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ノルウェー旅行記の第12回です。
世界的に有名な登山鉄道であるフロム鉄道に乗り、フィヨルドの港フロムから標高886メートルのミュルダールまでの絶景を堪能しました。

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■ 4日目 2015年8月10日 月曜日


いよいよ世界的に有名な登山鉄道であるフロム鉄道に乗車し、フィヨルドの港フロムから標高865メートルのミュルダールへと向かいます。

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15:50に列車が到着。客車は5両ありますが、3両は団体専用なので一般客が乗れるのは2両だけです。
眺めがよいとされる進行方向左側の窓際をゲットするべく、急いで乗り込みました。

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なんとか進行方向左側の窓際をゲット。向かい合わせの席の私の前に座った男性が「この席は窓が開くし、写真がたくさん撮れていいよね」と声をかけてきました。
そうなのです。この客車、窓が開かない席が多いのです。ラッキーでした。
ちなみに私の隣は中国人の子供。親は後ろの席に座っています。
ピンクのド派手な服ですが、すべてプラダなどのブランド物。きっと私の何倍も金持ちなのでしょう。

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16:05に発車しました。
終点ミュルダールまでは約1時間。海沿いから標高865メートルまで一気に登ります。
各駅停車なのですべての駅に止まります。ルンデン駅は小さな駅でした。

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素晴らしい景色です。
フロム鉄道はオスロとベルゲンを結ぶベルゲンセンとソグネフィヨルド沿岸地域を結ぶために1940年に開通しました。
全長は約20キロ。素晴らしい景色は世界的に有名で、フロム鉄道はノルウェーで3番目に観光客が多く訪れる場所となっているそうです。

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フィヨルドに流れ込む川に沿って走ります。

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カーブする列車。

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滝が見えます。

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ダルスボトン駅。小屋しかありません。標高は200メートルです。

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急峻な谷間を進みます。

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川の流れも急になってきました。

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フィヨルドの方向を眺めます。

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自然が織りなす造形美。美しいです。

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だんだん標高が上がるにつれ、木が少なくなってきました。

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山の上から流れ落ちる一本の滝。

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ベーレクヴァムに停車します。標高345メートル。

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車内の案内画面に路線図が映し出されていました。このあたりからトンネルが増えてきます。

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フロム行きの列車とすれ違いました。

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あまり客がいません。今フロムに行っても泊まるしかありませんからね。

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ハイキングしている人がいました。

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急流です。

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ブロムヘッラー駅に停車しました。小さな小屋があるだけの駅です。標高450メートル。

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だんだん天気が良くなってきましたね。
川があって山があって、景色がとても良いです。

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列車は川沿いを走ります。

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8月だというのに雪が残っています。

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景色が険しくなってきました。

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これは絶景。切り立った崖と、雪を抱いた山です。

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つづら折りの道と滝が見えます。

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凄い道ですね。

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列車はトンネルの途中で停車。なにやら滝の音がします。
皆降りているので、私も降りました。

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凄い滝だ!これがショース滝で、フロム鉄道の目玉です。

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水量がものすごいです。水しぶきが飛んできます。

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水しぶきと風がすごい!まるで台風のようです。

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ここはショースフォッセン駅。標高669メートル。
ショース滝を見学するために設けられた駅です。道路は通じておらず、鉄道でしかこの滝に行く手段はありません。

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水しぶきに負けず、写真を撮ります。

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音楽が流れてきました。滝の横で赤い服を着た女性が踊っています。

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この演出にはどんな意味があるのでしょう。なぜ踊る必要があるのか。
正直言ってノルウェー人のセンスがよくわかりません。

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巨大な滝と、踊る女性。

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よくわからない演出です。

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びしょびしょになってしまいました。そろそろ出発です。

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最後にもう一枚。

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トンネルを抜けると山の中です。

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カーブを走る列車。

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湖が見えてきました。

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先ほど通った駅が見えます。列車は坂に弱いですから、高度を稼ぐためこの辺りは線路がUターンしているのです。

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完全に山の上の景色ですね。

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駅が見えてきました。間もなく終点のミュルダールです。

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17:08に終点ミュルダールに到着。ベルゲン〜オスロ線に乗り換えとなります。
1時間の旅はあっという間でした。

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急こう配を登るための機関車。前と後ろに連結されています。

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フロム鉄道の客車。途中駅と標高が書かれています。

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標高866メートル。1時間で900メートル近くも登ったことになります。

次回はベルゲン急行に乗りノルウェーの首都オスロへと向かいます。

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