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タイ旅行記の第21回です。
2015年の1月にタイに行ってきました。
6日目はアユタヤ観光です。1767年のビルマ軍による侵攻により破壊されたかつての大寺院、ワット・マハータートを見学しました。

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■ 6日目 2015年1月22日 木曜日

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タイ旅行の最終日は現地ツアーに参加し古都アユタヤを観光しています。
今回の目的地はアユタヤの中心部にあるワット・マハータート寺院です。

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ワット・マハータートは14世紀に建てられた大寺院です。
建立当時は境内中央に高さ50メートルの輝く仏塔があり、その東西に礼拝堂と仏堂があったとされています。
しかし1767年にビルマ軍による侵攻による徹底的に破壊され、現在は建物の土台部分のみが残る廃墟になってしまいました。

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かつての大寺院の栄枯盛衰を感じさせる廃墟です。早速敷地に入ってみましょう。

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日本語で書かれた注意書き。
「仏塔に登らないでください」
「顔のない仏像の上に、自分の顔を置いて写真を撮るようなことをしないでください」
「仏像の台に登らないでください」
などと書かれています。
日本語以外の各国語でも同じような注意書きがありました。

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レンガ造りの仏塔が並んでいます。

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かつて礼拝堂だったらしい建物の土台部分。

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2階建ての建物もあったのでしょう。大きな壁だけが残っています。

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立派な菩提樹がありました。

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ビルマ軍によって切り落とされた仏像の首が、長い年月をかけて菩提樹の根に取り込まれてしまったのです。
仏様にとって不敬とならないよう、写真を撮るときは仏像よりも高い目線にならないよう、座って写真を撮らなければなりません。

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とても神秘的な光景です。

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この仏像は破壊されずに残ったのでしょうか。

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仏塔を背に座る仏像。

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首がない仏像。仏像の頭部に金箔がたくさん貼られていたため、ビルマ軍が財宝として持ち去ってしまったのです。

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ワット・マハータートは1956年にタイ政府による発掘作業が行われ、17メートルの地下深くから数々の黄金仏や宝飾品などが発見されました。
残念ながら発掘品はここにはなく、チャオ・サン・プラヤー国立博物館に展示されています。

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ワット・マハータートの中心部に向かって歩みを進めます。

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中央にあるのはかつての巨大な仏塔の遺跡です。

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破壊される前はさぞ壮麗な寺院だったのでしょう。

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仏塔を取り囲むように配置された頭のない仏像。

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戦争の傷跡が痛々しいです。

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敷地は非常に広いです。ビルマ軍に破壊される前のワット・マハータートがどんな姿だったのか、CGで見てみたいです。

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下半身と胴体の一部しか残っていない仏像。


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レンガ造りの小さな仏塔が並んでいます。

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レンガの壁と仏像群。

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仏塔の奥にも大きな建物の遺跡がありました。

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かつてはどんな姿だったのでしょう。

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仏塔の周囲を歩きます。

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仏塔を見上げます。階段があるものの、立ち入り禁止です。

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建物の一部でしょうか。

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通路の門だけが残っています。

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比較的原形をとどめた仏塔。

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土台と柱の一部だけが残っています。かつてはお坊さんたちの祈りの場だったのでしょう。

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諸行無常ですね。

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仏塔は非常に複雑な形をしています。

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仏塔の上部も金箔により装飾されていたためビルマ軍によって持ち去られました。

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ガイドさんの説明を聞きながら、仏塔の周囲をゆっくり歩きました。

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頭のない仏像。

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頭の部分だけが無造作に放置されていました。

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斜めになった仏塔。
戦争の痛ましさを強く感じましたが、金ぴかな寺院より、こうした遺跡のような寺院の方が自分としてはそそられます。

次回もアユタヤ観光です。

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