インドネシア旅行記の第19回です。
7日目はローカル線の旅と不思議な寺院巡り。
まずはローカル線の始発駅のあるウォノギリまで車を飛ばしました。
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■ 7日目 2015年9月23日 水曜日
インドネシア旅行も7日目。今日はジョグジャカルタと並ぶジャワ島の古都ソロからウォノギリという町まで伸びるローカル線に乗り、ソロ近郊のチュト寺院とスクー寺院を見学します。
ソロは日本でいえば奈良、ジョグジャカルタが京都で、ソロが奈良です。街の正式名称はスラカルタなのですが、旧名称のソロと呼ばれています。
ソロとウォノギリを結ぶ支線は1日2往復のローカル線で、途中に駅が4つあります。始発であるソロ・プルウォサリ駅からソロの街中を抜けるまでの区間は道路上を走る併用軌道になっており、非常に面白そうな路線です。
長らく運休していたのですが、現インドネシア大統領のジョコ氏がソロの市長だった時にインドネシア国産の気動車を投入して運行を再開させたものの、車両故障が頻発してすぐに運休してしまったいわくつきの路線です。
その路線が2015年春から運行再開となったと聞き、今回の旅のルートに組み入れました。
チュト寺院とスクー寺院はソロの街から山間部に分け入った場所にあるお寺で、隠れた人気スポットです。特にチュト寺院はエロティックな寺院として若者に人気があるそうです。
チュト寺院とスクー寺院のアクセスは非常に悪く、ソロの駅からバスに乗り、終点のターミナルでミニバスに乗り換え、最後はバイクタクシーです。
このコースを公共交通機関で回ると2日かかってしまうので、前日ボロブドゥールまでの往復の車をチャーターしたバグース・ビンタントラベルにお願いすることにしました。
朝4時にジョグジャカルタを出発し、ウォノギリ支線の終点ウォノギリからソロ・プルウォサリ駅までローカル線に乗り、ソロからは再び車に乗り込みチュト寺院とスクー寺院を回り、夜8時までにはジョグジャカルタに戻るコースです。
早朝料金などがかさみ18000円弱かかりますが、日本で1日中タクシーをチャーターするよりは安いですし、時間のない海外旅行ではお金で時間を買うことも時には大切です。
というわけで、朝3時40分に起床。ホテルのフロントでランチボックスをもらい、チャーター車が来るのを待ちました。
チャーター車は4時10分ごろに到着。バグース・ビンタン・トラベルの社長のアグスさんと、ドライバーのヨンキーさんです。
社長のアグスさんは日本語が話せ、昨日もお世話になりました。ヨンキーさんは以前川崎に住んでいたそうで、日本語が話せます。安心ですね。
真っ暗な中出発。早朝4時から朝市をやっているようで、暗いのに人が歩いています。イスラム教のアザーンが夜道に鳴り響いていました。
ジョグジャカルタ市街を抜け、一路南へ向かいます。しばらく田舎道を走るうち、だんだん道に穴が増え始めました。まっすぐ通れないので、慎重に穴ぼこをよけながら走ります。
ただ、ジョグジャカルタからウォノギリに向かう道は地図を見ると主要道のはず。あまりにも道が悪すぎます。
おかしいなと思ったら、ドライバーのヨンキーさんが「ミチヲマチガエタ」とのことでした。
来た道を戻ります。
田舎道を走るうちに、夜が明けてきました。
山の向こうから朝日が昇ってきました。
今日はきれいな朝日を拝めました。
農村の朝。いい天気です。昨日ではなく、今日ボロブドゥールに行っていたらボロブドゥールの上から朝日が拝めたのでしょう。
残念です。
私が悔しがっていると、社長のアグスさんが「またジョグジャに来てよ」と笑いながら言いました。
車を止め、しばし朝日を眺めます。
のどかな田園地帯。
今日はいいことがありそうです。
ジョグジャカルタから2時間。朝6時過ぎにウォノギリの街に入りました。
バスターミナルがあります。
大きな看板がありました。
ゴミが落ちておらず清潔で、車の通りも少ない街ですね。
社長のアグスさんも「私この町好き。のんびりしていて、町中でも清潔で過ごしやすいよ。日本みたい」とべた褒めでした。
ウォノギリの住宅街を抜けます。
ウォノギリ駅の出発時刻は8時。まだ時間があるので、町の観光名所の一つであるダム湖へと向かいました。
