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インドネシア旅行記の第4回です。
3日目は特急列車に乗りジャカルタからスラバヤまで移動します。
10時間の長旅です。

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■ 3日目 2015年9月19日 土曜日


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インドネシア旅行は3日目。今日はジャワ島の西側のジャカルタから東側のスラバヤまで特急列車で移動します。
ジャカルタからスラバヤまでは距離にして約730キロもありますから移動の主役は飛行機。飛行機なら1時間半程度で移動できるのです。

ただ、鉄道の方が安く移動できますし、夜行列車も走っています。
私が乗る特急列車「アルゴ・ブロモ・アングレック」はジャカルタのガンビル駅を9:30に出発し、終点のスラバヤ・パサールトゥリ駅には18:30に到着します。所要9時間の長旅です。
インドネシアの列車の座席車の区分は3種類。1等車に相当するエクセフティフと、2等車に相当するビスニス、3等車に相当するエコノミです。
ジャカルタ〜スラバヤ間を走る「アルゴ・ブロモ・アングレック」はインドネシアの花形特急列車だけあって全車両が1等のエクセフティフ車両。
座席幅は広く、充電用のコンセントも完備しており、日本と変わりない乗り心地なのだそうです。
料金はジャカルタからスラバヤまで485,000ルピア。(2015年現在)。約4800円と現地の物価からすれば決して安くはありませんが、それでも飛行機よりは安いです。
ただ、運賃は距離制ではなく列車ごとに定められており、同じ区間でも列車によって運賃が違うことがあります。日本と違ってやや複雑です。

切符はインターネットを通じて予約購入していますが、自宅のプリンターで印刷したバウチャーでは乗車できません。
駅にある切符の発券機に予約番号を打ち込んで切符を出力する必要があるのです。


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さあ、ジャワ一周旅行の始まりです。
私は余裕を持って7時に起きました。今日もモリモリ朝食を食べましょう。

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ホテルのプール。朝から泳いでいる人がいます。気温は30度。今日も暑くなりそうです。

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ジャカルタの長距離列車のターミナル駅であるガンビル駅まではホテルから1キロ弱。
歩いても行ける距離ですが、ジャカルタの道路は人間が歩けるようにはできていません。タクシーに乗りましょう。
駅前の道路は片道3車線の立派な道路で右折ができず、タクシーは駅を通り過ぎ、500メートル以上先の交差点をぐるりと回って引き返しました。

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10分ほどでガンビルに到着。左手奥に駅前広場があります。
駅前に入るか聞かれましたが、目の前に入口があるのでここで降ろしてもらいました。料金は13000ルピアです。
ガンビル駅は地方都市の高架駅のような雰囲気です。とても国を代表するターミナル駅とは思えません。

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駅構内へ。両側には売店や飲食店、ATMや旅行会社などがあり賑やかです。

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駅構内。待合スペースは人であふれています。切符売り場には長蛇の列。

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早速切符を引き換えましょう。案内看板はインドネシア語のみ。内容が分かりません。

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ありました。これが切符を発見するコンピューター端末です。
タッチパネルを操作して予約番号を打ち込むと切符が出てきます。やり方は青い服を着た係員が教えてくれます。
ただ、プリンターに切符を切り取る機能が無く、印刷されたロール紙から自分の手で慎重に切り取る必要があります。
せっかくなので今日の分だけでなくスラバヤ→ジョグジャカルタなど他の日の切符も全部印刷しておきましょう。

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9時を過ぎたのでホームへ。改札は長蛇の列です。
インドネシアの鉄道は安全対策とダフ屋対策のために厳格な本人確認を行っています。
切符には氏名と身分証の番号(外国人はパスポート番号)が印字されており、改札口でパスポートを提示して本人確認を受けなければいけないのです。

