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タイ旅行記の第13回です。
2015年の1月にタイに行ってきました。
4日目はチェンマイを観光し、バンコク行きの夜行列車に乗車。
日本でブルートレイン活躍した24系寝台車が連結されていることで知られています。


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■ 4日目 2015年1月20日 火曜日

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チェンマイの観光を終え、チェンマイ駅にやってきました。
これから16時発の夜行列車に乗りバンコクへ向かいます。
バンコクへ向かう夜行列車は何本か走っていますが、私が乗る14列車は日本のブルートレインの中古車両24系寝台車が連結されています。
特にかつて「さくら」や「あさかぜ」で使用された24系個室A寝台車は大変人気があり、事前に予約しないと乗車できないほどです。
私は出発前に現地の旅行会社にチケットを依頼し、なんとか1人用の個室A寝台を購入しました。

切符を見てください、2列目の真ん中に「JR」と書かれているのがお分かりいただけますでしょうか。
これがつまり日本のブルートレインが使われている証明なのです。つまり2等、1等、「JRクラス」というわけです。嗚呼信頼の日本品質。
遠い異国の地でかつてのブルートレインの車両に乗れる。これほど嬉しいことはありません。

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チェンマイ駅は観光地の玄関口にふさわしい立派な駅舎です。

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駅名票とパンダ像。

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駅に入ると駅員に切符を見せるように言われました。16時発の夜行列車は1番線とのこと。
売店で水を買い、個室A寝台車が連結されている一番前へと歩きます。

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後の方は座席2等車です。韓国製の客車です。

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食堂車が連結されています。

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おおっ!日本のブルートレインです。紫色ですがまぎれもなくかつて日本で走っていた24系のB寝台車です。

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いやーすばらしいですね。日本のブルートレインがタイでも走っているなんて。

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日本製の24系寝台車が連なっています。目指す個室A寝台はこの先ですよ。ワクワクしてきました。

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あれ?

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おや?
このステンレスの客車はいったい・・・。

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ブルートレインの個室A寝台車はどこですか?
駅員に聞くと、日本製の24系の前に連結されているステンレスの車両が個室だと言います。

なんてこった!
最悪だ!韓国製ですよ!日本製じゃない!
なんでB寝台だけ日本製でA個室寝台だけ韓国製なんですか!

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がっかりしながら指定された個室に行くと、なんと日本人の先客がいます。
1人用個室を買ったのにこれはおかしい!
先客の日本人の青年にチケットを見せてもらうと寝台の番号が6番になっています。私は5番です。
どういうことなのでしょう。

日本のブルートレインの1人用個室A寝台ならこんなことはあり得ません。
しかし今日の個室寝台は韓国製で、2人用個室の下段のベットだけを降ろして個室にしています。
そのため私が入った個室も寝台の番号が5番と6番になっていました。先客の青年が切符を買ったのは今日の朝とのこと。同じく1人用個室として買ったとのことでした。

やっと状況が分かってきました。
つまり何らかの事情があり、日本のA寝台個室が急きょ韓国製の個室寝台車に変更されたものの、チケットの販売システム側の変更が車両変更に対応できず個室をダブルブッキングしてしまったのです。

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分かりやすく図にするとこうなります。
日本製の24系個室A寝台ですから1部屋ごとに1,2,3と番号が割り振られています。
しかし韓国製は2人用個室ですから一番左の部屋の下段が1、上段が2、隣が3と4という具合に番号が振られます。
2人用個室を1人用個室として販売するなら1,3,5,7,9と奇数のみの番号で売らないといけないのですが、ブルートレイン用の個室番号で売ってしまったのでしょう。

日本製のブルートレインに乗れないだけでもがっかりなのに、おまけに1人用個室のはずが相部屋。
話が違うにもほどがあります。これは車掌に抗議しなければなりません。
私は通路にいた車掌を見つけると英語で抗議しました。
「私は1人用個室の切符を買った。2人部屋になるのはおかしい。別の個室に変えてほしい」
すると車掌は「少し待て」と言いどこかに行ってしまいました。
ちゃんと部屋を変えてくれるのでしょうか。

私が抗議していると私の隣の個室にいた日本人の男性が様子を見に来ました。
彼もまた日本製のブルートレインに乗るために個室A寝台を予約したようです。
「昨日チェンマイ駅で買った時は日本の寝台車の個室だと言われたのに騙されました。
ならばB寝台は日本製だからB寝台に変えてくれと言ったんですが、B寝台は満席だと断られてしまったのです」
ここにも被害者が。彼は非常に残念そうに話してくれました。