山道を走り、橋を渡ればダム湖です。
ダム湖の湖面に朝日が輝いています。
ウォノギリのダムは日本のODAにより建設されたそうです。
広大な湖です。
魚が捕れるのでしょう。小さな漁船が湖に浮いています。
湖畔へと続くけもの道を降りていきます。「いい景色でしょう」とアグスさん。
ちょっとした畑がありました。
釣りをしている人がいます。
釣り人に話しかけるアグスさん。
釣り人は浮き輪を膨らませています。湖の中で浮き輪で浮かびながら釣りをするのでしょうか。不思議な釣り方です。
釣り人はたくさんいました。
ウォノギリ駅へと戻ります。朝7時を過ぎ、通勤通学客を乗せた路線バスと頻繁にすれ違いました。
ウォノギリ駅に到着。ドライバーの2人と別れ、駅を探検します。
1日2往復しか走っていませんが、ホームが3面ある立派な駅です。
時刻表。ウォノギリ駅発は6時と8時。ソロのプルウォサリ駅発は10時と12時15分。昼過ぎには終わってしまいます。
夕方まで用事がある人は列車に乗れませんね。
1日2往復しか列車が来ないのに、ウォノギリ駅には駅員が3人もいました。しかも切符売り場のお姉さんがすごく美人。こんな田舎に置いておくのがもったいないですよ。都会に出ていけば大人気になるでしょう。
切符はソロまで数十円と安かったです。
ウォノギリ駅の駅舎。日本のローカル駅に似た雰囲気です。
駅の近くにはバスターミナルがありました。
インドネシアのバスはドライバーが好き勝手に塗装しておりカラフルです。
中には著作権的に怪しいドラゴンボールバスも。
エキゾチックな塗装のバスです。
バスターミナルの一角では地元の人たちが集まる市場になっていました。
のんびりした雰囲気で、とてもいいですね。
派手なバスです。
ドライバーはサッカー好きなのでしょう。
駅に戻り、ホテルでもらった朝ご飯を食べました。パンとリンゴジュース。
食べ終わってホームをうろうろしていると待合室に座っていたおばちゃんから手を振られ、どこから来たのか尋ねられました。
日本からと答えると驚いていたようでした。
駅近くの住宅街をぶらつき、駅に戻りました。
次はローカル線に乗車します。
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インドネシア旅行も7日目。今日はジョグジャカルタと並ぶジャワ島の古都ソロからウォノギリという町まで伸びるローカル線に乗り、ソロ近郊のチュト寺院とスクー寺院を見学します。
ソロは日本でいえば奈良、ジョグジャカルタが京都で、ソロが奈良です。街の正式名称はスラカルタなのですが、旧名称のソロと呼ばれています。
ソロとウォノギリを結ぶ支線は1日2往復のローカル線で、途中に駅が4つあります。始発であるソロ・プルウォサリ駅からソロの街中を抜けるまでの区間は道路上を走る併用軌道になっており、非常に面白そうな路線です。
長らく運休していたのですが、現インドネシア大統領のジョコ氏がソロの市長だった時にインドネシア国産の気動車を投入して運行を再開させたものの、車両故障が頻発してすぐに運休してしまったいわくつきの路線です。
その路線が2015年春から運行再開となったと聞き、今回の旅のルートに組み入れました。
チュト寺院とスクー寺院はソロの街から山間部に分け入った場所にあるお寺で、隠れた人気スポットです。特にチュト寺院はエロティックな寺院として若者に人気があるそうです。
チュト寺院とスクー寺院のアクセスは非常に悪く、ソロの駅からバスに乗り、終点のターミナルでミニバスに乗り換え、最後はバイクタクシーです。
このコースを公共交通機関で回ると2日かかってしまうので、前日ボロブドゥールまでの往復の車をチャーターしたバグース・ビンタントラベルにお願いすることにしました。
朝4時にジョグジャカルタを出発し、ウォノギリ支線の終点ウォノギリからソロ・プルウォサリ駅までローカル線に乗り、ソロからは再び車に乗り込みチュト寺院とスクー寺院を回り、夜8時までにはジョグジャカルタに戻るコースです。
早朝料金などがかさみ18000円弱かかりますが、日本で1日中タクシーをチャーターするよりは安いですし、時間のない海外旅行ではお金で時間を買うことも時には大切です。
