
ノルウェー旅行記の第3回です。
3日目はノルウェーのフィヨルド観光の玄関口となる港町、ベルゲンを観光します。
ベルゲンの港町の魚市場はとにかく物価が高い!
そしてかつて活躍した商人の館を見学しました。
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■ 3日目 2015年8月9日 日曜日

ノルウェー旅行記も3回目にしてようやくノルウェー観光です。
まずはノルウェー西部の港町ベルゲンを歩きましょう。
ベルゲンは人口24万人。ノルウェーで2番目に大きな町です。
フィヨルド特有の入り組んだ海岸線の入り江にあり、天然の良港として栄えました。
1070年にオーラヴ・ヒッレ王によって建設され、1217年から1299年まではノルウェーの首都となり、その後ドイツのハンザ商人たちが商館を建て、ノルウェーの交易の中心都市として発展していきました。
ハンザ商人たちはリューベック、ハンブルク、ブレーメンといった北ドイツの都市を中心にハンザ同盟を作り上げ、北海などスカンジナビア半島沿岸まで広がっていきました。
ベルゲンは13世紀以降ハンザ同盟の中核都市となり、ノルウェー海の海産物の交易で大いに栄えました。
ハンザ同盟の衰退後も交易都市として栄え、1830年代にオスロがノルウェーの首都となるまではノルウェー最大の都市でした。
現在のベルゲンは漁業、商業、観光業が盛んな港湾都市であり、2004年にはアメリカのタイム誌がヨーロッパの14の隠れた首都の一つとして選んでいます。
ベルゲンはフィヨルド観光の玄関口であるだけでなく、世界遺産の木造建築群であるブリッゲンなど多くの観光資源があり、世界中から観光客が訪れています。

時刻は11時半。ホテルにスーツケースを預け、ベルゲン観光を始めましょう。
商店が並ぶ道を歩き、港まで向かいます。
日曜日なのでほとんどの店が閉まっていました。

目抜き通りも人通りが少なく、がらんとしています。

新市街の中心付近。よくわからないモニュメントがあります。

この坂を下ればベルゲンの港です。

何のモニュメントでしょう。第二次世界大戦関係でしょうか。

丘の上にはヨハネス教会が建っています。

500ミリのペットボトルの広告が貼ってありましたが、お値段は1本20クローネ。
1クローネは空港では17円でした。ということは1本340円!
高い!高すぎる!

こちらはピザの店の広告。
右の広告ではピザと1.5リットルの飲み物で199クローネ。
なんと3383円です!日本宅配ピザより高い!
ピザ単品では119クローネ。2023円!
サラダも119クローネ。2023円。
サラダ1品ごときで2000円以上も払わされるなんて!
ノルウェーの物価の高さには驚かされます。
それもそのはず、ノルウェーは世界のビックマックの価格ランキングで堂々の世界2位。
食品には15%、それ以外には25%の付加価値税がかかるのです。ちなみに日本のビックマックの価格ランキングは33位です。
こりゃ、気楽にレストランなんて行けませんね。今回の旅行はあまりグルメ的な期待をしない方がよさそうです。

港に出ました。4人組が演奏しています。

まずは観光案内所に行きましょう。
ベルゲンカードというものを買うと観光施設のほとんどとトラムの乗車がタダになります。
物価が高いノルウェーですから、少しでも節約しなければなりません。

観光案内所は非常に混雑していました。番号札を取ろうと発券機に近づくと係員が「まず用件を聞くから並べ」と言ってきました。番号札を取るところからもう行列です。
列に並び、係員に「ベルゲンカードを買いたい」と告げ548番の番号札をもらいます。今542番ですからまだ先ですね。観光案内は違う番号で呼ばれるようでした。
カウンターに並ぶとイタリア人が揉めています。番号が飛ばされたとか呼んだのに来ないとか、そういう話のようです。
10分ほど並び、24時間友好のベルゲンカードを200クローネで購入。3400円です。高いですね。

ベルゲンカードを無事購入し、今度はベルゲン港の魚市場にやってきました。

観光客向けの屋台が並び、おいしいシーフードが食べられるのですが、その値段が恐ろしいほど高いのです。
お皿の横の値段を見てください。
手前のエビとパンの皿が175クローネ。24ユーロもしくは35ドル。日本円で3000円弱。
しかも35ドルは日本円にして4340円ですよ。当時のレートは1ドル124円ですから。ぼったくりもいいところです。
何かのフライの皿は155クローネ。21ユーロ、31ドルです。日本円で2635円。米ドル換算だと3844円。
奥の皿はなんと285クローネ。1皿4845円です。どこの高級店でしょうか。

隣の屋台もすごい。
肉やサーモンの盛り合わせが285クローネです。米ドルで払うと57ドルですよ。
米ドル価格を日本円に換算すると7,068円。バカじゃねーの?!
何だよその値段!銀座で寿司でも食べるのか!

