芸術の拠点となっているそうです。
バンコクからチェンマイへの移動は飛行機が一般的です。
飛行機は1日10便以上就航しており、スワンナブーム国際空港からチェンマイ空港まで1時間少々のフライトで到着します。空港から市街地の移動を入れても半日かかりません。
鉄道は5往復ですが、そのうち4往復が夜行列車で、その日のうちに到着するのはバンコク発8:30の特急列車だけです。チェンマイ着は20:30、所要12時間。
飛行機に比べると鉄道は時間がかかるものの、タイの景色をゆっくり見るならやはり鉄道です。
人気はそれなりにあるようで、特に夜行列車は予約しないと当日乗車できない可能性があるそうです。
しかしタイの国鉄の切符はインターネットでの事前購入ができないため、私は現地の旅行代理店に依頼して切符を購入しました。
バンコクからチェンマイまでは641バーツ。約2000円です。12時間特急に乗って2,000円ですから驚くべき安さです。
ホテルをチェックインし、朝のフアランポーン駅へ。バンコクの中心駅で、クルンテープ駅とも言います。

切符を手にホームへと向かいます。ドーム型の屋根はまるでヨーロッパの駅のようです。

バンコク駅の駅名票。

チェンマイ行は10番線から発車するようです。

これは!日本の14系客車です。ペンキが塗りなおされ、きちんと整備されているようですね。

タイの14系の車内の様子です。乗りたいですが、今回の旅行では機会がありません。

チェンマイ行の特急列車が入線してきました。韓国製のディーゼルカーです。

これが切符。座席は指定されています。3両編成と短いので座席はほぼ埋まりました。

8時半に出発。ほぼ定刻です。しかしバンコクの中心部を抜けるまではとてもゆっくり走ります。
しかも、大きな道路を渡る際は一旦停止し、遮断機が下りるまで待たなければなりません。
日本と違い、バンコクの踏切は車優先なのです。これがバンコク周辺の鉄道の遅延につながっています。

ドーン・ムアン国際空港駅に到着。この空港にはエア・アジアなどのLCCの旅客機が発着します。

アユタヤ付近。アユタヤは長らく都として栄えましたが、1767年にビルマとの戦いに敗れ破壊されました。
今も数多くの仏教寺院や遺跡が残ります。アユタヤは最終日に訪問する予定です。

駅構内で蒸気機関車が静態保存されていました。

タイの駅は花壇などが整備され、きれいな駅が多いです。

かつての寺院の跡でしょうか。

道端にサルがいました。

時刻は11時半。3時間も北上するとだいぶ景色がひなびてきました。

田園が広がります。

巨大な仏像。牛久大仏よりは小さいですが。

チェンマイ行の特急列車には昼ご飯のサービスがありました。
見ただけでも辛いのが分かるタイカレーとおかずです。
実際に食べてみたら見た目以上に辛かったです。

緑豊かな景色。このあたりは平地ですね。

鉄道員の詰め所。安全第一と書かれています。

踏切を渡る列車。

バンコクから7時間。時刻は15時半になろうとしています。だんだん景色が山深くなってきました。

小さな川が流れています。

チェンマイは山岳地帯なので、チェンマイに向かう列車も山を登っていくのです。

自然豊かな景色。

稲刈りが終わった田んぼに牛がいます。

がけ崩れがあったのか、木々がなぎ倒されています。

山の中の小さな駅。

小さな集落。

タイ国鉄は田舎の駅でもきれいに手入れされていますね。

車内の様子。冷房が効いているうえに扇風機が回っているので寒いです。

長めの停車ということでホームに降りました。

夕方6時になるとホームのスピーカーから国歌が流れ始めました。タイの人たちは直立不動です。
タイでは8時と18時の2回、公共の場所で国歌が流され、その間直立不動でなければならないと法律で定められています。
外国人は免除されていますが、タイ人がこの法律を破ると逮捕されることもあるそうです。

明日私が乗るチェンマイ発バンコク行きの夜行列車がやってきました。
この夜行列車は日本のブルートレインの中古車両24系が連結されており、私の目的もそれに乗ることなのですが、なんと連結されていません。嫌な予感がします。

すっかり暗くなり、20:30にチェンマイ駅に到着。途中30分ほど遅れましたが、夕方以降遅れを取り戻しました。
、

駅前広場ではソンテウというトラックを改造したミニバスが観光客を待ち構えています。チェンマイはタクシーやバスが発達しておらず、ソンテウに頼らざるを得ません。乗り合いのソンテウと、タクシーのように1人で貸切るタイプとあるようです。

私が泊まるのは旧市街の入口に当たるターペー門のそばのホテル。チェンマイ旧市街は城壁に囲まれ、その城門の一つがターペー門で、観光の拠点となっています。
トラックをミニバスに改造した赤いソンテウの運転手に「ターペー門まで」と告げると100バーツとのこと。300円程度ですが、物価を考えると高いです。
何人かに値段を尋ね、70バーツで行くという運転手を見つけて乗車。ちょっと高い気もしますが、スーツケースを持っていると荷物代が別途かかるという話もありますので、まあこんなものでしょう。
ソンテウは私一人を乗せて出発。どうやら貸し切り扱いになったようです。