というわけで、朝3時40分に起床。ホテルのフロントでランチボックスをもらい、チャーター車が来るのを待ちました。
チャーター車は4時10分ごろに到着。バグース・ビンタン・トラベルの社長のアグスさんと、ドライバーのヨンキーさんです。
社長のアグスさんは日本語が話せ、昨日もお世話になりました。ヨンキーさんは以前川崎に住んでいたそうで、日本語が話せます。安心ですね。
真っ暗な中出発。早朝4時から朝市をやっているようで、暗いのに人が歩いています。イスラム教のアザーンが夜道に鳴り響いていました。
ジョグジャカルタ市街を抜け、一路南へ向かいます。しばらく田舎道を走るうち、だんだん道に穴が増え始めました。まっすぐ通れないので、慎重に穴ぼこをよけながら走ります。
ただ、ジョグジャカルタからウォノギリに向かう道は地図を見ると主要道のはず。あまりにも道が悪すぎます。
おかしいなと思ったら、ドライバーのヨンキーさんが「ミチヲマチガエタ」とのことでした。
来た道を戻ります。
田舎道を走るうちに、夜が明けてきました。
山の向こうから朝日が昇ってきました。
今日はきれいな朝日を拝めました。
農村の朝。いい天気です。昨日ではなく、今日ボロブドゥールに行っていたらボロブドゥールの上から朝日が拝めたのでしょう。
残念です。
私が悔しがっていると、社長のアグスさんが「またジョグジャに来てよ」と笑いながら言いました。
車を止め、しばし朝日を眺めます。
のどかな田園地帯。
今日はいいことがありそうです。
ジョグジャカルタから2時間。朝6時過ぎにウォノギリの街に入りました。
バスターミナルがあります。
大きな看板がありました。
ゴミが落ちておらず清潔で、車の通りも少ない街ですね。
社長のアグスさんも「私この町好き。のんびりしていて、町中でも清潔で過ごしやすいよ。日本みたい」とべた褒めでした。
ウォノギリの住宅街を抜けます。
ウォノギリ駅の出発時刻は8時。まだ時間があるので、町の観光名所の一つであるダム湖へと向かいました。
山道を走り、橋を渡ればダム湖です。
ダム湖の湖面に朝日が輝いています。
ウォノギリのダムは日本のODAにより建設されたそうです。
広大な湖です。
魚が捕れるのでしょう。小さな漁船が湖に浮いています。
湖畔へと続くけもの道を降りていきます。「いい景色でしょう」とアグスさん。
ちょっとした畑がありました。
釣りをしている人がいます。
釣り人に話しかけるアグスさん。
釣り人は浮き輪を膨らませています。湖の中で浮き輪で浮かびながら釣りをするのでしょうか。不思議な釣り方です。
釣り人はたくさんいました。
ウォノギリ駅へと戻ります。朝7時を過ぎ、通勤通学客を乗せた路線バスと頻繁にすれ違いました。
ウォノギリ駅に到着。ドライバーの2人と別れ、駅を探検します。
1日2往復しか走っていませんが、ホームが3面ある立派な駅です。
時刻表。ウォノギリ駅発は6時と8時。ソロのプルウォサリ駅発は10時と12時15分。昼過ぎには終わってしまいます。
夕方まで用事がある人は列車に乗れませんね。
1日2往復しか列車が来ないのに、ウォノギリ駅には駅員が3人もいました。しかも切符売り場のお姉さんがすごく美人。こんな田舎に置いておくのがもったいないですよ。都会に出ていけば大人気になるでしょう。
切符はソロまで数十円と安かったです。
ウォノギリ駅の駅舎。日本のローカル駅に似た雰囲気です。
駅の近くにはバスターミナルがありました。
インドネシアのバスはドライバーが好き勝手に塗装しておりカラフルです。
中には著作権的に怪しいドラゴンボールバスも。
エキゾチックな塗装のバスです。
バスターミナルの一角では地元の人たちが集まる市場になっていました。
のんびりした雰囲気で、とてもいいですね。
派手なバスです。
ドライバーはサッカー好きなのでしょう。
駅に戻り、ホテルでもらった朝ご飯を食べました。パンとリンゴジュース。
食べ終わってホームをうろうろしていると待合室に座っていたおばちゃんから手を振られ、どこから来たのか尋ねられました。
日本からと答えると驚いていたようでした。
駅近くの住宅街をぶらつき、駅に戻りました。
次はローカル線に乗車します。
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ソロの町は迷い込んだ感じがして気になります。