新鮮なエビもこのお値段。

市場のお兄さんは熱心に売り込んでいますが・・・。

このお店はご丁寧に写真付きです。
どのお皿も2500円以上。皿の大きさと値段があまりにも不釣り合いです。

正直言って、それほどおいしそうには見えません。
釧路の漁港で食べた海鮮丼3000円は納得のお値段ですが、こんな貧弱な皿1枚で3000円越えはないでしょう。
食欲がなくなってしまいました。

果物なども売られていますが、とにかく高い。

あそこで食事するなんてとても無理です。そそくさと退散しました。
お店に入ってもきっとお高いのでしょう。

幸いまだお腹は空いていません。観光を続けます。

港周辺には立派な建物が並びます。

港に面した建物の1階にはお土産屋などが入っていました。

その一角にあるハンザ博物館に入ってみましょう。
1704年に建てられた商館を利用した建物で、ドイツのハンザ商人の暮らしについての展示があります。
ベルゲンカードは使えず、入場料として90クローネ取られました。1530円です。
日本語のしっかりとしたパンフレットがありましたので、読みながら見学しましょう。

1階は倉庫や作業部屋があり、写真パネルなど様々な展示物が展示されています。
ベルゲンの貿易品はなんと言っても干しダラであり、北国タラ船から水揚げされたタラはこの部屋で仕分けされ、加工されました。

ベルゲンの町は何度も大火事に遭いました。ハンザ博物館の建物も1702年の大火の被害を受け、その後再建されたものです。

商取引に使われた黒板。

1700年代の商人たちについての展示があります。

2階は倉庫の他に応接間やハンザ商人たちが暮らした部屋が再現されています。

色遣いが独特ですね。

応接間。

執務室にある机。番頭がここで帳簿をつけていたのでしょう。

食堂に置かれた食器類。

かつてのハンザ商人たちが食卓を囲んでいた場所です。

中世の商人たちの暮らしが良く分かりますね。

3階には見習い商人たちの居室があります。ベッドがとても狭いです。

北欧人は大きいですから、この大きさでは頭がつかえてしまうのでは。

カラフルなトランクがありました。

番頭部屋の机。窓に面しています。

番頭の部屋は落ち着いた雰囲気です。

かつてのベルゲンの絵。

ハンザ博物館は思ったよりも楽しめましたね。
30分ほど見学し、12:45に外に出ました。
次回もベルゲン観光です。
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ノルウェー旅行記も3回目にしてようやくノルウェー観光です。
まずはノルウェー西部の港町ベルゲンを歩きましょう。
ベルゲンは人口24万人。ノルウェーで2番目に大きな町です。
フィヨルド特有の入り組んだ海岸線の入り江にあり、天然の良港として栄えました。
1070年にオーラヴ・ヒッレ王によって建設され、1217年から1299年まではノルウェーの首都となり、その後ドイツのハンザ商人たちが商館を建て、ノルウェーの交易の中心都市として発展していきました。
ハンザ商人たちはリューベック、ハンブルク、ブレーメンといった北ドイツの都市を中心にハンザ同盟を作り上げ、北海などスカンジナビア半島沿岸まで広がっていきました。
ベルゲンは13世紀以降ハンザ同盟の中核都市となり、ノルウェー海の海産物の交易で大いに栄えました。
ハンザ同盟の衰退後も交易都市として栄え、1830年代にオスロがノルウェーの首都となるまではノルウェー最大の都市でした。
現在のベルゲンは漁業、商業、観光業が盛んな港湾都市であり、2004年にはアメリカのタイム誌がヨーロッパの14の隠れた首都の一つとして選んでいます。
ベルゲンはフィヨルド観光の玄関口であるだけでなく、世界遺産の木造建築群であるブリッゲンなど多くの観光資源があり、世界中から観光客が訪れています。

時刻は11時半。ホテルにスーツケースを預け、ベルゲン観光を始めましょう。
商店が並ぶ道を歩き、港まで向かいます。
日曜日なのでほとんどの店が閉まっていました。

目抜き通りも人通りが少なく、がらんとしています。

新市街の中心付近。よくわからないモニュメントがあります。

この坂を下ればベルゲンの港です。

何のモニュメントでしょう。第二次世界大戦関係でしょうか。

丘の上にはヨハネス教会が建っています。

500ミリのペットボトルの広告が貼ってありましたが、お値段は1本20クローネ。
1クローネは空港では17円でした。ということは1本340円!
高い!高すぎる!

