鴨川で行われている秋季キャンプ。11月5日は紅白戦でした。

乱打戦となり、14対7で白組が勝利。大嶺翔が2本のタイムリースリーベーヒットを含む4安打5打点。平沢が三安打猛打賞。三家、細谷、井上、加藤がホームランを放っています。本塁打を放っています。

しかしピッチャーは崩壊模様。
大嶺はストレートに威力が無く失点を重ね、1軍リリーフ陣の松永、益田、有吉は連打を食らって失点。来年が心配です。ルーキーの種市も3連続四球と制球難を露呈してしまいました。
阿部は抑えたものの決め手に欠け、高野、宮崎、チェン、南、安江もいまいち。
東條と成田は2イニング抑えましたからまあまあでした。

一方、投手陣は紅組が大嶺祐投手・南投手・阿部投手・高野投手・宮崎投手・種市投手・安江投手。白組はチェン投手・松永投手・益田投手・有吉投手・東條投手・成田投手が登板。日々のキャンプで体力的に追い込みをかける最中の投球となりましたが、南投手は1回3者凡退。阿部投手は1回無失点。東條投手と成田投手は2回無失点の投球を見せました。
投手陣のテコ入れは急務ですね。速球派の中継ぎ外国人投手の獲得が待たれます。


井口マリンガン!ロッテ初紅白戦で両軍合わせ27安打21得点(スポニチ)
新マリンガン打線への第一歩を踏み出した。千葉・鴨川で秋季キャンプを行っているロッテは5日、井口資仁新監督(42)就任後、初めての実戦となる紅白戦を行った。打撃陣は両軍合わせて27安打で21得点と活発。今季限りで現役を引退し、指揮を執る井口監督は「攻撃的野球」を掲げており、打撃強化に取り組んでいる成果が早くも表れた。

 10年から実施している秋季鴨川キャンプ史上最多となる5500人が集まった井口新監督の「初陣」。テレビ収録で訪れたKAT―TUNの亀梨和也が始球式を務めて花を添えただけでなく、野手陣も祝砲を撃ち続けた。4本塁打を含み、両軍合わせて27安打21得点。42歳の若き指揮官は「取り組んできたことが形として出た。なかなかシーズンでもこれだけ点が取れることはない」と満足そうに初の実戦を振り返った。

 一人一人が力強いスイングを披露した。5回に紅組の4番・井上が追い込まれてからの直球をバックスクリーンに叩き込み「練習の成果が出せた一本だった」と納得の表情だ。正遊撃手を狙う平沢は2本の長打を含む3安打。「まだまだ継続して振っていかないと」と話すが、一定の手応えをつかんだ様子だ。

 井口監督が求めるのは、球威に負けない打撃。逆方向への強い打球を持ち味とし、日米通算2254安打を放った自身のスタイルでもある。ダイエー(現ソフトバンク)時代に教えを受けた金森新打撃コーチとともに改革を断行。同コーチの提案でキャンプではボールを置いた状態からのロングティーを重点的に課す。全体練習後に、野手陣は一斉に2秒間隔で打ち続ける。体の内側からバットを出し、下半身主導で体を回転させる力強いスイングを秋の間に根付かせるつもりだ。

 積極的な走塁もテーマのひとつ。指揮官は就任以来「アウトになってもいいから、どんどん先の塁を狙おう」と呼び掛ける。白組の5番・大嶺翔が5回に右中間の打球で三塁打にするなど効果が出始めている。強いスイングと走塁意識。最下位からの巻き返しへ「攻撃的野球」の土台づくりは着々と進んでいる。


ロッテ平沢、金森打撃塾効果だ!3つの教えで猛打賞(ニッカン)
来季3年目の飛躍を期すロッテ平沢大河内野手(19)が5日、井口資仁監督体制“初戦”で結果を残した。千葉・鴨川での秋季キャンプで紅白戦が行われ、平沢は紅組の「7番遊撃」で出場。右翼線二塁打、左越え三塁打、中前打と3安打の固め打ち。試合は7−14で敗れたがレギュラー取りを猛烈にアピールした。

 今オフ就任した金森打撃コーチの指導の下、(1)下半身始動(2)バットを遠回りさせず体の回転で打つ(3)球を引きつけて後ろの手で押し込む、というスイングを練習中。平沢は「まだまだやらなきゃいけない、振らなきゃいけない。来年に向けてもっとやっていきたい」と謙虚だが、10年から始まった鴨川秋季キャンプ史上最多動員となる5500人の観衆は成長を続ける若武者に大きな拍手を送った。

 ただ、遊撃定着が期待される守備ではミスが。8回に三遊間の打球をさばいた際、一塁への送球がそれて打者を生かしてしまった。井口監督は「1個、スローイングで暴れているところがあった。スキを見せないプレーをしてもらわないと。藤岡(裕大内野手=24、トヨタ自動車)も入ってきますし。本人がどれだけ自覚してやってくれるか」と注文をつけた。それこそが期待の表れだった。



外野挑戦中のロッテ大嶺翔、紅白戦で4安打5打点(ニッカン)
千葉・鴨川で行われている秋季キャンプで外野の守備に挑戦しているロッテ大嶺翔太内野手(26)が5日、紅白戦で大暴れした。

 大嶺翔は白組の「5番遊撃」で出場。四球、右前打、右中間三塁打、右中間三塁打、左前打と4打数4安打の固め打ち。1人で5打点、2得点をマークし、14−7の勝利に貢献した。

 もともと速いボールを打つことが課題だったが、この日の4安打はすべて速球。井口資仁監督も本塁打を打った井上晴哉内野手(28)らとともに、大嶺翔の名前を挙げて、順調な調整ぶりをたたえた。

 この日は遊撃でプレーした大嶺だが、キャンプでは外野の練習にも加わる。まだ自分の外野グラブを持っておらず、同僚の清田に借りている状況だ。

 それでも「最初、外野と言われた時はショックでしたけど、試合に出られるチャンスをいただいたと良い方向で考えたい。今年はキャッチャーとピッチャー以外、全部あると思います。打てれば、どこかしらでチャンスが巡ってくる。そこに食い込んでいけばチームとしてもプラスになる」と意欲を見せていた。