トラックの荷台を改造した客室に乗り込みごとごと揺られて10分。ターペー門に到着しました。

私が泊まるホテル・エム。ビジネスホテルのような雰囲気の中級ホテルです。
チェックイン時にパスポートを確認されました。「出国時に出すカードがパスポートにくっついていないから出しなさい」と言われ、カバンの中から探してフロントマンに渡すと、その出国カードをパスポートにホチキス留めされました。
タイは入国時に出入国カードを書かされ、入国審査時に半分に切り離された出国用カードを渡されるのですが、この出国カードを無くすと怒られたりわいろを要求されたりと面倒なことになるのです。
このホテルのおかげで出国時に嫌な思いをせずに済みました。ありがたいことです。

部屋にいるとベットに象が鎮座していました。タオルで作られた象です。

夕食を食べに町へと繰り出しましょう。繁華街を歩くと怪しげなマッサージの店やバーなどが多いです。
目当てはチェンマイ名物のカオソーイを食べさせてくれる店。カオソーイとはカレーラーメンにココナッツミルクを加えたスパイシーな麺で、ゆで麺の上に揚げ麺がトッピングされてます。
しかし地球の歩き方に乗っている「ジャスト・カオソーイ」という店を探したのですが見つかりません。
地図にある場所を訪ねても店らしきものは無し。後で調べたところ半年前に閉店していました。やられた!

ピン川のほとりをとぼとぼ歩いていたらおしゃれなレストランを見つけました。
リバー・マーケットというレストランで、地球の歩き方にも載っています。もう夜遅いですしここにしましょう。

店内は天井が高く、お洒落な雰囲気です。22時を過ぎていますから、あまり客は多くありません。

野菜と牛肉の盛り合わせ。想像していたよりも量が多いです。

これがカオソーイ。一口食べると甘口カレーのようですが、後から辛さが効いてきます。
アゲ緬の歯ごたえとカレーのスープがよく合い、おいしかったです。

腹ごなしにナイトバザールに行ってみました。

夜も遅いですが、店内はまだまだにぎわっています。

中国人観光客が多く、こんな垂れ幕が架かっていました。
明日はチェンマイを観光します。
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3日目。今日はタイの首都バンコクから特急列車に乗りチェンマイを目指します。
チェンマイはバンコクから720キロ離れており、タイ北部の山岳地帯にある観光都市です。
1296年にランナー王朝の初代の王メンラーイが新しい首都として建設されて以来、「北方のバラ」とも呼ばれる美しい古都として栄えました。堀と城壁に囲まれた旧市街にはいくつもの寺院があります。
また工芸も盛んで、最近はタイ芸術の拠点となっているそうです。
バンコクからチェンマイへの移動は飛行機が一般的です。
飛行機は1日10便以上就航しており、スワンナブーム国際空港からチェンマイ空港まで1時間少々のフライトで到着します。空港から市街地の移動を入れても半日かかりません。
鉄道は5往復ですが、そのうち4往復が夜行列車で、その日のうちに到着するのはバンコク発8:30の特急列車だけです。チェンマイ着は20:30、所要12時間。
飛行機に比べると鉄道は時間がかかるものの、タイの景色をゆっくり見るならやはり鉄道です。
人気はそれなりにあるようで、特に夜行列車は予約しないと当日乗車できない可能性があるそうです。
しかしタイの国鉄の切符はインターネットでの事前購入ができないため、私は現地の旅行代理店に依頼して切符を購入しました。
バンコクからチェンマイまでは641バーツ。約2000円です。12時間特急に乗って2,000円ですから驚くべき安さです。
ホテルをチェックインし、朝のフアランポーン駅へ。バンコクの中心駅で、クルンテープ駅とも言います。

切符を手にホームへと向かいます。ドーム型の屋根はまるでヨーロッパの駅のようです。

バンコク駅の駅名票。

チェンマイ行は10番線から発車するようです。

これは!日本の14系客車です。ペンキが塗りなおされ、きちんと整備されているようですね。

タイの14系の車内の様子です。乗りたいですが、今回の旅行では機会がありません。

チェンマイ行の特急列車が入線してきました。韓国製のディーゼルカーです。

これが切符。座席は指定されています。3両編成と短いので座席はほぼ埋まりました。

8時半に出発。ほぼ定刻です。しかしバンコクの中心部を抜けるまではとてもゆっくり走ります。
しかも、大きな道路を渡る際は一旦停止し、遮断機が下りるまで待たなければなりません。
日本と違い、バンコクの踏切は車優先なのです。これがバンコク周辺の鉄道の遅延につながっています。

ドーン・ムアン国際空港駅に到着。この空港にはエア・アジアなどのLCCの旅客機が発着します。

アユタヤ付近。アユタヤは長らく都として栄えましたが、1767年にビルマとの戦いに敗れ破壊されました。
今も数多くの仏教寺院や遺跡が残ります。アユタヤは最終日に訪問する予定です。