こちらはピザの店の広告。
右の広告ではピザと1.5リットルの飲み物で199クローネ。
なんと3383円です!日本宅配ピザより高い!
ピザ単品では119クローネ。2023円!
サラダも119クローネ。2023円。
サラダ1品ごときで2000円以上も払わされるなんて!
ノルウェーの物価の高さには驚かされます。
それもそのはず、ノルウェーは世界のビックマックの価格ランキングで堂々の世界2位。
食品には15%、それ以外には25%の付加価値税がかかるのです。ちなみに日本のビックマックの価格ランキングは33位です。
こりゃ、気楽にレストランなんて行けませんね。今回の旅行はあまりグルメ的な期待をしない方がよさそうです。

港に出ました。4人組が演奏しています。

まずは観光案内所に行きましょう。
ベルゲンカードというものを買うと観光施設のほとんどとトラムの乗車がタダになります。
物価が高いノルウェーですから、少しでも節約しなければなりません。

観光案内所は非常に混雑していました。番号札を取ろうと発券機に近づくと係員が「まず用件を聞くから並べ」と言ってきました。番号札を取るところからもう行列です。
列に並び、係員に「ベルゲンカードを買いたい」と告げ548番の番号札をもらいます。今542番ですからまだ先ですね。観光案内は違う番号で呼ばれるようでした。
カウンターに並ぶとイタリア人が揉めています。番号が飛ばされたとか呼んだのに来ないとか、そういう話のようです。
10分ほど並び、24時間友好のベルゲンカードを200クローネで購入。3400円です。高いですね。

ベルゲンカードを無事購入し、今度はベルゲン港の魚市場にやってきました。

観光客向けの屋台が並び、おいしいシーフードが食べられるのですが、その値段が恐ろしいほど高いのです。
お皿の横の値段を見てください。
手前のエビとパンの皿が175クローネ。24ユーロもしくは35ドル。日本円で3000円弱。
しかも35ドルは日本円にして4340円ですよ。当時のレートは1ドル124円ですから。ぼったくりもいいところです。
何かのフライの皿は155クローネ。21ユーロ、31ドルです。日本円で2635円。米ドル換算だと3844円。
奥の皿はなんと285クローネ。1皿4845円です。どこの高級店でしょうか。

隣の屋台もすごい。
肉やサーモンの盛り合わせが285クローネです。米ドルで払うと57ドルですよ。
米ドル価格を日本円に換算すると7,068円。バカじゃねーの?!
何だよその値段!銀座で寿司でも食べるのか!

新鮮なエビもこのお値段。

市場のお兄さんは熱心に売り込んでいますが・・・。

このお店はご丁寧に写真付きです。
どのお皿も2500円以上。皿の大きさと値段があまりにも不釣り合いです。

正直言って、それほどおいしそうには見えません。
釧路の漁港で食べた海鮮丼3000円は納得のお値段ですが、こんな貧弱な皿1枚で3000円越えはないでしょう。
食欲がなくなってしまいました。

果物なども売られていますが、とにかく高い。

あそこで食事するなんてとても無理です。そそくさと退散しました。
お店に入ってもきっとお高いのでしょう。

幸いまだお腹は空いていません。観光を続けます。

港周辺には立派な建物が並びます。

港に面した建物の1階にはお土産屋などが入っていました。

その一角にあるハンザ博物館に入ってみましょう。
1704年に建てられた商館を利用した建物で、ドイツのハンザ商人の暮らしについての展示があります。
ベルゲンカードは使えず、入場料として90クローネ取られました。1530円です。
日本語のしっかりとしたパンフレットがありましたので、読みながら見学しましょう。

1階は倉庫や作業部屋があり、写真パネルなど様々な展示物が展示されています。
ベルゲンの貿易品はなんと言っても干しダラであり、北国タラ船から水揚げされたタラはこの部屋で仕分けされ、加工されました。

ベルゲンの町は何度も大火事に遭いました。ハンザ博物館の建物も1702年の大火の被害を受け、その後再建されたものです。

商取引に使われた黒板。

1700年代の商人たちについての展示があります。

2階は倉庫の他に応接間やハンザ商人たちが暮らした部屋が再現されています。

色遣いが独特ですね。

応接間。

執務室にある机。番頭がここで帳簿をつけていたのでしょう。

食堂に置かれた食器類。

かつてのハンザ商人たちが食卓を囲んでいた場所です。

中世の商人たちの暮らしが良く分かりますね。

3階には見習い商人たちの居室があります。ベッドがとても狭いです。

北欧人は大きいですから、この大きさでは頭がつかえてしまうのでは。

カラフルなトランクがありました。

番頭部屋の机。窓に面しています。

番頭の部屋は落ち着いた雰囲気です。

かつてのベルゲンの絵。

ハンザ博物館は思ったよりも楽しめましたね。
30分ほど見学し、12:45に外に出ました。
次回もベルゲン観光です。
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(笑)