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階段を登ってホームへ。ガンビル駅は島式ホームが2つあるだけ。4番線までしかありません。こんな貧弱な設備でジャワ島全土への長距離列車をさばくのですから大変です。しかも本線上にあるのでジャカルタの通勤電車が頻繁に通過していきます。
長距離列車の客と通勤電車の客の動線を完全に分離するという意味不明な制度のおかげでジャカルタの通勤電車はこの駅に止まりません。不便です。

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駅からは独立記念塔が見えます。

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最後尾の電源車両。

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さあ、「アルゴ・ブロモ・アングレック」に乗りましょう。

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スラバヤ行の車内は満席でした。冷房がかなりきつく寒いので上着を羽織ります。
看板列車だけあり、きちんと英語のアナウンスもありました。

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「アルゴ・ブロモ・アングレック」は定刻の9:30にガンビル駅を発車。列車はジャカルタのスラムを横目にゆっくりと進みます。

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汚らしいスラム街ですが、ジャカルタの現実でもあります。

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ジャカルタの通勤電車の乗換駅であるマンガライ駅を通過。
「アルゴ・ブロモ・アングレック」は9:30にガンビル駅を出るとジャワ島中部のチレボンまで2時間半止まりません。チレボン到着は12:06です。

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マンガライからしばらくは通勤電車の走行区間で、頻繁に電車とすれ違います。
元東葉高速鉄道の5000系車両とすれ違いました。色は変わっていますが、なぜか東葉高速鉄道のマークだけはそのまま残されています。

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5000系は古い電車ですが、メンテナンスが簡単なので現地ではまだまだ現役です。

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通勤電車のジャティネガラ駅も通過。この駅に止まれば乗り換えが便利になるのですが。

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ジャカルタの近郊区間。増発も限界になり、複々線工事が行われています。
工事中の線路の上を傘を差しながら優雅に歩く女性の姿が印象に残りました。

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ブカシ駅。2015年当時はこの駅が通勤電車の終点でした。日本でいえば中野駅です。最近はここからさらに西のチカラン駅まで通勤電車の運行区間が延長されています。

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都市部を外れると緑が増えてきます。

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魚の養殖をしているのでしょうか。

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水田が広がります。

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チカウム駅を通過。この駅の敷地には故障したり部品取りに使われたりして廃車となった日本の中古電車が大量に廃棄されています。
元JR、東京メトロ、東急の車両の残骸がずらりと並ぶさまはまさに列車の墓場。
驚くべきことにまだ日本では現役車両として使われている東京メトロ東西線の05系が廃車体として無残な姿をさらしているのです。

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もったいない。きちんと整備していればまだまだ走れる車両もあるでしょうに。

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やや感傷的な気分になりましたが、列車はそんなことお構いなしに明るい南国の空の下を西へと走ります。

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ローカル駅。駅員がいます。

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一面の緑。のどかな景色です。

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線路沿いに三脚を立てて列車を撮影している人がいます。インドネシアにも鉄道ファンがいるのでしょうか。

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12:18にチレボン駅に到着。7分ほど止まり、12:25に出発しました。
定刻は12:12ですから遅れは13分。遅れてはいますが、長距離列車にしてはまあまあ正確です。

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チレボン駅を発車。モスクの立派な尖塔が見えました。

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バイクがたくさん止まっています。

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インドネシアに限らず、東南アジアはバイクだらけです。

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お腹が空いたので昼ご飯にしましょう。
「ナシゴレン〜」と女性スタッフが弁当を売りに来たので買いました。35000ルピア。350円です。
ご飯と鶏肉と野菜と目玉焼き。これで350円はちょっと高いですね。
それにしても、日本のスーパーで売っていそうな弁当です。

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気になってフタを見たら日本語で「プラ」と書いてありました。やはり日本製です。

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食べ終わったので外を眺めます。やたら長いトレーラー。

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モスクが見えます。

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駅を通過。

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稲刈りが行われています。年中夏のインドネシアでは特に田植えや稲刈りの時期が決まっておらず、実り次第稲刈りをしているようです。

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田舎の小駅を通過。駅員が直立不動で列車を見送ります。

後編に続きます。

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