2016年の8月に韓国の釜山でロッテ・ジャイアンツの試合を観戦してきました。
最近日本でも知られだした台湾の応援は韓国野球の影響を強く受けていると言われています。
韓国野球の応援はいったいどのようなものなのでしょうか。
3回目はロッテジャイアンツの本拠地である釜山・社稷球場のロッテジャイアンツミュージアムの中身、試合の模様などをお伝えします。
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さて、釜山での野球観戦旅行は今日が2日目。試合は18時からですから日中は鉄道旅行と観光をしてみましょう。
昨日買った切符を手に、釜山の第二のターミナル駅である釜田駅に向かいました。
釜田駅から東海南部線に乗り慶州を経由し東大邱へ、その後京釜線に乗り換え釜山に戻ります。
東海南部線は朝鮮半島の南端の海沿いを走り、景色が良いという話です。普通列車は全廃され、特急などの優等列車のみとなっています。
私が乗ったのは釜田駅7：45発の東大邱行きムグンファ号。急行列車ですが、釜山の市街地を抜けるとほぼすべての駅に停車し、東大邱着は10：50です。
海沿いを走るのですが、あまり海は見えません。景色も日本の田舎と同じような景色で、正直期待外れでした。景色を見る客はほとんどおらず、皆カーテンを閉めてしまっています。
東大邱から特急列車に乗り換えて、13時ごろに釜山に戻ってきました。
友人と合流し、釜山の魚市場であるチャガルチ市場へ。
観光客が多いです。
水産センターの中へ。魚屋がたくさんあります。2階に上がれば刺身などの魚料理を食べることもできます。
タコをごま油で和えたもの。これはおいしいのですが、刺身はパサパサで美味しくありませんでした。
店のおばさんの態度が偉そうでしたし、お値段もこれだけで1人5000円とぼったくりです。
日本人専用のお値段なのでしょうか。正直釜山のチャガルチ市場への印象は良くありません。
ここで魚を食べるなら房総で食べた方がよっぽど安くておいしいです。
後から知った話ですが、釜山のチャガルチ市場は日本人はもちろん韓国人でもぼったくり被害に遭うことがあるそうです。
気を取り直して野球観戦へ。
試合開始まで時間がありますから、社稷スタジアムに併設されたロッテジャイアンツミュージアムに行ってみました。
韓国のロッテジャイアンツのマスコットのはずですが、千葉ロッテマリーンズのマスコットのデザインと全く同じですね。
ユニフォームだけ変えています。
マスコットやロゴの変遷。
ロッテジャイアンツはかつて強かったのですが、ここ数年は低迷しています。
ユニフォームの変遷。かつては日本のロッテオリオンズとほぼ同じでした。
マリーンズの旧ビジターユニに似たものを使用していた時期もあります。現在は左の2つが使われています。
ベンチの模型。千葉ロッテマリーンズにもマリーンズミュージアムがありましたが、今年無くなってしまいましたね。
17時なったので球場に入りました。土曜日の夕方で試合開始1時間前ですが、客は少ないです。
応援の音響をコントロールする機材があります。
試合開始。3塁側ではSKワイバーンズのファンが固まって応援しています。
今日の席は前から3列目。後ろを振り返りました。
ＳＫワイバーンズの先発投手はアンダースローです。
チアガールが踊っています。
最前列はフェンスが邪魔なのと角度が無いのとで観戦には向きません。スタンド上段の空いている席に移動しました。
今日も応援団長はファンを盛り上げます。
今や韓国だけではなく台湾でも主流となった音楽を流しての応援。日本もこうなっていくのでしょうか。
イニング間のダンス。
ロッテジャイアンツの先発。ロッテジャイアンツは序盤に2点を奪ったのですが、6回表に2点を失い同点に追いつかれました。
暗くなると観客が増えてきます。
今日も代打でオデブの長距離砲チェ・ジュンソクが登場。観客が盛り上がりました。
お腹が大きいです。
スイングは鋭いです。
SKワイバーンズの助っ人外国人。ショートを守るパラデスと言った雰囲気です。
チアガールが登場。
若者が多いスタンドは盛り上がりが激しいです。
ゴミ袋を頭に載せています。
チアガールがダンスしています。
近くに行ってみました。
ダンスを踊るチアガール。
明るい笑顔で観客を盛り上げます。
試合は２−２の同点のまま9回裏へ。特に見どころの無い試合ですが、テンポが悪く21時半を過ぎました。
9回裏も点を取れずに延長へ。
延長になってもファンのボルテージは下がりません。
踊るチアガール。
10回表に1点を失ってしまいました。監督が判定を巡り抗議します。
試合終了直後にスコアボードが消えてしまうので、10回裏2アウトでスコアボードを撮影。３−２でSKワイバーンズに負けました。
今日も22時半です。なんでもビデオ判定するので試合中断が多く、時間がかかってしまいます。
この日も動画を撮影しました。
ロッテジャイアンツの応援の雰囲気を感じてください。
ロッテジャイアンツのチアガール。
というわけで2試合連続試合観戦をしましたが、ロッテジャイアンツの勝ち試合は見られず。
結果は残念でしたが、ファンの盛り上がりを目の当たりにできました。
マリーンズのユニフォームを着ていると「チバロッテ！」と声をかけられますね。友好的なファンが多いのではないかと思います。
最終日。飛行機の時間まで釜山の新交通システムに乗りました。地下鉄に乗った後は、空港アクセスの釜山−金海軽電鉄に乗り、一度終点まで行ってから空港まで引き返しました。
釜山−金海軽電鉄のとある駅にあったカフェ。
ザ・六本木と書かれてます。しかも写真は南海電鉄の特急ラピートです。韓国人は日本が嫌いなのか好きなのか。
どちらでもあるのでしょうね。韓国の日本に対する複雑な感情を垣間見た気がしました。
空港にはカフェ・パスクチ！
日本へと帰りましょう。
韓国野球は応援が刺激的で、若いファンの盛り上がりが印象的でした。
ただ、野球以外は行くところに困りました。ショッピングとカジノ以外観光する場所はあまりないようです。
観光地としての魅力はあまり感じませんでした。文字が読めないので異国気分を味わうのにはいいかもしれませんが、物価は台湾の方が安いですし・・・。
まあ、野球観戦文化の違いを肌で感じられたので、その点はいい経験になりました。