そうこうしているうちに車掌が戻ってきて、別の部屋に移るように言われました。
どうやら空いている個室があったようですね。相部屋が回避されて一安心です。

やれやれとベッドに座ったところでおばさんが食事の注文を取りに来ました。110バーツでカレーなどです。
ただ、せっかくなので食堂車で食べてみたいです。
18時でいい?と聞かれたので、「食堂車行きたいんだけど」と聞いてみました。
しかしおばさんが「個室の人はここで食べてくれ」と言われてしまいました。あきらましょう。
朝ごはんは朝5時だよといわれました。早いです。

ようやく落ち着いたところで夜行列車は16:00の時間通り出発。車掌が検札に来ました。
田舎の景色をノンビリ眺めていると、20分ほどでもう一度車掌が来ました。部屋を移れと言っています。なぜでしょう。
車掌の後について個室を出ると、私が最初に入った個室に案内されました。そこは先客がいるはずです。
しかし車掌は先客に部屋を出るようにいい、先客は隣の部屋に案内されました。隣の部屋にはB寝台に変えてくれと頼んで断られた日本人がいます。
様子を見ていると隣の部屋にいた別の日本人はさっきまで私が使っていた個室に案内されていました。
要は3人で個室を入れ替えたのです。なぜそんなことをするのかわかりませんが、切符を買った順番が優先されたのかもしれません。

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やれやれ。がっかりです。今回の旅の目的の一つだったのに・・・。
まあ、寝てしまえば一緒ですね。ともあれ無事に個室に収まりました。
旅にトラブルはつきものです。

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田園地帯をのんびり眺めます

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景色を見ながらくつろいでいたら、先ほどまで私がいた個室に移った日本人と食事の注文を受けたおばちゃんが私の個室にやってきました。
「頼んでもいない夕食が来たのでびっくりしました。あなたが頼んだのですか?」
そうです。夕食を頼んだのでした。個室が変わったことがおばちゃんに伝わっていなかったのです。

テーブルを引き出しご飯を食べます。カレーとおかずとごはんとスープ。味はまあまあで、意外とボリュームがありました。300円程度ですから物価を考えるとやや高めです。

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駅に停車。間もなく日が暮れます。

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特急のはずですが、田舎の小さな駅にも止まります。

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景色が山深くなってきました。

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山の中の駅に停車します。

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駅員が出てきました。チェンマイ行き列車とすれ違います。

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昨日は日が暮れてしまい見られなかった区間の景色です。自然豊かですね。

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だんだん暗くなってきました。

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大きな駅に到着。

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昨日私が乗ったチェンマイ行のディーゼル特急列車とすれ違いました。

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日が暮れて暗くなりました。悔しいのでB寝台を見に行きましょう。

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案内表示はタイ語に代わっていますが、ごく一部日本語が残っています。雰囲気は日本のまま。

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燦然と輝く「乗務員室」の文字。

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B寝台の車内。扉が設置されて4人用個室として使うこともできます。

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ベッドはまさに日本のB寝台車そのままです。

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B寝台の上段。

B寝台を見学したら眠くなってきました。
個室寝台の洗面台で歯を磨きます。シャワーはトイレにあるのですが、便座と同じ場所ですし水しか出ないので浴びませんでした。
11時ごろに就寝。翌朝はバンコクです。

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5時半ごろ起こされ、朝ご飯が運ばれてきました。温かいスープです。
あまり辛くなく、おいしく食べました。

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バンコクのフアランポーン駅には6時半に到着。時間通りです。
降りる際に車掌に声をかけられ、「オンタイム!」とドヤ顔をされました。
タイの長距離列車は数時間遅れることもありますから、時間通り着いたのはすばらしいです。

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早朝のバンコクに到着した24系B寝台車。ああ、ブルートレインに乗りたかった・・・。

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また来る機会はあるでしょうか。

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隣の線路には何やら豪華な列車が止まっています。

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しかも最後部は展望車両ですよ。

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この車両はイースタン& オリエンタル・エクスプレスという豪華列車で、シンガポールとバンコクを3日間かけて結んでいます。
料金はなんと1人用個室で2900米ドル。33万円です。高い!

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イースタン& オリエンタル・エクスプレスの車両を見ていたら車中で話した日本人の男性もやってきました。
同じ鉄道好きとしてこの豪華列車が気になったようです。
彼は親戚の結婚式でパタヤに行くとのこと。お互いの道中の無事を祈り、彼と別れました。

さあ、今日はバンコク観光です。
日本のブルートレインに乗れなかったのは残念ですが、気を取り直してバンコクの町に繰り出しましょう。
私は荷物預り所に行って70バーツでスーツケースを預け、チャオプラヤ川の水上バス乗り場へと向かいました。


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