駅構内で蒸気機関車が静態保存されていました。

タイの駅は花壇などが整備され、きれいな駅が多いです。

かつての寺院の跡でしょうか。

道端にサルがいました。

時刻は11時半。3時間も北上するとだいぶ景色がひなびてきました。

田園が広がります。

巨大な仏像。牛久大仏よりは小さいですが。

チェンマイ行の特急列車には昼ご飯のサービスがありました。
見ただけでも辛いのが分かるタイカレーとおかずです。
実際に食べてみたら見た目以上に辛かったです。

緑豊かな景色。このあたりは平地ですね。

鉄道員の詰め所。安全第一と書かれています。

踏切を渡る列車。

バンコクから7時間。時刻は15時半になろうとしています。だんだん景色が山深くなってきました。

小さな川が流れています。

チェンマイは山岳地帯なので、チェンマイに向かう列車も山を登っていくのです。

自然豊かな景色。

稲刈りが終わった田んぼに牛がいます。

がけ崩れがあったのか、木々がなぎ倒されています。

山の中の小さな駅。

小さな集落。

タイ国鉄は田舎の駅でもきれいに手入れされていますね。

車内の様子。冷房が効いているうえに扇風機が回っているので寒いです。

長めの停車ということでホームに降りました。

夕方6時になるとホームのスピーカーから国歌が流れ始めました。タイの人たちは直立不動です。
タイでは8時と18時の2回、公共の場所で国歌が流され、その間直立不動でなければならないと法律で定められています。
外国人は免除されていますが、タイ人がこの法律を破ると逮捕されることもあるそうです。

明日私が乗るチェンマイ発バンコク行きの夜行列車がやってきました。
この夜行列車は日本のブルートレインの中古車両24系が連結されており、私の目的もそれに乗ることなのですが、なんと連結されていません。嫌な予感がします。

すっかり暗くなり、20:30にチェンマイ駅に到着。途中30分ほど遅れましたが、夕方以降遅れを取り戻しました。
、

駅前広場ではソンテウというトラックを改造したミニバスが観光客を待ち構えています。チェンマイはタクシーやバスが発達しておらず、ソンテウに頼らざるを得ません。乗り合いのソンテウと、タクシーのように1人で貸切るタイプとあるようです。

私が泊まるのは旧市街の入口に当たるターペー門のそばのホテル。チェンマイ旧市街は城壁に囲まれ、その城門の一つがターペー門で、観光の拠点となっています。
トラックをミニバスに改造した赤いソンテウの運転手に「ターペー門まで」と告げると100バーツとのこと。300円程度ですが、物価を考えると高いです。
何人かに値段を尋ね、70バーツで行くという運転手を見つけて乗車。ちょっと高い気もしますが、スーツケースを持っていると荷物代が別途かかるという話もありますので、まあこんなものでしょう。
ソンテウは私一人を乗せて出発。どうやら貸し切り扱いになったようです。

トラックの荷台を改造した客室に乗り込みごとごと揺られて10分。ターペー門に到着しました。

私が泊まるホテル・エム。ビジネスホテルのような雰囲気の中級ホテルです。
チェックイン時にパスポートを確認されました。「出国時に出すカードがパスポートにくっついていないから出しなさい」と言われ、カバンの中から探してフロントマンに渡すと、その出国カードをパスポートにホチキス留めされました。
タイは入国時に出入国カードを書かされ、入国審査時に半分に切り離された出国用カードを渡されるのですが、この出国カードを無くすと怒られたりわいろを要求されたりと面倒なことになるのです。
このホテルのおかげで出国時に嫌な思いをせずに済みました。ありがたいことです。

部屋にいるとベットに象が鎮座していました。タオルで作られた象です。

夕食を食べに町へと繰り出しましょう。繁華街を歩くと怪しげなマッサージの店やバーなどが多いです。
目当てはチェンマイ名物のカオソーイを食べさせてくれる店。カオソーイとはカレーラーメンにココナッツミルクを加えたスパイシーな麺で、ゆで麺の上に揚げ麺がトッピングされてます。
しかし地球の歩き方に乗っている「ジャスト・カオソーイ」という店を探したのですが見つかりません。
地図にある場所を訪ねても店らしきものは無し。後で調べたところ半年前に閉店していました。やられた!

ピン川のほとりをとぼとぼ歩いていたらおしゃれなレストランを見つけました。
リバー・マーケットというレストランで、地球の歩き方にも載っています。もう夜遅いですしここにしましょう。

店内は天井が高く、お洒落な雰囲気です。22時を過ぎていますから、あまり客は多くありません。

野菜と牛肉の盛り合わせ。想像していたよりも量が多いです。

これがカオソーイ。一口食べると甘口カレーのようですが、後から辛さが効いてきます。
アゲ緬の歯ごたえとカレーのスープがよく合い、おいしかったです。

腹ごなしにナイトバザールに行ってみました。

夜も遅いですが、店内はまだまだにぎわっています。

中国人観光客が多く、こんな垂れ幕が架かっていました。
明日はチェンマイを観光します。
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バンコク-チェンマイ間は特にないのですね。綺麗にされている小さな駅、良いっすね。