9260

ノルウェー旅行記の第14回です。
5日目はノルウェーからスウェーデンの首都ストックホルムへ。
早朝のオスロ駅を出発し、特急列車で国境を越えました。

にほんブログ村 千葉ロッテマリーンズ
  
プロ野球・人気blogランキング

■ 5日目 2015年8月11日 火曜日

DSC09256

朝5時に起床。今日は隣国スウェーデンの首都ストックホルムに移動します。
昼間はストックホルムを観光し、夕方に欧州最北端の駅であるナルビクに向かう夜行列車に乗車。スカンジナビア半島を北極圏まで北上します。
ストックホルムとナルビクを結ぶノールランストーグ号は子供のころ宮脇俊三氏の本を読んでいらいずっと乗りたかったのです。

オスロからストックホルムまでは飛行機で1時間。鉄道だと直通特急で5時間かかります。
飛行機移動が一般的ですが、飛行機の場合出発の1時間前には空港に到着する必要がありますし、ホテルから空港までの移動にも時間がかかります。
トータルで考えれば1時間程度の差ですし、景色が見られて移動が楽な鉄道移動は選択肢として十分魅力的でしょう。
私が乗る列車は朝5:44にオスロ中央駅を出発し、ストックホルム中央駅に10:46に到着します。

DSC09254

朝5時半のオスロ中央駅前。人は少ないですが、北欧の夏の朝だけあってもう明るいです。

DSC09258

オスロ駅の発車案内版を見上げます。目当ての列車は16番線から発車するようです。
切符はスウェーデン国鉄のホームページからインターネットで購入可能。
しかしなぜか日本のクレジットカードが使えず、PayPalを使って決済しました。

DSC09259

売店でサンドイッチを買いホームへ。

DSC09260

ストックホルム行き特急列車はスウェーデン国鉄の車両です。
グレー一色のお洒落な外観ですね。

DSC09262

オスロまでの切符は奮発して1等車です。1等車は2両連結されていますが、私が乗った車両の乗客は私一人でした。

DSC09263

1等車なので水やお茶が飲み放題。お菓子や果物もあります。

DSC_6687

時間通りにオスロ中央駅を出発。
すぐに愛想のいいおばさん車掌がやってきました。
切符を見せると「切符には朝食が含まれています。あと10分ほどでお持ちします」とのこと。
朝ご飯があるとは知りませんでした。サンドイッチを買う必要はなかったですね。

DSC_6691

オスロを少し離れただけでのどかな風景が広がっています。

DSC_6693

朝ご飯が来ました。パン、チーズ、ゆで卵、ヨーグルト、リンゴジュースなどで、あまり量は多くありません。
そして気になるのは謎の青いチューブ。KALLESと書いてあります。
歯磨き粉のようですが、車掌に聞くとゆで卵につけて食べるようです。
早速チューブから謎のペーストを出して卵につけて食べると強烈にうまい!
このチューブの中身はたらこのペーストでした。日本のおにぎりの明太マヨに近い味で、かなりしょっぱいです。
これが本当にゆで卵と合います。実はゆで卵はあまり好きではないのですが、おいしく食べてしまいました。感動です。

DSC_6695

列車は田園地帯を走ります。どうやらノルウェー国内はノンストップのようです。

DSC_6697

畑の中の小さな家。

DSC_6700

立派な駅舎です。

DSC_6701

素晴らしい景色ですが、昨日のベルゲン急行の景色を見てしまうとあまり感動しませんね。

DSC_6707

国境を越えてスウェーデンに入りました。ARVIKAという駅に停車します。
ガラガラだった1等車にもお客さんが10人以上乗ってきました。

DSC_6708

スウェーデンのカッコいい通勤電車。

DSC_6709

速そうな外観です。

DSC_6713

沿線は湖が多いです。

DSC_6720

この駅にも通勤電車が止まっていました。

DSC_6723

みずみずしい景色です。

DSC_6724

古びた客車列車が止まっていました。

DSC_6728

花壇がきれいな駅。

DSC_6729

駅舎からホームへは線路を直に渡る駅です。

DSC_6730

今日は曇り時々雨の予報。残念ながら天気はあまり良くありません。
景色を眺めていると車掌がやってきました。
「昼ご飯は何時にお持ちしますか?」
昼ご飯?11時前に到着するのに?

DSC_6734

朝だけでなく昼ご飯もあるとは知りませんでした。売店で買ったサンドイッチも食べたので腹は減っていませんが、せっかくですから食べましょう。
昼は結構本格的で、魚の煮物とベイクドポテト。車掌が「熱いから気を付けて」と言われながらトレーを受け取り、さっそく食べてみます。結構おいしかったですね。

DSC_6735

貨物列車が止まっています。

DSC_6740

2階建ての通勤電車。グレー一色の塗装は味気ありません。昔の東武鉄道のようです。

DSC_6745

絵葉書のような光景がありました。

DSC_6748

ストックホルムが近づくにつれ、大きな町が増えてきました。

DSC_6750

カトリンホルムという駅です。

DSC_6751

レンガ造りの駅舎。

DSC_6754

ストックホルム市街に入りました。間もなく終点です。

DSC_6758

ストックホルムは海沿いにあります。旧市街の美しい町並みが見えました。

DSC_6761

いいですね。あとで行ってみましょう。

DSC_6765

港にある歴史的な灯台。

DSC09266

オスロから5時間。ほぼ定刻の10:46にストックホルム中央駅に到着しました。
ナルビク行きの夜行列車は夜ですから、それまでストックホルムを観光しましょう。


次の旅行記へ 前の旅行記へ ノルウェー旅行記目次へ